土の声を聞きなさい

ぼくは陶芸教室に通っています。

きっかけは「自分で作った茶碗でご飯が食べたかった」から。

茶碗、お皿、コーヒーカップなど願望実現しました。

しかし、陶芸から美学というものにひかれだしてきました。

小学生の頃から「自分は絵が下手だ」と勝手に思っていました。

褒められたり、賞をもらったこともありましたが
「書きたい」とか「ワクワクする」とかなく
中高も美術や音楽はやる気が起きなかったです。

楽器の試験に全く練習せず、みんなの前で引いたのを覚えています。

潜在意識の中で、「ぼくのことはほっといて!」
って言ってたのでしょう。

ですから、ぼくにとっては大成長です。

形の美しさにはまだまだですが
釉薬の美しさ
土から作るものの暖かさ
を感じており
辞めることができません。

本当は次のステップで「書道」を考えていました。

ある時講師の先生が
ぼくが苦心していると
「土の声を聞きなさい」
とおっしゃいました。

土の声を聞く

どういう意味だと思いますか?

これは
土の状態に合わせて力を入れる

という意味で

作ろうという意識が強すぎて、土の状態に反発している

と、ぼくに注意されたのです。

この時自分の作りたいというエゴが自然との解離を作っていると感じました。

この時から「自然とエゴの関係」について考えるようになりました。

エゴが強いと自然は反発する。

自然にとって人のエゴは支配力に繋がる。

だから、それをフラットにする力がかかる。

確かにこの地球上で支配しようとしているのは人だけかもしれない。

あのライオンでもお腹がいっぱいの時は他の動物を見ても知らん顔だもんな。

自然にはフラットな立ち位置で向き合うのが良いかもしれない。

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