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South Osakaに発見した天然素材!Toyopita Whichの曲を聴け!

10秒で高品質なMVが作れるアプリ「ムビート」を提供している株式会社クロスフェーダーの名波です。よろしくお願いします。

今日は、8小節トラックアワードで18位入賞されたToyopita Whichさんのインタビュー記事です。

まずはToyopita Whichさんの「False Love (Short Ver.)」をお聴きください。

(動画は、当社アプリ「ムビート」で作成してます)

超秀逸、オシャレでChillなサンプリング Hip Hopです。

実は、というほどのことでもないのですが、1990年代のサンプリング Hip Hop全盛期に私、青春時代を過ごしておりまして。なので、この曲を聴いたときに一瞬でToyopitaさんファンとなりました。この記事を書くにあたっての思い入れは割と強いものがあります。

ここで、審査員の方々のコメントです。

クボタマサヒコ -”各音ネタの使い方がお洒落で、海外プレイリストでも耳にしそうなクオリティです。”
SEKITOVA -”今回のエントリーの中でも1,2を争う技術力の高さ!全てのピースが完璧にハマってます。ボトムのリッチなところのやり方教えてくれ〜!”
Moonbug/Novoiski −”お洒落、高クオリティ、ハイセンスの3拍子。ミックスうまいですねー。空間系の使い方も抜群。”

私の思い入れを排除すべく審査員のコメントを列挙してみましたが、どの方も絶賛です。

とにかく聴いてください。

始まりは姉に教えてもらったレゲエ

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Toyopita Whch -”ケツメイシ、EXILEから音楽リスナー生活をスタート。大阪の南部はレゲエが盛んなのもあるが、クラブ通いしていた6歳上の姉からの強い影響でレゲエを聞き始めた。小・中・高と日本のレゲエを聞いて育った。”

大阪南部でレゲエが盛んとは知らなかったです。本場と風土が似ているのでしょうか。小学校からクラブミュージックを聴ける環境はうらやましい。

制作するにあたって聴き込んできた音楽の量の蓄積が問われますしね。特に優れたMIXを支える耳はこれにより生まれたと思います。

地元の先輩によるMPCの手ほどき

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Toyopita Whch -”地元の青年団で、一回り上の先輩がMPC使いのHip Hopトラックメイカーだった。働き始めるようになった頃、曲を作りたいとポロッと言ったら、作れるでと。その人に聞いて機材を揃えた。その方のお兄さんがバンドのギタリストでサマソニに出ていて、音楽の話をしてもらったりしたこともあった。

MPCをご存知ない方にご説明。AKAIというメーカーのMPCというサンプリングマシンのことです。サンプリングしてパッドを叩くことで音楽を作ります。30年以上の歴史があり、中でも3000(型番です)が特に人気があります。現在生産されていないので中古で手に入れる必要があるのですが、高い!

数々の有名Hip Hopトラックメイカーが使っていた機材となります。Toyopitaさんは現行品のMPC Studioを使っておられるとのこと。

本題に戻ると、ここまでの話で、Toyopitaさんが生まれ育った地域の音楽人材の厚みをひしひしと感じますね。レゲエは共通言語だし、トラックメイカーが身近にいるし、プロのアーティストも輩出しています。音楽アーティストToyopitaさんは生まれるべくして生まれたと言えます。

元ネタを探して地元のレコード屋通い

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Toyopita Whch -”ビートを作るようになってから元ネタを探して1970年代のソウル、ファンク、ディスコのレコードを掘り出した。最初は、苦いコーヒーを飲むような感覚で無理して聞いていた。地元のレコード屋で9割ジャケ買い。”

MPCに続いて、ここでも補足したいのですが、その地元のレコード屋というのがまた素晴らしいのです。

SUPER STAR RECORD

店内の様子です。すごくないですか?10万枚の在庫があるそうです。かのMUROさん(Wiki)も来たいと言っているそうです。

このようなレコード屋が地元にある。ここでも大阪南部の音楽文化の厚みを感じられます。

繰り返しになりますが、トラックメイカーToyopitaさんは生まれるべくして生まれました。

90’sサウンドをほとんど知らないだと?

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後日、とんでもない話を聴きました。

Toyopita -”1990年代のHip Hopはほとんど聴いていない。”

衝撃の事実です。その時代の音楽ラブどっぷりの私のハートを射抜いたこの曲には1990年代の曲の影響がないのです。昨今のLo-Fiブームを受けてトラックメイクしているとのことですが、どうしてそんなことが起こるのか?本当に不思議でなりません。

いくら地元の分厚い音楽文化で育ったとは言え、くどいですが信じられません。

ここで私は思いました。Toyopitaさんに90’s Hip Hopをたくさん聴いてもらったら一体どうなるんだろう。ものすごいことが起こるのではないか?熱い期待を込めて、速攻で大量のプレイリストを送らせていただきました。

今からワクワク感が止まりません。Toyopitaさん!頑張ってください!
偉そうなことを書きましたが応援してます!

こっそり彼のSoundCloud貼っておきます。

ムビートのご利用はこちらから!

冒頭で紹介した動画は、弊社アプリ「ムビート」で作れます。
ご興味のある方はインストールお願いします!

今日は、8小節トラックアワード18位のToyopita Whichさんってこんな人だよというお話でした。



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