見出し画像

オリジナル(架空)ウマ娘小説『ストレイガールズ』登場人物まとめ

更新情報:2024年1月12日更新
 当ページは、ハーメルンにて連載中のオリジナルウマ娘小説『ストレイガールズ』の登場人物設定まとめです。
連載ページはこちら(https://syosetu.org/novel/265365/)

※ボイスドラマ化企画 進行中※
 現在、本作のボイスドラマ化企画が進行しています。youtubeにて限定公開されています。こちらのプレイリストをご覧ください。よろしくお願いいたします。

 ウマ娘はどうやって生まれるのか……ウマ娘という作品に触れた方なら一度は抱いたことのある疑問でしょう。ウマ娘の母親は基本的にウマ娘らしく、父親の存在もどうやらあるらしい……公式から供給される情報は(おそらく意図的に)断片的で、想像力を掻き立てられます。
 今作は「人間の両親から生まれるウマ娘もごくまれに存在する」という独自設定のもと、様々な逆境に身を置かれたウマ娘たちがトゥインクル・シリーズの舞台へ挑んでいくという青春物語です。史実馬を含め、原作に登場するモブウマ娘等の既存キャラクターは基本的に登場しません。架空のオリジナルウマ娘オンリー作品となります。

 以下、登場人物の紹介画像と補足情報です。
今後連載の進行にあわせて情報は追加されます。
各キャラクターイラストと設定は自作です。
(公式のレイアウトをオマージュしたため、二次配布はご遠慮ください。)


チーム〈プルート〉のウマ娘たち

ルピナストレジャー

画像6

 本作の主人公。名前の意味は「花の名前+宝物」。
 所属チーム:〈プルート〉 所属寮:美浦
 製薬会社の営業マンである父と、看護師の母のもとに生まれた末脚自慢のマイラー。嫌なことは嫌とハッキリ言う性格だが、打たれ弱いところも。
 トレセン学園入学前はヒト生まれであることからランニングスクールへの入団を断られ、代わりに母親が仕事の合間を縫ってトレーナー兼メディカル担当をしてくれていた。
 その指導の下、徹底的にフォームを磨くことで身に着けた蹴り足の乗り換えの上手さが最大の武器。ただし、飛んでくる砂や泥で気が散ってしまうので、ダートと重バ場は大の苦手。
 後述のクラウンセボンとは入学試験の会場で出会ったときからの仲。現在、運命的な出会いをしたホープアンドプレイのことを理解しようと奮闘中。
 毛色は青鹿毛。一人称は「あたし」。

ホープアンドプレイ

 ルピナストレジャーと同じ「ヒト生まれ」のウマ娘。名前の意味は「心から強く願う」。
 所属チーム:〈プルート〉 所属寮:美浦
 本来、人間の両親のもとにウマ娘が生まれることは奇跡的な幸運とされる。しかし、ウマ娘の養育にかかる負担は人間の場合のそれよりも大きく、彼女の両親は、次第にこの幸運を恨めしく思うようになった。
 その後の経緯は彼女自身も周囲の人間も多くを語らないが、結果として彼女は生きるために生家を離れ、養護施設に身を寄せることになった。
 施設での規則正しい生活に慣れているため、無愛想ながら反抗的な態度はとらず、奔放な生徒の多いトレセン学園では聞き分けの良い方である。
 ルピナストレジャーと同学年に編入し、同室、同チームになるという運命的な出会いをするが、同じ生まれながらあまりにも自分と異なるルピナスに対して、なかなか打ち解けられずにいる。
 毛色は芦毛。一人称は「ボク」。

クラウンセボン

画像3

 名前の意味は「王冠+フランス語で『いいね!』」。
 所属チーム:〈プルート〉 所属寮:栗東
 トレセン学園の入学試験会場で同じ班になったルピナストレジャーにひとめ惚れし、以来家族ぐるみの付き合いをしている。
 レースで実績を残した家系ではないが、学業およびライブの授業の成績が大変良いため、入学初年度からライブ要員として複数のチームからスカウトされた経験がある。しかし、走りで優れていない自分が、ランナーとしての才能に恵まれた友人(ルピナス)を差し置いてチーム所属になることに納得できず、固辞し続けていた。
 周囲からは主に「ボン」と呼ばれる。
 毛色は栗毛。一人称は「私」。

