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BIOHAZARD RE:2 プレイレポート#7

どうも、実家が燃えているってのにちくわ笛を吹いている場合か!です。

それは冗談でして肝数値高男です。
「ケチの極み乙女」というあだ名をつけられて俺が不在の会社の飲み会で部下たちに陰口を叩かれていてもおかしくはない俺は、Nintendo Switch 版「BIOHAZARD RE:2」のクラウド版をセールで1900円で購入したのですが、1900円ってすごいよなぁ。たったこれだけの値段を支払うだけで、半永久的に「BIOHAZARD RE:2」をいつでもどこでも遊べちゃうわけですから。この「半永久的」ってのは、カプコンさんが「クラウド」でゲームを遊べる環境を提供中ということでありまして、このサービスが終了すれば俺が支払った1900円も宇宙のゴミになってしまうわけでございますけれども、多分 Nintendo Switch がまだ現行機であるうちは遊べる状態であり続けるのではないかと信じております。

年度末のバカ忙しい時期に実施されたセールでありますので、なかなか忙しくて遊べないかも知れないが、とりあえず購入だけしておきました。新年度がはじまり、少しばかり余裕が出たあたりでプレイしようと考えてはいたんですけれども、でもやっぱりプレイしてみたくなってしまいまして、ほんの少し、序盤部分だけをプレイしてみました。その結果、やっぱりめちゃくちゃ面白い。やめられなくなっちゃいまして、気がつけば大切な「睡眠時間」ってのを削ってまでプレイするようになってしまいました。

2024年春、我が家では3月22日に発売したばかりの新作ゲーム「プリンセスピーチ Showtime!」を購入しまして、カミさんが一生懸命プレイしております。俺はまだプレイしていないのでどんなゲームなのかよくわかっていないんですけれども、なかなかに面白そうです。
カミさんがピーチを操作してフェンシングの剣みたいな武器で敵を斬り倒している横で、俺はレオン・S・ケネディを操作してコンバットナイフでゾンビをグチャグチャに斬り刻んでおります。
「プリンセスピーチ Showtime!」は小さなお子様から遊べるゲームなので、ポップな描写となっており、敵を剣で切ってもあまり痛そうじゃないというか、敵が可愛い感じで吹っ飛んでいくのに対して、俺がプレイしている「BIOHAZARD RE:2」ではコンバットナイフで切り刻まれたゾンビは腕はもげるわ、足はもげるわ、頭はグチャグチャになっているわで、さすがにお子様には見せられないような描写になっております。
同じ家で暮らしている夫婦同士が、ここまでテンションの違うゲームをプレイしているってところが面白い。しかも、「プリンセスピーチ Showtime!」も「BIOHAZARD RE :2」も同じ Nintendo Switch で稼働できちゃうってところがいいですね。これだけでも Nintendo Switch のソフトの幅広さを感じちゃいます。

そんな「BIOHAZARD RE:2」ですけれども、何度も書いておりますがめちゃくちゃ面白かったなぁ。まさに、1998年に発売された「BIOHAZARD2」を、現代の技術で作ったらこうなるだろ・・・と言うにはまさにコレしかないでしょう、という作り。ここに何も加える必要もないし引く必要もない、完璧な作りになっております。
プレイしながら、最新の「BIOHAZARD」をプレイしているような感覚もしっかりありつつ「そうそう、コレ!」と昔の「BIOHAZARD」をプレイしていたあの時の感覚が蘇ってくる感覚もありました。
その「あの時の感覚」って一体どういうことだよって話なんですけれども、その話を書いていきましょうか。

オリジナルをプレイした方ならわかると思いますが、とある事情で人間がゾンビになってしまう「T-ウイルス」というヤバい病気が蔓延してしまった街に来てしまった新人の警官レオンと、兄貴が警察関係者でしばらく連絡がつかないので直接街まで来て兄を捜しに来た女子大生の2人が主人公。郊外のガソリンスタンドで給油中にゾンビ化したゾンビに遭遇。俺だったらこの時点でスグに来た道を引き返しますが勇敢な2人はそのままゾンビの大群を掻い潜って警察署まで行きます。
市内では「大規模な暴動が起こっているので市民の方は警察署まで避難してください」だなんて放送も起こっており、街中はカオスなことにはなっているけれども、とりあえず警察署に行けば安全なのでは無いかと思います。確かに、俺も普段から警察のことをバカにしているどうしようもない人間ですけれども自分が危ない目にあったら速攻でオマワリさんに泣き付きに行きます。どんなことがあっても、オマワリさんがたくさんいる警察署は安全な場所だと思うじゃないですか。

で、あちらこちらで火災が起こっているわ、あちらこちらでゾンビがいるわ、あちらこちらでゾンビが死体を貪っているわという、まさに「地獄絵図」のような光景の中、警察署まで行くんですけれども、建物の中に入った瞬間「シーン」ですよ。いやいや、本当は警察署の中に入った瞬間にたくさんのオマワリさんに匿ってもらって、なんだったら毛布をかけてくれて「大丈夫か?もう安心だぞ。」くらいの言葉をかけてほしいんだけれども、中には誰〜〜〜もいません。

