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登山記vol.10 大岳山

"THE NORTH FACE"
創業者であるダグラスさんが2015年にカヤックの転覆による低体温症が原因でお亡くなりになられたそうです

問題はその場所
チリ南部の"パタゴニア"という地域だそう
数奇な運命を感じざるを得ないですね

この流れで
コナカの創業者も港区"青山"で亡くなってたりして
なんて不謹慎な検索をしてたら電車を乗り過ごしていました
しかも2駅

いやバチ当たりのスピード感!


さて
今回は明日の合コンでも使えない、純度100%のどうでもいい情報からお届けしてみました


話は変わりますが、私ネイチャーTaku、、、

今回の登山記vol.10を以って
念願の奥多摩三山の制覇を成し遂げました🔥

登山やっていない人はおろか
バチバチの山人(やまんちゅ)でも、さして興味の湧かない程度のマイナーな山ですが
"ビッグボス"の野口健監督にお近づきになれたような気がして、有頂天甚だしいのであります!


そんな奥多摩三山ラストの山
大岳山(おおたけさん)に登ってきた様子を写真を交えながら晒していきます


▼大岳山(おおたけさん、おおだけさん)
東京都 奥多摩地区
標高1,266m
11月中旬
晴れ
車
ソロ

ルートは大岳鍾乳洞からのピストンを選択
御岳山(みたけさん)から登るルートが一般的ですが、人気なので人混みを避けたいのであえてこのコースにしました

私が崇拝して止まない登山YouTuberである極上兄さん

https://youtu.be/lgBz7ZZiNQQ

同じ大岳鍾乳洞から登っていたので極兄巡礼も兼ねてます

大岳鍾乳洞駐車場


実は、前回の大菩薩嶺(だいぼさつれい)で駐車場が溢れかえっているのを目にして
車が停められないんじゃないか病にかかりまして、、

前日に大岳鍾乳洞に連絡して
駐車場を後払い1,000円で借りる契約を交わしていたのです

開店前の大岳鍾乳洞


営業前とはいえ勝手に停めてレッカー移動でもされたら歩いて家帰るの丸1日ぐらいかかりますからね、抜かりなくいきましょう

8:30にはレッツスターティンです👉

小滝


登山口までは舗装されたアスファルト
小滝という蛇口を捻ったような可愛い滝を横目に進みます

大岳キャンプ場


道路沿いに大岳キャンプ場がありました
車とテントが数ヶ所、皆さん朝ご飯作りに勤しんでいます🍳

鍾乳洞側登山口


15分ほどで登山口に到着


余裕で停めれるんかい
戻ってここに停め直そうかと思いましたが、連絡先も伝えてるしお金だけ請求されても嫌なんでそのまま行きます🥲


ここが入り口です
気合い入れて準備運動をしていると、、、


お爺様「お早いですね〜
車どこに停めたんですか?」


推定75歳のお爺様に声をかけていただきました
同じタイミングで登山開始のようです


Taku「鍾乳洞の駐車場借りましてね、こっちにも停められたんですね〜」

お爺様「鍾乳洞停めたの?だめだよあそこ、登山の人はあそこ停めたらだめなのよ」

Taku「いえいえ、停めさせてもらう予約・・」

お爺様「いや、本当なら有料だよ?だめだよ、お金払わないと、払ってないでしょお金」

Taku「いや、あの、、営業前だから下山してからお金払う約束してるんですよ、後払いでね」

お爺様「そうなのー、しかし今日は天気がいいですねー」


私の何を見て駐禁野郎と決めつけられたのでしょう、、
そして誤解が解けてからの切り替え
天気の話題じゃ誤魔化し効かないぐらい、犯罪者を見る目をされてます👁

ただ、このような方のお陰で日本の平和は保たれているのかもしれません
悪い気は捨てて尊敬することにします🙇‍♂️


Taku「て、、天気、、いいですねー、あの、準備運動してから行くんでお先どうぞ、、」



もうスタート直後からタジタジです🌀
しかも山で悪さをしないか警備するためなのか、一緒に登ろうと並走してきたのでさすがに先に行ってもらいました

人が少ないルートを選択したのに
危うく下山まであのお爺様に同行されるところでした


気を取り直して警備のお爺様の気配が完全に消えてからスタートです


これまでの奥多摩の山達と同じく自然豊かな登山道


沢沿いの道はやはりいいですね
自宅の廊下にも沢を設置していいか、マンションの管理会社に聞いてみることにします


橋もしっかり
人が少ない割にバッチリ整備されています

大滝


ここが大滝
駐車場の近くの小滝に比べて音と迫力が別物です
しっかりマイナスイオンで癒されます

滝の上を通過するこの橋は激注意です
40度前後の下り傾斜にスケスケの板
雨の翌日なんかはスッテンコロリン
大滝小滝を経由して八王子まで転がっていく勢いです

その後も沢を渡ったり戻ったりしながら頂上を目指します

登り始め30分ほどで完全に登山道を見失いましたが、この岩を越えて直進するのが正解でした

登山口で警備のお爺様と遭遇して以来、誰とも会っていないので
先行く方がいない分慎重に進みます
次はどんな疑いをかけられるかヒヤヒヤもんなので、また会わないようにゆっくり進みます

暫くすると沢に別れを告げて本格的な登山道に



古いですがしっかりした階段
コケもいい味だしてます

と、ここで!!
この藪の中からさっきの警備のお爺様が再登場!!

