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夏休みスペシャル! Hくんの 仰天!?エピソード#2 【かまいたちの夜x3 事件編】

どうも、断崖絶壁でローション相撲やってみた!のコーナーです。

それは冗談でして肝数値高男です。

では、約束通り俺の高校時代の友人「Hくん」のびっくり仰天エピソードを書いていきましょう。今日は初日なのでいきなりですが濃いめの話を書いていこうと思います。最後までよろしくお願いします。

あれは高校1年生の時だったので2007年の話。H くんと、当時はまだ将来痛風野郎になるとは思いもしなかった尿酸値高男くん、そしてまだ童貞を守り続けていた俺の3人で中古のゲームを取り扱っているお店で、何かいいゲームはないかと店内を
見て回っていた時のこと。尿酸値高男くんが「かまいたちの夜」のパッケージを手に取り「俺、“かまいたちの夜”をプレイしたことがないんだよねぇ〜」と言うではありませんか。
俺も H くんも「かまいたちの夜」は「2」までプレイ済みだったので2人して「結構面白いゲームだよ」と彼に勧めます。当時から高校生とは思えない経済力を持っていた尿酸値高男くんは「じゃあ、買うわ」と、その場で購入を決意したのでありました。

当時、シリーズとしては「かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相」が前の年の2006年に発売されており、当時シリーズの中では「最新作」にあたりますので、当然売り場に置かれているシリーズ作品の中では「かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相」の値段が一番高く、その次に2作品目の「かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄」、最後に初代の「かまいたちの夜」の PlayStation 版が一番安価で売られていました。
常識的に考えて「1」から順番に買って順繰りプレイしていくのが当たり前じゃないですか。しかし当時から大金持ちなんだけれども頭のネジが数本ぶっ飛んでいるでお馴染みの尿酸値高男くんは「じゃあ、一番高いコレを買うかな。」と、最新作の「かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相」を買おうとしているではないですか。

「かまいたちの夜」初プレイの人が、こんな買い方をしていたら「いやいや、ダメだよ。順番守って遊ばないとわけがわからなくなってしまうよ。まずは初代からプレイしないと!」と、友達を思って注意をするじゃないですか。しかしそれをしなかったのですね。
注意をしない理由としましては、当時の俺「かまいたちの夜」「かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄」はプレイ済みだったんですけれども、最新作の「かまいたちの夜x3 三日月島事件の真相」は未プレイというか、ソフト自体を持っていなかったのですね。
そこで考えたのが最新作を買うき満々の尿酸値高男を無理に止めずに買わせて、プレイし終わったら「貸して貸して〜!」と、尿酸値高男くんからソフトを借りて最新作がついにプレイできる!という作戦に出ようと思ったのでした。
どうせ彼のことだし、なんだったらシリーズを通してプレイしないと何が何だかよくわからないであろう最新作を急にプレイしたとしても「何がなんだかよくわからなかったわぁ」と、尿酸値高男くんはすぐにソフトに飽きてしまうでしょう。その時に「ちょいと俺にも貸していただけないでしょうか?」と頼み込めば俺も「かまいたちの夜x3 三日月島事件の真相」が遊べる!!!しかも無料で!!!!

ごめん。本当にごめん。今考えたら親友の尿酸値高男くんにも申し訳ない気持ちでいっぱいだったし、せっかく尿酸値高男くんという新規の「かまいたちの夜」ファンができそうなキッカケをつぶした上に、タダで「かまいたちの夜」の新作をプレイしようとしたことで、経済を回す気がないと言うことにチュンソフトさんに対しても申し訳ない気持ちでいっぱいでございます。
そんなことも考えられなかった高校時代の俺は本当に残酷な人間だったと思います。

半月後、尿酸値高男くんはそろそろソフトに飽きた頃だろう。そう思い「かまいたちの夜x3 三日月島事件の真相、どうだった?」と聞くと信じられない回答が。
「攻略サイト読みながらクリアしたよ!」
ですって!!!
「かまいたちの夜」シリーずを攻略本読んでクリアする人間は地球上で彼しかいないのではないか?と、本気で思ったのでした。
「えぇぇ!?楽しかった?」と聞くと「楽しかった!」と答えるもんだから二重にビックリでした。

