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最新のホラーゲームにアップデートされたサイレントヒル!「SILENT HILL : The Short Message」

どうも、俺の家の近くに最近「巨頭オ」と書かれた看板が設置されたんだよね大特集(新春15分拡大版)です。

それは冗談でして肝数値高男です。
2月1日に PlayStation 5 で無料配信され話題になっている「SILENT HILL : The Short Message」を、「SILENT HILL」を初代からプレイしている頭のてっぺんから足の先までラードでコーティングされたおじさんの俺がプレイしましたよ、という内容のテキストを書いているのですが、ついついコーフンしてしまい、長文になってしまいました。本当は1回のテキストで書こうと思ったんですけれども、どう考えても3000文字じゃ書き切れないので、2回に分けることに。しかし、普段は3000文字を少し超えたあたりで執筆をやめているところ、まさかの5000文字を少し超えるほどの内容になってしまいました。これは、もう少し手を加えれば6000文字を超えるではないか!ということは、3回分のテキストを書くことができるぞ!ということに気づき、今回で3回目です。

「もう少し手を加えれば」というのは、文章の内容を深くするとかそういうことなのかと思いきや、俺のテキストの場合「無意味なボケ」でございます。「SILENT HILL : The Short Message」があまりにも怖すぎて血尿がとまんね〜とか、そういうどうかしている文章を付け足して3000文字に膨らますという、この世で最も意味のないやり方でございます。
前回のテキストでは「SILENT HILL」シリーズではもちろん、ホラーゲーム全般で必要不可欠な「ストーリー」の面について書かせていただきましたが、なんと言いましても「SILENT HILL : The Short Message」は映画やドラマではなく「ゲーム」ですから。コントローラでゲームを動かすことに何よりも意味があるものだと考えます。なので今日は、ゲームでの面について執筆させていただきます。

ゲームシステムの方も大きな変化がありました。過去に発売された「SILENT HILL」シリーズは基本的には「3人称視点」がメイン。例外として「SILENT HILL 4: THE ROOM」では、一部の場面では「1人称視点」がありましたが基本的に「3人称視点」のゲームのイメージが強い。
しかし「SILENT HILL : The Short Message」は全編にわたって「1人称視点」のゲームでした。2014年に体験版だけ配信されて開発中止になってしまった「SILENT HILL」のシリーズになるはずだった「P.T.」も「1人称視点」でしたが、「1人称視点」のホラーゲームはめちゃくちゃ怖いですね。

近年、1人称視点のホラーゲームが主流になっています。メジャーからインディーズまで、「1人称視点」のホラーゲームがめちゃくちゃ多い。あの元祖ホラーゲーム「バイオハザード」でさえ「1人称視点」になりましたからね。
「3人称視点」とは違い、「1人称視点」は視野がとにかく狭く、画面内の情報が少ないのです。特に背後なんかは何も見えなく、何かフラグを回収した時なんかは、後ろに何かいるんじゃないか?と、めちゃくちゃ怖くなります。
これ、現実でもそうですよね。暗い夜道とか歩いている時とか、後ろに誰かいるんじゃないか?とか考えちゃうじゃないですか。車で走行中なんかも、後部座席に誰か乗っていたら怖いとか。あとは誰もいないはずの押し入れの中からガタガタ音が鳴るから「なんだ?」と思って押し入れの中を開けてみたけれども何も入っていない。その瞬間後ろからめちゃくちゃ視線を感じる、みたいなこともあるあるですよね・・・って、え?みなさんの家の押し入れはガタガタ音が鳴らない?ああ、そうですか。俺の部屋だけかぁ・・・。
この「うしろが見えない恐怖」は「3人称視点」では上手く描くことができない。「1人称視点」だからこそできることでしょう。

