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ラッパーの方々のバーベキューに参加した20歳の頃

こんばんは!ネイチャーバーガー笹本です!たますぃ!

note投稿第二弾です。

今回は僕が20歳の頃の出来事で、今の僕を作るきっかけとなったお話をさせていただきます。



僕の地元の友達で、当時DJをやっていた友達がいました。

そいつが当時所属していたヒップホップクルーの主催でバーベキューをやるから良かったら来ないか?というお誘いを受けました。

絶対に行きたくなかったから適当な嘘つこうとしたら

僕の家にピンポンが鳴って、玄関にそいつは立っていました。


絶対に来ないと思ったから先手を打ったとのこと。

ダチ、まじ、半端ない。


そいつの持っている外車で千葉のほうまで車で向かいます。




途中コンビニの駐車場でラッパーの人たちと合流。




真っ黒い外車が次々とファミマの駐車場に止まっていき、中からラッパー人たちが降りてきました。



思ってた数倍も見た目が怖い。




全員サングラスとタトゥー。


歩くたびにウォレットチェーンと、何に使うかわからない大量の鍵と、アクセサリーがガシャガシャ言う。


あと横に連れてる女性もみんなレゲエダンサーのような見た目でエロすぎ。


とにかくファミマの前がかなり異質な雰囲気になっていました。


僕は車の中から一歩も出ずにフロントガラス越しに、映画を見るようにその景色を見ていると友達が助手席の窓を叩き




「はやて(僕の名前)ちょっと挨拶いこうよ!」



だよね、そりゃそうだよ、バーベキュー代はクルーの人たちが出すって言ってくれてるんだもん。そりゃ挨拶行くよね。



「おう!是非挨拶したい!」





別にビビってないですよ、みたいなテンションで二つ返事で快諾したけど、完全に自分の息がクサくなってきていることには気付いてた。


ヒップホップクルーのリーダーの方と対面。
身長190センチぐらいあるアメリカかどこかのハーフの方。とにかく体がデカい。




「こいつおれの地元の友達で、めちゃくちゃ面白いやつなんで連れてきました!」


こいつはなんの悪気もない。本当に面白いと思ってるから連れてきてくれてるもんね。
でも今日だけは面白いって言わないで、もういないことにして。



「そうなんだ、よろしく!」



極太の丸太のような腕と握手。


一発ギャグやれよとか言われなくてよかった。さすがに大人だった。良い人。




車に乗り込みバーベキュー会場へ向かう。


到着するとすでに準備をしてくれている人たちがいた。
見た目みんな怖い。



とりあえず居場所もないから肉を焼くのを手伝う。


無言で肉を何枚も焼いていると、クルーの皆様がビール片手にフリースタイルラップをやり始めた。



みんな見てーのテンションじゃなくて、テーブルを囲んで3.4人で会話してる流れからいきなりやり始めた感じ。


「今日のBBQ、気持ちいい、Feel so good」


みたいな感じだったかな。

とにかく当時の僕には衝撃的すぎた。



え、これなにが楽しいの??




みたいな目で見ちゃってた。

けど誰一人笑ったりするわけでもなく、真顔でやってたから、バカにするとかできなくてただ肉焼いて、たまにそっち見てを1時間ずっとしてた。



バーベキュー終わった後みんなで記念撮影。
その写真がかなりイカツイ写真だったから、さすがに後日大学で自慢した。


ラッパーの方たちは、今日来てくれてありがとう、曲できたらまた何かにあげるからcheckしといてな、みたいなこと言ってくれた。


怖すぎたけど、みんな家族がいたり、優しかったり、普段は普通の仕事してたりで、すごく人間味に溢れていて、この時にラッパーへの見方が変わった気がする。



帰りの車で、友達がふざけて



「はやてもフリースタイルラップできんじゃね?」


と唐突にニヤケながら言ってきた。


僕は昔からこのむちゃぶりに弱い。
できないなんて言ったときのガッカリされた顔がとにかく見たくなくて




「できるよ、当たり前じゃない?」


0.0001秒の間もなくすぐ答えてしまう。



すると車内に流れ始めたヒップホップビート。


運転してくれる友達のワクワクした表情。


「yo....yo.....」




手探りでフリースタイルラップ披露。ヤケクソ気味のフルテンションフリースタイルラップ。
今日の1日の出来事を音楽に乗せてほぼ奇声あげるだけみたいな内容だった気がする。




友達大爆笑。




「え、結構できんじゃん!!!まじラッパーになりなよ!」


その日からその友達に会うたびに音楽かけられてフリースタイルラップを披露させられた。



その友達喜ばせたくて、めちゃくちゃ日本語ラップ聴くようになって、ラップを生で見に行ってみたり、DVDを買ったりして勉強したりして、







気付いたらむちゃんこハマってた。



それが今まで続いて、最近ラップやってる動画をTwitterにあげてた。
あんなにラッパーの人たちをバカにしてたのに。


ラップはすごく偏見のあるカルチャーだけど、死ぬほどかっこいいし、弱い人間が強い人間に勝てるという点ですごく芸人と似ている気がする。


だから芸人でハマる人多いんだね。


20歳の頃、あのバーベキューをバックれてたらいまだにアニソンとアイドルの曲ばっか聴いてるだけになってたかもだから、行きたくない場所に飛び込んでみるのは大事なことだと今になって学びました。




ヒップホップ最高!yeah!!



皆さんも行きたくないところには逆に行ってみるのもいいかもしれないですね!


それではまた!
ヒップホップたますぃー!!!


よろしければサポートしていただけたら嬉しいです!明日を生きる糧になります!!是非たますぃー!!!!!