レイアクレセント

画像6

 穏やかで清楚なお嬢様。名前の意味は「レイア(冠名)+三日月」。
 所属チーム:〈カペラ〉→〈プルート〉 所属寮:美浦
 新興の名門「レイア家」のご令嬢にして、マイルから中距離まで、優等生タイプの先行脚質で走りこなす王道型のウマ娘。
 同期の同門にレイアフォーミュラという三冠候補がいるために、実家からはティアラ路線へ進むことを期待されている。自らの長距離適性にやや不安があることを知っているので、彼女自身、その判断が間違いではないことは理解している。しかし、レイアフォーミュラに対するコンプレックスから、素直に受け入れることができていない。
 ワケあり者だらけのチーム〈プルート〉へ移籍したことで、実家から考え直すよう説得するメッセージが毎日のように届いているが、現在すべてブロック中。お嬢様は反抗期中である。
 毛色は鹿毛。一人称は「私(わたくし)」。

テンダーライト

画像5

 名前の意味は「柔らかな光」。
 所属チーム:〈デネブ〉→〈プルート〉 所属寮:栗東
 本来、チーム〈デネブ〉のサブトレーナーの担当ウマ娘となるはずだった。しかし、〈デネブ〉のチーフの判断により契約が白紙にされ、契約を引き継ぐ形で〈プルート〉へ流れてきた。
 逃げウマ娘ではあるが、本人の気質としては前へ行きたがる癖があるわけではない。ウマ込みにトラウマがあるため、逃げざるを得ないだけである。単走が得意なわけでもないため、溜め逃げという戦法を取ることになる。
 毛色は鹿毛。一人称は「私」。

ショコラレイン

 名前の意味は「チョコレートの雨」。
 所属チーム:〈プルート〉 所属寮:栗東
 二人姉妹の妹で、五歳年上の人間の姉を持つ。
 母譲りのスピードをフルに活かした優秀なスプリンター。実は姉も人間の短距離走で高校生時代にインターハイ制覇するなど、スプリンター一家である。運動だけでなく学業も優秀で、完璧と褒めたたえられた姉のことが大好きで、自分も姉のように完璧な選手になりたいと夢見ている。
 血統にとらわれることなく夢に挑んでいるルピナスの姿に感銘を受け、学園での憧れの先輩としている。
 身長はそれほど高くないものの本格化は早く、チーム加入時にはすでに本格化を迎え始めている。
 毛色は黒鹿毛。一人称は「私」。

河沼ナギサ

 チーム〈プルート〉のトレーナー。24歳の若さにして、チーフへと昇格した。そのわけは、父であり前任のチーフだった河沼シゲルが、所属ウマ娘への禁止薬物投与事件を起こし解雇されたためである。
 チームからは所属選手が次々と脱退し、存続の危機となっていたが、なりふり構わず各方面からワケありのウマ娘たちをかき集めることで、なんとかチームの体を整えることに成功した。
 かつての師である父はステイヤーの育成に定評があり「長距離の河沼」と呼ばれていた。その教えは不本意ながらも彼女にも受け継がれており、良血や才能に頼らず、選手の運動データと作戦を駆使した育成を志向している。
 学生時代に器械体操の経験があり、ウイニングライブ用のダンス指導も行えるアクティブなトレーナーだが、致命的に音感が無いため、歌はからっきしである。
 チーム〈デネブ〉のサブトレーナーである岡島ガクはトレーナー養成課程の同期である。

その他のウマ娘たち

トーヨーメリッサ

名前の意味は「トーヨー(冠名)+蜜蜂(ギリシャ語)」
所属チーム:〈デネブ〉 所属寮:栗東
 古豪チーム〈デネブ〉に所属する、勝ち気なウマ娘。マイルから中長距離までこなす幅広い距離適性を持っている。
 三冠路線に進むことを嘱望されていたが、本人の希望でティアラ路線に進むことになった。そこには、彼女なりの狙いがあるらしい。
 実は名家のお嬢様だが、家は放任主義の方針をとっているため、割と自由に好き放題やらせてもらっている。
 小学生の妹がふたりいる。
 脚質は差し。毛色は黒鹿毛。一人称は「アタシ」。


