プレゼンテーション1

【探訪記】2/1 レスターシティvsチェルシー プレミアリーグ

さて、今回は2020年2月1日に行われたレスターシティvsチェルシー プレミアリーグを探訪してきました。

レスターシティをメインに探訪記を書いていきたい思います。

メンバーは以下のようです。

プレゼンテーション1

レスターのシステムは4-1-4-1でした。

【マイボール時】
・両SHの15番バーンズと17番ペレスが主にハーフスペースへ位置取る
・さらにそこからハーフスペースから裏へ抜ける
・SBの3番チルウェルと21番ペレイラがワイドの高い位置を取る
 この状況が多かったですね。

ただし、1-1に追いついたシーンは
・IHの10番マディソンが下りて受け→相手ボランチのいたスペース発生
・そこにIHの8番ティーレマンスが入り込み受け
・ワイドに開いた左SHの15番バーンズへ渡しカットインからのシュート
 にてゴールを決めるなどのバリエーションもあります。

そして、2-1と勝ち越したシーンも
・左SHの15番バーンズがワイドゾーンを活用し、内向きでボール保持
・そこからCFの9番ヴァーディへパス
・そのパスの移動中に3番チルウェル(左SB)がインナーラップ
 したことをきっかけにゴールをしました。

このようにパターンが固定化されていないのは「味方」を観て、「相手」を観てスペースを活かし合っていることが習慣化されていることの証拠と思います。

このようなゲームを観ると、
・パターンの固定化ではなく原則化することの重要性
(左SHはここにいなさい!ではなく左SHがここにいたら周りはこうしよう!などの禁止事項ではなく、正解をたくさん作るための原則)
・スペースを生み、活用することの重要性
を強く感じます。
 
【非ボール保持時】
・基本的には4-1-4-1のブロック
・ミドルゾーンでボールを奪うためのプレッシング
・9番ヴァーディCFが両CBを遮断し、サイドへ誘導する
・一度サイドへ追い出した後、もう一度CBに帰ってきたボールには17番ペレス右SHが出ていくこともる
・SBがサイドへフィッシングされたときは10番マディソンIHがCBとSBを埋めに来ることとその分CBがスライドして20番チョウダニーDHがCB間を埋めることも
・サイド突破された時はDFライン全体でゴール前のスペースを消していく。
(6番エバンスCBのポジション取りが絶妙。さらにクロス対応後のラインアップへの切替の速さも素晴らしい。)

【セットプレー】
・準備が遅く、良いポジションからボールを待ち受けることできない。
(その辺はチェルシー側も予測していたかな。)

【今回学んだこと】
☆スペースを生み活かすこと。さらに相手にとって規則的でないこと。
☆SBがフィッシングされたときの解決策を用意した方が良いこと。
☆サイドを突破されたときのスペース消しと対応後のプレー。

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