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ブギワン 釧路紀行編#4

#3からの続き】

【つくもひふみ大先生が全然関係のない話を20分ぶち込んだ後】

肝数値高男
「釧路の話をしましょうよ、都市伝説の話はもういいですよ・・・もう疲れましたよ・・・。」

つくもひふみ
「うひひひひひ(笑)妨害してしまいましたすみません。」
肝数値高男

「前回、釧路に出発する時の話で終わったのでその続きでございます。
みんなで俺の車で釧路に行くという感じになったわけです。
ざっくり言うと、俺たちの住んでいる地域から、釧路に向かうには南の方角に車を走らせないと行けない。
そして俺、つくもひふみさん、アリストテレスさんの3人の家の並びを見ると、俺の家が一番南にあるわけです。」

つくもひふみ
「そうですね。」

肝数値高男
「だから、俺の車で行くとなっていますが、2人の家に行くのに一旦、釧路とは逆方向に行かないと行けない。20〜30分くらい遠回りになってしまうのです。
だから、本当のことを言えば2人が俺の家まで来てくれたら、無駄な回り道をせずに済む、と言うことになります。
それを察したのか、アリストテレスさんは俺の家まで行くよ、と言ってくれました。
つくもひふみさんは「迎えお願いしまーす」しか言わなかったけれども・・・!」

つくもひふみ
「イッヒッヒッヒッヒ!申し訳ないッ!」

肝数値高男
「つくもひふみさんは、家族で車をシェアしているので仕方ないんですけれどもね。
7時過ぎにアリストテレスさんが自宅まで来てくれて、そんでつくもひふみさんを迎えに行って。まっすぐ国道をぶっ飛ばして、1時間後くらいには上川町ら辺に到着していた。」

つくもひふみ
「コンビニで休憩しました」

肝数値高男
「からの、三国峠!」

つくもひふみ
「そうだ、伝説の三国峠!」

肝数値高男
「三国峠は2022年末に幕別に行った時にも通ったけれども、というかその時ぶりなんだけれども、やっぱりいい景色だったね。」

つくもひふみ
「肝数値高男が「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」のような景色が見れるって言われてから、それにしか見えなくなってしまった。」

肝数値高男
「この世であれだけの絶景を見るには「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」か三国峠しかないからね。」

つくもひふみ
「うっふっふっふん、そうですね。」

肝数値高男
「このくらいの時期の北海道ってのは、俺たちが住んでいる街とかは雪がとけてアスファルトが見えているけれども、三国峠のような標高の高い峠道だったら雪が積もっている可能性もあるのです。雪が積もっていたらどうしようかな〜と、心配でたまりませんでした。
でも、今考えたらここに「ライブカメラ」があるんだよね。インターネットでアクセスしたら誰でも三国峠の頂上の今の状況を確認できちゃう。でも、頭が悪すぎてそれをしなかった俺たち!
行ってみたら、三国峠も全然雪がなかったね。」

つくもひふみ
「そうだね、全然アスファルトも出ていたよね。」

肝数値高男
「俺、三国峠に行くのに遺書用意したからね。」

つくもひふみ
「んふふふふふふふ(笑)」

肝数値高男
「三国峠の頂上に、パーキングエリアがあるのですがそこに車を停めて10分〜15分くらい休憩をしました。つくもひふみさんは iPhone で景色の写真を撮影したり、俺はタバコをふかしたりしていました。
そしてアリストテレスさん。彼はああいう場所に行くと・・・なんていうのかな、解放的になるというか、興奮してしまったのでしょう。
理性が抑えられなくなるというか、何かを叫びたくて仕方なくなってしまったのでしょう。」

つくもひふみ
「あははーん(笑)そういう人だよね。」

肝数値高男
「ベタなやつだと「ヤッホー!」って叫んで、遠くの山々から自分の声が返ってくるみたいな。登山をした方がよくやるやつあるじゃないですか。彼もそんな感じのことをやりたかったのでしょう。
しかし彼の場合、叫ぶ言葉が「ヤッホー!」ではない。
何を叫んだのかと言いますと・・・なんというか・・・その・・・。
さすがの俺でも note ではまだ書いたことのないような、結構すごいワードを叫び出しちゃって・・・。」

つくもひふみ
「“M ワード”でしたね。うっふっふっふっふ(笑)」

肝数値高男
「放送禁止用語でございます。
でも、あいつの偉いところは、叫ぶ前に俺たちに「こういった言葉を叫びたいんだけれども、いいかな?」って確認してきたところだよね。
心の中では「あーまともな教育を受けていないとこういう大人になるんだ。」って思いつつも、「まぁ、この空間に俺たちしかいないから、いいんじゃない。」と。
その数分後には、奴は宣言通りに、デカい声で放送禁止用語を叫んじゃって・・・。」

つくもひふみ
「あれは凄かったねぇ・・・。」

肝数値高男
「あーあー、本当に叫んじゃった、って思ったね。
これだったら、頭が悪くて親から愛情を受けないで育った中学生がやることと同じことなので、おもしろいとかそういう話じゃないんですけれども、この後に事件が起こったんだよね。」