(おいジジイ!そこ、登山道ルートでもなんでもないただの藪だぞ!!)

↑心の声です

本気で熊か猪でも出たかと焦りました💦


Taku「おとうさん!そっちルートじゃないでしょ!?」

お爺様「いやー、こっちかと思ったら違ったね、どっち??」

(いや、どっち??じゃねーわ!笑)

Taku「こっちですよ、ルート!」

お爺様「参った参った、30分くらい損したかな笑?」

どうやらこのお爺様
聞いたところによると地図もアプリも使わずに感覚だけで登る、超ドM体質の登山家だったようで

結局このあと30分ほどルート案内しながら並走して身の上話しにお付き合いしました
68歳、登山歴約8年、おすすめの山は奥多摩の日の出山、大岳山は2回目、関東の低山を中心にハイクされているそうです
推定75歳とかいってすみません

息子さんに勧められてスマホ使ってるけど登山アプリの存在をご存知なかったそうで、説明してあげたら喜んでくださいましたが、感覚で登ることに快感を覚えていらっしゃるそうです
(さっき確実に遭難しかけてましたけどね)


思い返せば勝手に駐禁野郎の目で人見るし
全くの藪の中を登山道だと勘違いするし
人と道の見る目がない側の方なのかもしれません


遭難したとき迷惑をかけるのと、ご家族に心配させてしまうことなど
みっちり説教してやりました
地図と登山アプリの大切さを認識してもらえたと思います


遭難上等のお爺様とお別れして急登と尾根道を経て


1時間半ほどで、、、きました!
大好きな富士様❤️
都内からこんな綺麗に見れるとは、想像以上でした

そして登山開始2時間ほどで

どーん!


大岳山登頂と共に、奥多摩三山制覇です!

さすがに頂上には人がいましたね、天気にも恵まれ遠くに富士山、最高です

軽く休憩してから下山開始です

大岳神社


こちらは大嶽神社
狛犬が珍しい生き物ですね


大岳山荘


すぐそばに大岳山荘
すでに閉鎖しているそうですが万が一のためなのか、ドアは開放されていました


今回は来た道を戻るルートですが
時間と体力に少し余裕があるので遠回りして帰ることにしました

30分も歩けば元の道に合流できるルートがあったので急遽予定変更です


ガチピストンだと景色が変わらないので飽きますからね、余裕があるときはこんなんもありでしょう


これは1964年のほうのオリンピック記念ですね


古びた橋がトランスフォームされています
過去と未来の融合をイメージしたのでしょうか


と、ここで
下山開始から1時間以上経過していました


あれ?
元のルートに戻る道があるはずだけど
なかったはず、、、

なんと、登山アプリを頂上で一時停止して再開するの忘れていて

急いでアプリ再開させると完全に通り過ぎてました
いつのまにか御岳山に向かうルートを進んでいたようで、すぐに引き返します。。。

警備のお爺様にあれだけ地図の重要性を説いてたのに、、、
30分ぐらい損したかな?笑
お爺様のあのセリフを小馬鹿にしていたあのときの自分を助走つけてぶん殴ってやりたい気分です


結局30分ほど戻ってみると、元のルートに合流する道は廃道になっていて
最終的に神社と山荘の場所までまた1時間以上かけて戻りました、、、

時刻はすでに14時
下山開始から2時間以上経過しています


意気消沈と疲労からそれ以降撮った写真は
この1枚、魚に励ましてもらって今回の山行をなんとか無事に終えました🐟

当然、鍾乳洞に寄ってきちんと駐車場代払って帰路に着きました笑


ーーー

最後までご覧いただきありがとう御座います!

今回は奥多摩三山制覇、大岳山の様子をお届けしました
コース的に人も少なく自然豊かで滝や橋、沢や富士山と、大変味わいのある山行になりました

鍾乳洞に車を停める際は事前の予約とお支払いをお忘れなく
そして警備のお爺様に遭遇した際は予約した旨を事前にお知らせの上、遭難しかけていたら是非お声がけをお願いします

次回はさらに富士山の近く
山中湖のすぐそばに位置する、石割山(いしわりやま)へ登った様子をお届け予定です✌️

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