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名作トライアル#120 スーパーマリオアドバンス4

どうも、「天一」のニュースを見てそれでも私は「天一」で飯を喰ってみたいスペシャルでございます。

それは冗談でして肝数値高男です。

これはなかなかひどいニュースですね。被害に遭われた女性が1日でも早く体調が回復するのを願っています。あとはここのお店もちゃんとしないといけないな。しっかり改善して再発防止にして、お客さんにこれまで以上に美味しい天ぷらを提供しないといけない。で、貧乏な俺には500円くらいでランチセットを提供して欲しいです。

給料日でお金が入ったからとちょいと調子に乗ってお高いお店に行ってこんな目にあってしまったらやるせない気持ちになってしまいますね。こんな気持ちになってしまうくらいなら最初からどこにも行かないで家にこもってレトロゲームでもやっていたらいいのではないでしょうか、ということで今日は「名作トライアル」のコーナーでございます。

前回の続きでございます。「ワールド1」を順調に攻略し、最終地点の「お城」に到着でございます。ワールドマップで確認したところ「お城」のアイコンから「HELP!」と文字が出ていたので、ここで誰かが助けを求めているか、もしくはビートルズの大ファンがいるかのどちらかでございます。
中に入ってみるとアラ大変。なんと王様がヘンテコな姿に変えられてしまい、その横でキノピオが「ヤバイ!ヤバイ!」と叫んでいるのです。18年くらい昔の話ですが、通っていた中学校でバカな体育会系の連中らがいまして、どうもそいつらの中で「失神ごっこ」が流行っていたんですよ。だいたい1990年前後の全国の中学校でめちゃくちゃ流行って、それがかなり危険なことだと認知され、誰もやらなくなったであろう2000年代中盤にやっているあたり、俺の通っていた中学校の連中らがいかにアホだったかということがわかるでしょう。
連中らがいつものようにやっていたら、失神役の奴が深いところまで気絶してしまい、顔に水をかけたりビンタしたりしてもなかなか目覚めなくなってしまったそうです。気絶をかけた奴がパニックになってその場でバタバタしながら「誰か!助けて!先生を呼んで!!」って騒いでいるのを、遠くの太陽が当たらない場所で「バカだなぁ、あいつら」と「ちびまる子ちゃん」に出てくる「野口さん」のニュアンスで見ていた俺なんですけれども、王様がヤバイ格好に変えられてパニックになっているキノピオを見たらその時の気絶同級生たちを反射的に思い出してしまうよ。

母校の中学校の教室を思い出すよ

マップのアイコンが「お城」だったので、このままお城の奥に行った悪者をボコリに行くのかと思いきや、まさかのそのまま空飛ぶ飛行船に乗り込み、いくつかの大砲やスパナ投げてくるもぐらのおっさん連中の妨害をくぐり抜け、最深部にいるボスキャラを倒します。
ボスを倒すといい感じに肛門に入りそうでもない棒を入手。これがさっきキノピオが言っていた「魔法の杖」ということだろう。これでコースクリア。王様も元の姿に戻り、平和が戻ってくるのです。
と、そんなに多くない文字数で書いてしまいましたが、実際のところボスのところに行くまでに何度もミスしてしまいました。飛行船のステージでミスをすると、コース選択画面上で、飛行船のアイコンが別の場所に移動して、それを追うのがめんどくさいんですよねぇ・・・。

ミスを何度も繰り返してしまう。

根気強く何度かトライし、やっとのことでボスが待っている部屋に到着。ここでミスしたらまたコースの最初に振り戻されます。これがめんどいんだよなぁ。絶対に一発で勝ちたいよね。と、力が入れば入るほどミスしてしまうのが人間らしさでもあったりします。
と、あれやこれや書いてみましたがボス戦はたったの1回戦であっさり勝利。さすが俺だ。さすが道産子男子で射手座の B 方 水星人マイナスのアソコの毛に1本白髪がある俺だ。こういう場面には意外と強いのだ。

