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ブギワン 旭川紀行編#3

どうも、サイゼリヤの間違い探しの絵で3年詰み続けているおじさんです。

それは冗談でして肝数値高男です。

スターダスト☆レビューの「ブギウギ ワンダー☆レビュー」ツアー、この春に北海道は4公演連続で参加したのですが、その思い出話。今回は旭川編の話の続きでございます。

駐車場に車を停めて、会場までトボトボ歩いて行きます。まもなく、大きな通りに出て、信号で待っていると、周囲に同じように信号待ちをする方がどんどん集まって来ます。ほとんどの方が、俺と同じように市民文化会館に向かっております。もしもこれが X JAPAN のライブだったら急にデカい声で「お前ら気合い入れろー!We Are〜?」って叫んだら全員「X〜〜!」って叫ぶんでしょうけれども、スターダスト☆レビューはそういうバンドではないので、これをやった瞬間にオマワリが俺のところにすっ飛んで来ますので我慢しました。

通い慣れた市民文化会館の入り口に入ると、結構な広さのロビーがあるんですけれども、スゲー人。別にアレですよ、「スゲー人」って、身長が3m あるとか、2秒に1回バク転をし続けている超人的な人で溢れかえっているとかそういうことではなく、とんでもない数の人がいるということでございます。どこまでも、人人人。

自分の居場所を見つけるのが大変なくらい、ロビーに人人人!!!
すでに開場時間になっていて4列に並んで入場もしているようですが、それにしてもものすごい列だ。
この会場のロビーがライブ前にこんなに賑わっているのを見たのは、2019年の「還暦少年」の時ぶりだろうか。
コロナ禍という時代があったことを忘れてしまうほどの人、人、人!!!

それもそう。この会場のキャパは1548人で、なんと今日は SOLD OUT!
この空間に1548人近くの人がいるんですから、そりゃすごいことでございます。

たくさんの人にビビりつつも、とりあえずトイレに行きます。尿意の方はまだ40パーセントくらいだったんですけれども、こういうのは出せる時に出すべきです。
この会場に20年も通い続けているので、トイレの場所も完全にマスターしております。正面から入って、向かい側にある階段を降りたところに、トイレがあります。

そこにも長蛇の列ができておりまして、俺が知らないだけでトイレでも誰かのライブが行われるのかな?と思ったら、それは女子トイレの前にできた列でございました。
一方で男性トイレはめちゃくちゃ空いています。
男子トイレ、女子トイレそれぞれのドアが隣り合っていて、俺は男性なので男子トイレ側しか見れていないんですけれども、そんなに広くない空間です。

ドアを開けてすぐ左側に小便器があります。トイレに入ってすぐにズボンのチャックを開けて、アレをボロンと出してしょんべんをするわけだ。
俺が用を足している間にも、男子トイレには数秒おきにトイレ利用者が中に入ってくるのですが、その都度ドアが開くわけだ。
しょんべんをしている最中、向かって左側のドアがたびたび開いてドアのすぐ外には、女子トイレに並ぶ女性たちがいるわけ。
決してみなさん誰1人ととして、こっちを見ているわけではないんだけれども、あの瞬間がどうも恥ずかしいんですよね〜。誰も俺のことを見ていないし、というか俺気持ち悪いし!そんなことはわかっているんですけれども、顔を赤くしながら用を足しました。

今回参加したスターダスト☆レビュー北海道ライブ。それぞれの会場に新しい古いがありますが、一番新しいのが「札幌文化芸術劇場 hitaru」で、2019年に完成した劇場となっておりまして、まだ出来て5年の会場です。
完成の数年前に、創成川のあたりを散歩している時に、工事中の「札幌文化芸術劇場 hitaru」を見て、いつできるんだろう〜ここに来ることはあるのだろうかと、完成を楽しみにしていたものです。

その次に新しいのが「新冠町レ・コード館」で1997年に出来た施設なので、もう27年前の建物です。それなりに歴史のある建物です。
3番目に古いのが「釧路市生涯学習センター まなぼっと幣舞」で、こちらは1992年に出来た施設だそうです。32年ということは俺と同世代ということになります。