誰もいないので、本当はダメなのかも知れないけれども、唯一シャッターが半開きになっていた東側の廊下の方を行き、唯一の生存者を見つけるんだけれども、助けることができずに目の前で息絶えてしまいます。強いショックを受けている時に別のオマワリさんに出会うのですが、この人もめちゃくちゃ怪我をしてヤバい状態になっているのです。
今スグに病院に連れて行った方がいいレベルの怪我なんですけれども、どうやって連れて行けばいいかわからないし、多分病院もゾンビだらけでどうにもなりません。怪我しているオマワリさんは中央のエントランスで静養させ、自分は署内の他の生存者を捜すことに。

正面玄関から入って、真ん中に大きなエントランスホールがあって、東西にそれぞれエリアが広がる俺の地元の警察署の何倍もある広さです。方向感覚が乏しい方は迷いそうな建物ではあります。こんなに広かったらどこに行けばいいのかわからくなってはしまいますが、しかし最初はほとんどの部屋が鍵がかかっていて探索できるところも限られているのです。
唯一、鍵の開いている部屋をどんどん進んでいくのですが、あちらこちらで警察官の死体は転がっているわ、あちらこちらにゾンビはいるわ、窓の外からゾンビが主人公たちを見て興奮して窓を叩いているわ、あきらかにゾンビではない、もっとヤバい感じの何かに殺されたであろう死体が転がっているわで署内もカオスな状態になっているのを確認して絶望をします。

話が戻りますが、オマワリさんがたくさんいる「警察署」という場所は、この世で一番安全な場所だと思うじゃないですか。「悪」が入り込む隙さえもないというか、そんな場所が壊滅状態にあるってのは=絶望と考えてもいいでしょう。道中に、鍵のかかっている部屋があったり、ドアノブに鎖が施錠されてあって中に入れない部屋があったり、またシャワー室のような場所で何かの事故があったのか、ボイラーからものすごい勢いで蒸気が噴射していて、さすがの新人警官やイケイケの女子大生も通れないような危険な状態になっているんだけれども、その横にはハンドルを差し込む場所があったり。
いろんな「気になる場所」を横目で見ながら、どんどん奥へ進んでいきます。

この「先に進んでいく」までの道中がめちゃくちゃ怖いんですよ。初代 PlayStation の「BIOHAZARD2」の時のゾンビも確かに怖かったっちゃ怖かったんですけれども、ぶっちゃけ慣れちゃうんですよね。これは仕方ないことではあるんですけれども、当時のポリゴンで描かれたゾンビですから、例えば同じ見た目・服を着たゾンビが2体同時に襲いかかってきたら「ゾンビのドッペルゲンガーだ!」って思ってなんだか面白くなっちゃったりしていましたから。

それが今回の「BIOHAZARD RE:2」のゾンビはヤバい。1体1体に個性がしっかりあって、それぞれ予測不能な動きをするし、真っ暗な部屋で海中デントに照らされたゾンビの顔が夢に出てきそうなレベルでめちゃくちゃ怖いし、向こうが襲いかかってくるので仕方なくこっちも武器で応戦するんですけれども、足や手を撃ったら撃ったところが吹っ飛んでいくし、それ以外の場所を撃ってもゾンビの衣服に風穴がついたりするし、ゾンビも俺に攻撃されて手や足、下手したら頭部もグチャグチャになっているのに、それでもまだこっちに向かって歩みを止めないし。あっちこっちグチャグチャになっているのに、まだこっちにゆっくり歩いてくる姿を懐中電灯で照らされたあの感じがマジで恐ろしいのです。
これはゲームのはずなので、あのゾンビたちもポリゴンで描かれていて、それに細かくプログラムが組まれていて、それで動いているはずなんだけれども、そう感じられない。画面の中で動いている生命体のようにさえ見えてしまうのです。


本当はダメなのかも知れないのですが、俺はガキの頃からヤバい人間だったので、小学生の頃から「BIOHAZARD」のようなハードなゲームをプレイしていまして、グロテスクな表現なんかも人よりは平気かなと思っていたんですけれども、そんな俺でも今回の「BIOHAZARD RE:2」のゾンビはキツかったなぁ。いや、これは悪評とかじゃなくて、ただ単にゾンビの描写があそこまでリアルになったことに驚愕したのです。あそこまで描写が可能になった現代のゲームハードもそうですが、カプコンの技術力にただただ感銘を受けたのでした。そんな「BIOHAZARD RE:2」Nintendo Switch でも遊べちゃうので、あなたのプレイしてみてはいかが?(急に閉める)。

・BIOHAZARD RE:2 公式サイト→ https://www.residentevil2.com/jp/

・BIOHAZARD RE:2 CLOUD My Nintendo Store→ https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000054175.html

・BIOHAZARD RE:2 CLOUD Z Version My Nintendo Store→ https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000054176.html

というところまで書いて文字数が4465文字になりましたので今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。明日も元気いっぱいにテキストを更新しますのでその時また会いましょう。 ・・・俺が逮捕されていなければ。

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