やっと辿り着いたボス
ノーミスで撃破
魔法の杖を取り返し王様を元の姿に戻す

続いては「ワールド2」です。こちらは砂漠地帯になっておりまして、ステージも砂の地面、背景に変わります。ステージの景色にバリエーションが増えたのも「スーパーマリオブラザーズ3」の特徴であります。
「ワールド2」と言えば印象的なのがやはり「太陽」が出てくるステージでしょうか。プレイした方ならばわかると思いますがステージが始まった瞬間に画面左上にめちゃくちゃ怖い顔をした太陽が配置されているのです。
最初は背景のようにただ表示されているだけなんですけれども、ステージの後半になると急にグイグイ動き出し、マリオに攻撃を仕掛けてくるのです。これがはじめてプレイした時はこの「太陽」がとにかく怖かったなぁ・・・。

みんなのトラウマ太陽

この太陽を見て思い出す奴がいるんですけれども、同じ高校に通っていた「S」という同級生。そいつが「スーパーマリオブラザーズ3」の太陽に顔がめちゃくちゃ似ているのです。「お前、マリオ3の太陽みたいな顔してイケメンだな。」と正直に本人に言うと「そうだろ?俺もそう思うんだよ。」と、めちゃくちゃ怖い顔をしながら首をグイグイ動かし始めるのです。顔の表情から首の動きまで「スーパーマリオブラザーズ3」の「太陽」のまんま。むしろ「S」の顔をテクスチャーしたのがあの「太陽」なんじゃないかなって思っちゃうくらいです。

この「S」がめちゃくちゃ面白いやつで、俺は結構好きだったんですよ。悪ぶっている奴なんだけれども実は進学をする上での「内申点」を死ぬほど気にしている男で、自分の方からなんかワルイことをやろうやって企画してきて。で、俺なんか進学とかどうでもいい、17歳あたりですでに人生を捨てていた男なので何も怖いものがなく、俺自身は彼の企画したものに全力で乗っかっていたのですが、いざ実行しようとすると急に彼がビビって逃げちゃうみたいな男でした。

・・・という書き方したら相当なことをしたように読まれるかもしれませんが、大したことではありません。例えば高校3年生の今くらいの時期だったかな。昼休みに学校の廊下の端っこにあった、西陽が当たる窓の前で「S」と横になって日向ぼっこをして過ごしていました。このまま目を閉じていたらソッコーで寝落ちしてしまいそうなくらい心地がいいのです。横にいる「S」が「このまま横になって午後の授業をサボるか!」と、「スーパーマリオブラザーズ3」の太陽みたいな顔をしながら言ってくるのです。それはたまらんな!と思い「いいですねぇ〜!」と俺は引き続き目を閉じてそのまま眠りに落ちてしまいました。
1時間近く経過した時に目を覚ますと廊下は静まり返っています。昼休みはとっくの前に終わり午後からの授業をやっている時間です。人生を捨てた俺は何とも思わなかったのですが、ただひとつショックだったのが横にいたはずの「S」がいなくなっていたことです。

何事もなかったかのように教室に戻るとバリバリ授業をやっています。その時やっていた授業の先生に「お前は何をしていたんだ!」って言われて「将来のことを考えていたら不安になって・・・」とテキトーなことを言ったら「まずは今やることをやれ!」みたいなことを言われました。
教室内をみると「S」がフツーに着席して勉強をしているではないですか!「スーパーマリオブラザーズ3」の太陽みたいな顔をしているくせにバカ真面目に勉強をしているのです。たまらんですよ。

授業が終わると「S」が俺のところにきて「いやいや、お前本当に授業サボるなんて思わなかったよ!びっくりしたよ!!」とこれまた「スーパーマリオブラザーズ3」の「太陽」みたいな顔をしながら言ってきたのでこれもたまらなかったですねぇ・・・。
卒業以来「S」に会っていないんだけれどもどこで何をしているのでしょうか?真面目に働いているか覚醒剤やって逮捕されているかのどちらかで間違いないと思うんですけれど。


というところまで書いたところで文字数が3391文字になってしまいましたので、今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。今日もここまで読んでくださった方、どうもありがとうございました。
この文章を読んで、僕のことをすごくキモいと思ってもらえたら幸いです。明日のコンテンツでもキモいと思ってください。よろしくお願いします。

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