「クリアしたなら貸してよぉ〜」とお願いすると「ごめん、先に H に貸しちゃったんだよね。」と尿酸値高男。何ィィィ? なんとH くんも「かまいたちの夜」シリーズをプレイ済みだというのはなんとなく知っていたんですけれども、どうも俺と同じく「初代」と「2」だけをプレイ済みで、最新作は未プレイだったようです。
なんとまぁ、彼も俺と同じことを考えていたとはねぇ〜〜。彼も残酷な高校生でございます。

そこで尿酸値高男くん「もう貸したの1週間前だから、クリアしたんじゃないか?聞いてみ?」と言うんで、 H くんに「尿酸値高男から借りた“かまいたちの夜x3”、クリアした?」と聞くと「ああ、うん。まぁ・・・。」と、何やら歯切れの悪い返事。「そっかぁ、俺も遊んでみたいんだよね。今度俺に貸してもらってもいいかな?」と聞くけれども「ああ・・・うん。」と相変わらず歯切れの悪い返事。

翌日、H くんに「持ってきてくれた?」と聞くけれども「ああ・・・ごめん、忘れちゃった。」と言うではないですか。まぁ仕方ないよな。でも次の日も、その次の日も忘れちゃうのです。忘れられちゃいつまでも俺がプレイできないので前の日の夜に今は懐かしき「ガラケー」で「明日は“かまいたちの夜”忘れないでねー!」とメールをします。
その時点でさすがにソフトをカバンに入れて忘れないだろう。そう思ったんですけれども翌日も彼はソフトを持ってくるのを忘れます。

えぇぇぇぇぇ?なんでぇぇ?前の日の晩がダメならば、もう当日の朝に言うしかないね、ということで次の日の朝、Hくんに「“かまいたちの夜”持ってこいよ!」とメールをします。しかし返信はなし。なんかイヤな予感がするなぁ・・・と思い、駅で彼に会うと「ごめん・・・忘れた。」と言うではないですか。

もういい!!そんなにも忘れるのならば放課後に彼の家に直接いきソフトを受け取ることにしました。とにかく俺は「かまいたちの夜」シリーズが大好きで最新作がどんなもんなのか気になって気になって仕方ないのです。「そんなに好きならば金を出して買えばいいじゃん」と、今なら思いますけれども、当時は高校生。そんな経済力もあるわけないし、許してくださいよ。

俺と Hくんは同じ地元で、利用している駅が一緒だったので、放課後一緒に帰り、駅近くの俺の家を超えて、駅から離れた彼の家までついていくことに。その道中、ついに彼が口を開きました。
「ごめん・・・誰にも言わないで欲しいんだけれども・・・尿酸値高男から借りた“かまいたちの夜x3”なんだけどサ・・・あれゲオに売っちゃったんだよね・・・。」と、
衝撃発言!!!!!!!

えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?
「売った」って???
えぇえぇぇぇぇ??つーか、それ、アンタのソフトじゃないよね?人のソフトだよね?
そんなことダメだよね????
なんでそんなことしちゃったの!?!?

俺の問いに Hくんは「お金に困っていてね・・・。」と。

いやいや、お前は貧乏大学生じゃあるまいし。まだ高校生で3食ついている実家で暮らしているし。なんで「お金に困っている」んだよって!!!
絶対におかしいでしょう、そんなの。

今でも覚えている。両手を合わせて「ごめん」って。まさに絵文字で表現すると「🙏」ですよ。これを俺の目の前にしてきて「だから、ゲーム貸せないんだ。」って謝ってきたんですけれども、いやいや、俺に謝っている場合じゃないだろう。俺じゃなくて尿酸値高男に謝れよって!コイツは何をやっているのでしょうか??

こんな Hくんですけれども、当時の彼はそれなりにカワイイ彼女がいて、初体験済みでした。俺はというとバキ童でした。こんな世界滅んでしまえばいいのにって毎日思いながら過ごしていました。
H くん、尿酸値高男くんから借りたゲームを売った金で何をしたんだろう?心は痛くなかったのかな?その後、尿酸値高男くんにはどう説明したんだろう?というかこの件、尿酸値高男くんは知っているのだろうか?今度聞いてみよう・・・。

という素晴らしいエピソードからはじまった H くんの仰天エピソード。まだまだ続きます〜!

というところまで書いたところで文字数が3579文字になってしまいましたので、今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。今日もここまで読んでくださった方、どうもありがとうございました。
この文章を読んで、僕のことをすごくキモいと思ってもらえたら幸いです。明日のコンテンツでもキモいと思ってください。よろしくお願いします。

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