つくもひふみ
「びっくりするような事件が起こったね。」

肝数値高男
「アリストテレスさんが、デカい声で放送禁止用語を叫んだ後に、俺でもなく、つくもひふみさんでもなく、アリストテレスさんでもない、他の誰かの声が聞こえたんだよ。「そのような言葉はあまりよくありません。」という、第4の声が!」

つくもひふみ
「ちょっと機械的な声がね。」

肝数値高男
「その声はなんの声なのかと言うと「Siri」の声でした。アリストテレスさんが着用していた Apple Watch の Siri がなぜか反応したんだよね。というか、アリストテレスさんが Siri に注意されていた(笑)」

つくもひふみ
「いやー・・・あれは笑ったねぇ・・・。」

肝数値高男
「あとで思ったんだけれども、Siri って、「Hey Siri!」って呼びかけないと反応してくれないよね。」

つくもひふみ
「うん、確かにそうです。」

肝数値高男
「アリストテレスさんが放送禁止用語を叫ぶ前に、誰も「Hey Siri!」って呼びかけていないんだよね。」

つくもひふみ
「そうなんだよね。不思議。でも同じような現象、釧路旅行中にもう1回あったよね。」

肝数値高男
「あ〜・・・あったかもしれない!」

つくもひふみ
「Hey Siri!って呼びかけたってよりは、何かボタンが触れていんじゃないかな?」

肝数値高男
「俺はちょいと別のことで気になっていまして・・・。
というのも、俺たち3人って仲悪すぎて使っているスマートフォンのキャリアが違うじゃない。
つくもひふみさんは au、アリストテレスさんは SoftBank、そして俺は docomo の電波を使っている格安 SIM。
で、三國峠入ったはいいんだけれども、つくもひふみさんとアリストテレスさんの2人のスマホが「圏外」になってしまって、俺の docomo の電波しかなかったじゃない。」

つくもひふみ
「そうそう、アリストテレスさんは完全に圏外で、うちの au は圏外ではないんだけれども、ギリギリ1本立っているような。でも、使い物にならない電波だった。」

肝数値高男
「格安 SIM を使っている関係で、月々の利用料が一番低い俺のスマホが、唯一生き残っていた。それでめちゃくちゃマウントを取ったりもしました。
その時に、俺が撮影した2人の写真なんかを、その場で2人に送信したんだけれども、電波があまりにもなくて2人に届かなかったんだよね?」

つくもひふみ
「うちのは、通知は鳴るんだけれども読み込めないという感じ。
アリストテレスさんは通知すら鳴っていなかった。」

肝数値高男
「そうだよ、アリストテレスさんのスマホ。完全に圏外だったので通知すら来なかった。
じゃあなぜ「Siri」が使えた?」

つくもひふみ
「あー確かに!」

肝数値高男
「Siri の、無限大にある会話パターン、全部スマホの中に入っているわけないよね。全部ネット上にあるわけだ。だから Siri は電波がないと使えないはずなんだ。でも、この時電波がなく圏外だったアリストテレスさん周りの電波問題の中で、なぜ Siri が反応したのか?」

つくもひふみ
「変な話だよね。」

肝数値高男
「だからこれ、俺は「怪奇現象」だったんじゃないかなと考えたわけだ。
だから、今回の出来事をはがきにまとめて、
夏休み時期に放送される稲垣吾郎さんの「ほんとにあった怖い話」に投稿しようと思うんだ。」

つくもひふみ
「ちょっと弱いかな〜 ウッヘッヒッヒッヒッ!」

肝数値高男
「放送禁止用語も使っているしね。」

つくもひふみ
「今の時代じゃ無理かもね。」

肝数値高男
「あの放送禁止ワードはいにしえの時代の人類だって飛び上がりますよ。」

つくもひふみ
「ウーーッ!ひっひっひっひ!!!」

肝数値高男
「アリストテレスさんが Siri に注意されているのバカ面白かったよね。
今回の旅行で、早くもハイライトが来てしまったと思ったもん。
息ができなくなるほど、笑っちゃったよな。」

つくもひふみ
「これ以上面白いことはもうこの世にないのではくらいのことを考えてしまった。」

肝数値高男
「周囲の山々にいる野生の動物たちも、びっくりしたと思うぜ。
目をギョロッとさせていたはずだ。」

つくもひふみ
「うっひゃっひゃっひゃ!(笑)」

肝数値高男
「32歳にもなって山頂の景色のいいところでテンション上がって、放送禁止用語を叫ぶってのはどうなんだろうか。まぁ、急にそれを叫んだら、ただ単に人が急に大きな声を出したってことと、それが放送禁止用語だっていう驚きで、不意をついたお笑いになったんだけれども、あいつのダメなところは「放送禁止用語を叫んでもいい?」て、俺たちに確認してきたところだ。こんなのネタバレじゃないか。」

つくもひふみ
「確かに、お笑いとしてはダメかもしれない。」

肝数値高男
「でも、放送禁止用語を言った後に Siri に注意をされるっていう。結果的には笑いに持って行けていた。それはそれでいいんだけれども、電波のないところで Siri が反応したので、これは怪奇現象だろうと。
お笑いの後にホラー要素があるという謎のエンターテイメントが展開された!」

つくもひふみ
「わっけわかんない展開でしたね うっひっひっひ(笑)」

【続く】

目次→ https://www.notion.so/a6de433bb7bf40a5ac9d3dc3e6072b86

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