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夢で終わらせない話

どうも、画鋲を撒いたベッドに全裸で安眠スペシャルでございます。

それは冗談でして肝数値高男でございます。
相変わらず体がバカイテーでごんす。日によって痛い部位が変わるんですけれども、本日は背中と肩がバカ凝っていてイテーでごんす。数日前まで痛かった腰の痛みはそこまででもない感じになっております。一番痛くなられたら困る部位は頭なんですけれど、今のところ頭痛の気配はないので元気でございます。あとは股間も痛くなったら嫌ですね。痛みは大人になっても嫌ですねぇ…。
本当はさっさと寝た方がいいんでしょうけれども、俺にはそれができない。何故ならば2020年1月1日からずーっと続けている、テキスト執筆をやらないといけないからでございます。仕事でさえ一度も本気で取り掛かった事のないはずの俺が、何故これを書く事にここまで一生懸命になっているのか、自分でもとても不思議に思います。
体はあちこち凝っていてバカ痛いし、そんでバカ眠たいしで、コンディションは最悪だってのに、そんな自分を犠牲にしてまでこれを続けている俺は何かしらの病気でございます。今日も己の命を削って最後まで一生懸命書いていきますので、よろしくお願いします。

1996年3月22日に発売された初代「バイオハザード」が、2021年の今年、25周年を迎えたいうことで、初代「バイオハザード」の話を3月23日、24日と2日連続でテキストで書きまして、24日分のテキストでこの話は終了な雰囲気を出しておきながら、まさかの話がまだ終わっていなかった的な展開を今日のテキストで繰り広げてみようと思います。

それにしても「バイオハザード」の話を書いているってのに、テキストのタイトルは何故こんなものになっているのでしょうか。「夢で終わらせない」って一体何なのか、これを読んでいる方はポカンとしているでしょう。
しかし、俺のような真の「バイオハザード」だったら、「夢で終わらせない」というキーワードを聞いて絶対にニヤリとしているはずでございます。
なんとなく「夢で終わらせない」って、note という SNS でウヨウヨいる、意識高い系の人がいかにも書きそうなタイトルって感じがして良いでしょう。いわゆる「しょうもない系」のタイトル。
ここ連日、テキストのタイトルに「夢で終わらせない」という、やたら意識が高そうなキーワードを入れたおかげで、俺のテキストにしてみりゃ珍しいほど、閲覧者数が増えてしまっております。たくさんの方がきてくれてどうもありがとうございます。note を利用する人たちって、本当にこういう意識高い系の記事を注目しますよね。しかしごめんなさい、中身は人生論とか語っているような内容ではありません。ただのレトロゲームの話ですからね。そんでもって筆者の俺は、どちらかというと「夢で終わらせてくれ」的な生き方をしているような男ですから、意識に高さの概念すらありませんから。それを皆様見破ったのでしょうね、閲覧者のわりには「スキ」の件数が極端に少ないという面白い現象が巻き起こっております。ま、俺はそれでいいんですけれどね。
それじゃあさっきから出ている「夢で終わらせない」って、一体何なのか、それの話を今日は掘り下げていこうと思います。

まずどの辺から話せばいいかなぁ。テレビゲームってのはどんなものなのか、脳内でどのゲーム機をイメージしているかは、世代によって違うと思いますけれども、40年近く前に主流だった「ファミコン」のようなマシーンだったら、当時のスペックの関係上、ゲームの BGM ってピコピコ音だったじゃないですか。しかも同時に出せる音が確か3音だったか4音だったかで、音楽を奏でながらも、効果音も出さないといけないから、特にアクションゲームの効果音が連発する場面になったら、裏で流れている BGM の音源が減ったりもしましたね。しかし、そんな制約が厳しい中でもあれだけ人々が夢中になれる名作を出しまくった「ファミコン」はロマンの塊でございます。

そんなゲーム機が、どんどん進化していって、ついには1990年代中盤に「PlayStation」が登場してから、ゲーム内に音楽 CD の音源をそのまま再生できちゃうくらいまで進化してしまいました。
それもあってか、PlayStation が発売されてすぐの頃は、一部のゲームにいわゆる「主題歌」が付くという事があったのです。多分映画やドラマに主題歌が当然あるように、ゲームにも主題歌があるべきだと考えた人がいるんでしょう。今でも一部のゲームにはあるんでしょうけれども、結局は主流にならずに終わってしまいました。