レイアフォーミュラ

名前の意味は「レイア(冠名)+必勝法」
所属チーム:〈カペラ〉 所属寮:栗東
 世代最強と言われるウマ娘。レイア家の最高傑作と呼ばれる逸材。新入生歓迎イベントのエキシビションレースで大差勝ちをおさめ、その後も上級生に勝利するなど、その怪物ぶりは学園内に知らぬ者なし。
 三冠候補であることは揺らがないが、模擬レースでホープアンドプレイというヘビーステイヤーと出会ったことで、クラシック最後の一冠である菊花賞への対策をより意識するようになった。
 幼なじみのレイアクレセントとは常に切磋琢磨してきた仲だが、トレセン学園に入学してからというもの、疎遠になりつつある。
 実は授業中の居眠り常習犯。毛色は鹿毛。一人称は「私」。

パレカイコ

名前の意味は「極楽鳥(ハワイ語)」
所属チーム:〈カペラ〉 所属寮:栗東
 ルピナスのクラスメイトにして、チーム〈カペラ〉でレイアフォーミュラとしのぎを削るウマ娘。両親ともにスポーツエリートという家系に生まれ、血統にも体格にも恵まれている。
 身体は大きいものの、基本的にはLOVE&PEACEな性格のウマ娘で、ホラー映画やケンカなどは苦手。それでも、レースとなれば真剣勝負がモットー。大好きなパパの言葉である「スポーツとは平和な世界でこそできる闘いである」に感銘を受け、誇りとしているためである。
 日系のママ、ハワイ出身のパパという家族のため、日本語と英語のほかハワイ語も少しこなすトリリンガル。
 クラスメイトからは「カイ」と呼ばれ、同室のクラウンセボンとはちゃんづけで呼び合う仲。毛色は黒鹿毛。一人称は「ワタシ」。

モモイロビヨリ

 名前の意味は「花の季節+日和」。
 所属チーム:〈シリウス〉 所属寮:栗東
 幼いころから英才教育を受けて育ったエリートウマ娘。周囲からの期待には阪神ジュベナイルフィリーズを制することで早くも応えてみせた。
 三冠路線へ進むと宣言したレイアクレセントとは、戦法もエリートということも共通していることから、密かに勝負してみたいと思っている。
 脚質は先行抜け出し型。

オリンピアコス

 クラスの学級委員長。やたらと格言を引用しながら演説のように話す。何かと仕事を買って出るので、みんなから体よく使われているが、本人はそれが嬉しい。チーム〈カペラ〉所属。

グランドネスター

 ルピナスたちの2世代前のクラシックで2冠を獲得し、同年の有馬記念も制し、年度代表ウマ娘に選ばれた。現在休養中。チーム〈シリウス〉所属。

レリーダンス

 ルピナスたちの1世代前の皐月賞ウマ娘。チーム〈カペラ〉所属。

その他の大人たち

河沼シゲル

 ナギサの父。ステイヤーの育成に定評があり、菊花賞、阪神大賞典、ステイヤーズSなど数々の長距離重賞を獲得。残すは天皇賞春のみだった。
 血統ではなく、ウマ娘本人の素質を重視する性格で、近年では珍しいタイプのトレーナーとして語られていた。しかし、その裏で担当ウマ娘へ禁止薬物を投与するなどの不適切な行為を行っていたことが発覚、資格を剥奪され、URAから永久追放の処分を受ける。原因は年々進むスピード化への対応の遅れと、春天を取れないことへの焦りからだった。
 娘であるナギサをホープアンドプレイと引き合わせることに一役買った。

岡島ガク

 ナギサと同期のトレーナー。23歳。チーム〈デネブ〉のサブトレーナー。トレーナー養成課程での成績は首席で、ウマ娘たちからも信頼されているが、家系にウマ娘関係の仕事をしている人間がおらず、人脈に乏しい。自分を拾ってくれた〈デネブ〉のチーフトレーナーには感謝している。

サカイ

 ホープアンドプレイが身を置いていた児童養護施設の施設長。ウマ娘の保護児童という珍しい存在に対応できる施設がなく、各地の施設を転々としてきた彼女のために、スタッフ全員でウマ娘についての勉強会を開いた。ホープアンドプレイの生い立ちの詳細を知る、数少ない人物のひとりである。彼女自身の自立につながると考えているため、トレセン学園への編入にはとても喜んでいた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?