そして一番今回の「旭川市民文化会館」が一番古い施設になるわけでございますが、こちらは出来たのがなんと1975年!相当古いってのはなんとなく知っていましたが、まさか50年の歴史があるとは!
それだけに古い建物ということもあってか、トイレなどには少々不便なところがあるのも正直なところでございます。
男性の場合、トイレに入って小便器の前に立って、ズボンのチャックを開けてアレをボロン(2回目)と出せばすぐに用を済ませますが、女性の場合倍以上の時間がかかってしまいますので特に大変です。

旭川市民文化会館のことをあらためて調べてみたんですけれども、2021年12月4日に小ホールの緞帳が落下するという事があったそうです。原因はやはり、緞帳を吊るす紐が経年劣化によるもの。点検の結果、スターダスト☆レビューがいつもライブで使用している大ホールの緞帳にも落下の危険性があるとのことで、同年の12月9日から大ホールが一時使用停止に。
ちょうどこの年の10月に、前回のツアー【スターダスト☆レビュー 40周年 ライブツアー「年中模索」~しばらくは、コール & ノーレスポンスで~】が行われた後ということもあり、タイミングが結構近くてビビります。
ライブ中にもしも何かがあったらそれは大変な事でもありますし、もしもライブ前に同じような事があったらライブは延期、下手したら中止になってしまっていたでしょう。 老朽化による運営への支障が現れることに加えて、耐震性が不足している問題なども浮上したこともあって、旭川市では2022年より検討会を開き、今後の方向性を検討し、翌年に「代替施設の新設」を主軸とした案を公表したんだとか。
新施設については、現在の施設の建替以外にも、市内の別の場所への移転なども考慮しているとのこと。

と、Wikipedia から転載しまくりの説明になってしまいましたが、今市民文化会館はこうした問題に直面しているそうな。
そりゃ50年も歴史のある建物ですので、仕方ないことではあります。
あの「中野サンプラザ」も、50年くらいでついに閉館しましたから。
確かに、何かあって怪我人が出るレベルの事故が起こったら、洒落にならないので、必然的にこうなってしまうのはわかるんですけれども、個人的にはやはり寂しいものでございます。
2003年に俺はこの会場でスターダスト☆レビューというバンドをはじめて観ました。同時に、生まれてはじめてプロのミュージシャンを生で観た瞬間でもあります。

毎回この会場でスターダスト☆レビューを見続けて20年以上。そりゃ思い出の量が半端ないですよ。
根本要さんがライブの MC でいう言葉に、好きな言葉がありまして、全国でいろんな会場で演奏をすると、その場で鳴らした音が、会場の壁に染み付いていくような感覚がある、というのです。
新しい会場は、まっさらな壁に自分達の音が染み付いていくよう感じがするし、何度も来ている会場は、これまでに演奏した音も、今演奏したばかりの新しい音も染み付いていくような、みたいな話をするのですが、いつも素敵な話だなと思って聞いています。

コンサート会場に染み付いた音の中には、それぞれの時代に参加したお客さんの歓声や思いなんかも一緒に染み付いているのではないかなと思いますよ。市民文化会館の会場には、12歳の頃からこの場所でコンサートを楽しんでいる俺の声や感情も一緒に染み付いているような気がします。

というのもあって、この場所がいつかなくなってしまうことを考えたら、そりゃ寂しいですよ。
3年前に、自分が生まれ育った実家が更地になったんですけれども、下手したらその時よりも寂しさが強いかもしれない。
「この場所でスタレビを観るのは、今回が最後かもしれない」
「次回は別の会場になってしまっているかもしれない」
そんなことを考えながら、この日のライブに参加したのでありました。

(次回に続きます)


【目次】

というところまで書いて文字数が3485文字になりましたので今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。明日も元気いっぱいにテキストを更新しますのでその時また会いましょう。 ・・・俺が逮捕されていなければ。

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