今となっては全世界にヒットして、そんで海外のプレイヤーにもしっかりウケるように、作風そのものがネイティブになった「バイオハザード」シリーズですけれども、これが意外なことに1996年3月22日に発売された一番最初の「バイオハザード」に、日本語の主題歌がついていたんですよ。
それが「渕上史貴」さんという男性シンガーの楽曲「夢で終わらせない・・・」なのでございます。
先ほど「意識高そうなタイトルだ」だなんて書きましたけれども、タイトルのケツの部分に「・・・」の3文字がついているあたり、なんとなく怖い感じなのかなと思っちゃったりもしますけれども、これがスゲー爽やかなアップテンポの曲なのです。なかなかの名曲で、個人的には結構好きな1曲なんですけれども、これがいわゆる「バイオハザード」の世界観に全然溶け込めずに、浮いちゃっているのです。
ゲーム内ではエンディングのスタッフロールのところで聴く事ができるんですけれども、もうゲームと曲が全然調和できていない感じが、たまらなくいいんですよ。

当時はこのゲームが後に CAPCOM を代表するビッグタイトルになるとは思ってもいなかったのでしょう。後に続編が出る事により、「バイオハザード」の世界観がしっかり構築されていったせいもあってか、それこそ昨日のテキストにも書きましたけれども、1996年3月22日の「バイオハザード」が発売された翌年1997年に内容をさらに付け加えて、遊びやすく調整されたものが「バイオハザード ディレクターズカット」というタイトルで発売されたんですけれども、なんとそれがエンディングのスタッフロールでの「夢で終わらせない・・・」の音源が完全カットされて、別の曲に差し替えられてしまっております。
前回のテキストで「バイオハザード ディレクターズカット」は「バイオハザード」からたくさんのものをプラスして出来上がった作品で、マイナスになったものは多分ないって書きましたけれども、マイナスになった部分、ありましたね。主題歌がカットされてしまいました。

「夢で終わらせない・・・」のゲーム内で浮いているこの感じもなかなかいいんですけれども、個人的にもっとも気に入っている部分があります。それは何かと言いますとオープニング曲でございます。え!?オープニング曲もあるのかよ!?!?って驚いてしまう話ではございますけれども、実はあるんですよ。それも「渕上史貴」さんの楽曲でして、「夢で終わらせない・・・」のシングルのカップリングに収録された「氷のまなざし」という曲でございます。 
これが「夢で終わらせない・・・」よりもさらに力の入ったロック曲で、途中でシャウトなんかも入れながら、バリバリの盛り上がり系の曲なんですけれども、これが良い感じでダサくて最高なのです。頭の歌詞が「見つめ合う瞬間に 感じたのは永遠」というあたりからかなり最高でしょう。

どういうタイミングで流れるかは、実際にゲームをやってくださったらわかると思いますけれども、最初のオープニング映像がありまして、それも人が殺されるシーンがあったりとか、結構大変な内容となっているんですけれども、そんなオープニングシーンが終わった後に急に場面が変わって、まさかの「登場人物紹介」的な VTR が流れるんですよね。「バイオハザード」の登場人物にクリソツな外人さんを映している謎の実写映像がノリノリなテンションで流れるんですが、その時の裏で流れているのが「氷のまなざし」なのです。
これが良い感じでダサくて最高なんですよ。最新の「バイオハザード」のシリーズでしか遊んだことのないお若い方にこのゲームやらせて、オープニング映像が終わった後に流れる「氷のまなざし」を聴いて欲しいですね。きっと口ぽかーんと開いて唖然とするでしょう。
こちらの曲も個人的には好きですけれども、やっぱりどうしてもゲームに合っていないんですよね。ハンバーガーとずんだ餅を一緒に食べるみたいな、どっちも好きな食べ物なんだけれども、一緒にしたら大変な事になっちまう的な、あの感じです。

ちなみに1997年に発売された「ディレクターズカット」版では、オープニングの登場人物紹介の VTR はそのままだけれども、こちらも「氷のまなざし」の音源はカットされてしまい、別のものに差し替えられております。
これがものすごく残念なのです。「ディレクターズカット」版は、これからはじめて初代「バイオハザード」をプレイする人に「こっちを買っといたほうがいい」って、基本的には勧めるべきもので、実際に現行機での配信版では「ディレクターズカット」版が配信されているんですけれども、ゲームにまったく合っていない、日本語の主題歌が聴けるバージョンは、ディレクターズカット版の前に出た「バイオハザード」だけなのです。
これだけ有名な作品ですから、ぶっちゃけ YouTube なんかで動画がたくさん転がっていたりしますので、今すぐゲームを動作する環境にいない方は、ご自身で動画を探して視聴してみてくださいな。

という、ここ数日のテキストのタイトルの謎が溶けたところで、文字数が3995文字になってしまいましたので、今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。今日もここまで読んでくださった方、どうもありがとうございました。一体何なんだこのテキストは、こんなテキストやめちまえ。警察呼ぶぞ馬鹿野郎。

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