もうひとつ、「SILENT HILL」シリーズは銃器や鉄パイプなどでクリーチャーを倒すことができたゲームでした。「バイオハザード」シリーズほどの爽快感はないにしても「戦闘」の恐怖感・緊張感は「SILENT HILL」シリーズでは大切なものだと思います。
しかし今作はそれができない。1人のクリーチャーに追いかけ回されて、ただひたっすら逃げることしかできません。2010年に発売された「SILENT HILL -SHATTERED MEMORIES-」に似たようなシステムです。

頭がおかしくなりそうな異空間で、クリーチャーに追いかけられて、手汗でコントローラが水没してしまいそうなくらい恐ろしく、ストレスが半端ありません。その反面、そこから抜け出せたときの開放感がとにかく気持ち良く癖になってしまいそうです。
とは言っても、俺は基本的にはゲームが下手なので、何度も何度も繰り返しクリーチャーに捕まってやり直し。これを繰り返すとさすがに恐怖感も薄れ、クリーチャーの出現するポイントや異空間の間取りなどを覚えるようになり、戦略を立ててクリーチャーから逃げるようになります。この辺りから個人的には「ゲームらしさ」を感じるようになります。そう、他のジャンルのゲームでも、何度も失敗したら「悔しい!」「次こそは!」という気持ちになるものです。「SILENT HILL : The Short Message」では、「怖い」の先にそれがありました。

俺が思うホラーゲームってのはバランスがなかなかシビアなもので、ホラー性があまりにも強くなるとゲームとして面白く無くなってしまうし、ゲームとして面白いものになればホラー性は薄くなってしまう。ちょうどいい分量でないといいホラーゲームにはなれないところ、「SILENT HILL : The Short Message」は絶妙なバランスが取られていたなぁ。これも、長編作品だったらいろいろ難しかったんでしょうけれども、短編作品だからこそできたこととも言えるでしょう。

最後に、個人的に思ったのが、PlayStation 5 のグラフィックは凄い。というか「PlayStation 4」の時にも同じことを思いましたが、コンピュータグラフィックとは思えないほどのリアルな生命体が画面の中にいるのではいか?と錯覚してしまうほどでした。
これ、厳密に言うとただ「絵が綺麗」だけじゃなく、めちゃくちゃ綺麗な絵を、実際にゲーム内で表示できるだけの「処理能力」だったり、プログラムだったりと、そういったところすべて含めて最新機種の PlayStation 5 ってすごいなと、身に沁みました。

例えば主人公は左手でスマホを持って廃墟内を移動しているんですけれども、窓際を歩いた際に、窓の外から漏れてくる外の自然光がスマホに反射する感じとか、めちゃくちゃリアル。「SILENT HILL 2」や「SILENT HILL 3」の、いわゆる「PlayStation 2」の時代のグラフィックで「うわぁ、めちゃくちゃリアルだ!」って思っていたあの時の感動は何だったのか、って思うほどです。
グラフィックは全体的に綺麗でしたが、特に光の描写はめちゃくちゃリアルでした。

あとはコントローラーの「DualSense」がめちゃくちゃスゴイ。今考えたら俺が「DualSense」をまともに触るのは今回が初めてかも知れません。なんせあの「振動」がリアルでスゴイ。主人公が床に跪くときの「振動」なんか、本当にコンクリートの床に手をついているような震え方をしますから。
すごいよなぁ、ゲームにも、コントローラにも感動してしまったら、「SILENT HILL」の新作発売ラッシュに備えて PlayStation 5 を買わないといけないではないか!と、考えてしまうよなぁ。本体が高すぎなんだよ。SONY さん、マジでなんとかなりませんか、あの価格。俺が坊主にして土下座したら値下げとかしてくれませんか?お願いしますよぉ。


・SILENT HILL PORTAL SITE – サイレントヒル公式サイト→ https://www.konami.com/games/silenthill/jp/ja/
・SILENT HILL: The Short Message→ https://www.konami.com/games/silenthill/tsm/jp/ja/

というところまで書いて文字数が3585文字になりましたので今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。明日も元気いっぱいにテキストを更新しますのでその時また会いましょう。 ・・・俺が逮捕されていなければ。

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