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もしも俺が○○だったら SEASON2 #8

どうも、素股の摩擦でビル全焼事件にを忘れない、です。

それは冗談でして肝数値高男です。

この間の休みで久しぶりに泊まりで遊びに行き「お前死にたいのか?」ってレベルで美味しいものをたらふく食べてしまい、今では家の体重計に乗るのがめちゃくちゃ怖い。雪が降る前に家の庭に体重計を埋めてしまおうかって本気で考えてしまっているくらい、自分の体に重みを感じてしまっているので、ここ1週間はウォーキングやエアロバイクを頑張っております。
心拍数を120以上になるまで身体を動かし、その状態を頑張って1時間はキープするようにしているんですけれども結構キツイ。エアロバイクなんか特にキツイので、目の前のモニターではお気に入りの YouTube チャンネルや映画、ドラマなんかを再生しながらなんとか意識を持たせるようにしているんですけれども、もしもモニターに映っているのがどう見ても完全に冷めきっている関係なのに、カネのために無理矢理活動を続けているカップル YouTuber の映像だったら俺は死んでいるかもしれない。そのくらいの勢いで身体を動かしているんだけれども、身体が全然軽くなった感じがしないですね。もう俺は臓器を闇社会に売り捌いて身体を軽くする、みたいなやり方しかないのでしょうか?

普段から腕に着用しているスマートウォッチに、今日1日分の運動量みたいなのが表示されるんですが、これがどれだけ正確なものなのかわからない。もしかしたら結構適当なのかもしれない。そもそも運動量なんてもの自体測れていないのかもしれないし、俺はスマートウォッチなんか着用していないのかもしれない。もっと言えば俺なんか存在していないかもしれない。俺たちの住む地球もないのかもしれない。俺も読者のみなさんも、それ以外のたくさんの人たちも、みんなみんな誰かが見た一瞬の幻の中の存在であって、俺たちなんか最初から存在していなかったのかもしれない。

そんな考え方もできますけれども、それでも1日ハードに動けば運動量を表しているゲージは増え、逆に廃人みたいな過ごし方をしていたら全然ゲージは増えないので、俺のスマートウォッチはそれなりに測定はできているのかもしれない。そしてどう考えてもスマートな体型ではない俺がスマートウォッチを使っていることに激しい違和感を感じてクスクス笑っている方がいましたら、今日会社を休んで茨城県の「竜神大吊橋バンジージャンプ」を命綱なしで挑戦してください。

自分の運動量を測定するものが他にないので、とりあえずはスマートウォッチで表示される運動量のゲージを目安に、日々身体を動かしております。
仕事の日は日中それなりに動くので、ゲージはガツンと溜まるんですけれども、大抵の場合、自分が掲げた目標の数値まで達しない状態で帰宅。目標数値までは自宅で軽運動をし、数値に達した瞬間に賢者タイムに突入した男のようにピタッと運動をやめます。

あとこれが俺の日々の密かな楽しみなんですけれども、日曜日から土曜日までの7日間すべてが目標数値に達したら「今週は頑張りましたね」的な感じでスマートウォッチに誉めてくれるんですよ。これが本当に嬉しいんですよ。下手したらスマートウォッチに恋をしてしまうんじゃないかってくらい嬉しい。なので毎日運動を頑張っちゃうんですよ。そりゃねぇ、30も過ぎたら人に誉められることも減りますからね。

毎日目標の数値にするってのは結構大変なんですよね。俺もこう見えて人間ですので、調子の良い日悪い日ってのはどうしてもできてしまいます。身体は元気なんだけれども、仕事がバカ忙しくて気がついたら日付が変わってしまって、目標数値に到達することができなかった、みたいなことなんかしょっちゅうです。
なので、1週間のどこかで数値が足りない日ができてしまい、むしろ1週間毎日目標数値達成という週の方が圧倒的に少ないのです。
しかし先週の俺はかなり頑張っていましたよ。日曜日から金曜日までしっかり身体を動かし、毎日運動量をコンプリート。
そして迎えた土曜日。仕事が車移動だったり、座ったままのパソコン仕事が多く、1日の運動量が「オマエは本当に仕事に行ったのか?」って疑われるくらい低かったのでした。

それに気づいたのが23時過ぎ。あと1時間で日付が変わってしまい「運動量」のゲージもリセットされてしまいます。
1時間以内で目標数値まで行くってのは相当な運動をしないと間に合いません。ウォーキングでなんか絶対に無理なので、この場合俺は「エアロバイク」を選ぶんですけれども、この場合、完全にブチギレ状態の大きなクマから逃げている時の自転車くらいブッこかないといけないのです。
正直な話、普段そんな勢いで自転車を漕がないので俺には無理だ、やめておこうと、今週は運動量のコンプリートを諦めようと一瞬思ったんですけれども、ただ週の途中でコンプリートできなかったら「まぁ仕方ないよね」で済まされますけれども、6日間コンプリートできていて、最終日でできなかったってのは、なんか悔しさが倍になるこの感じ、わかってくださるでしょうか?
昨日までの俺、毎日頑張っていたのにここで諦めるの?って考えたらいてもたっても入れなくなり、やってやりましたよ。1時間、狂ったかのように、エアロバイクをぶっ壊すんじゃないかってくらいの勢いでエアロバイクを漕ぎました。あれはすごい勢いだったぞ。エアロバイクなのに数メートル前に進んでしまうんじゃないかってくらいの勢いでブッ漕ぎました。
多分ですけれども、この地球上の人間全員が同時に、あの時の俺と同じくらいの勢いでエアロバイクを漕いだら UFO を呼ぶことができたと思いますね。

途中で心が折れかかったけれども、それも我慢して、1時間みっちりエアロバイクのペダルを高速回転させ、なんと23時58分に目標数値に到達!!!その瞬間、俺はフラッフラになりながら作業部屋のソファに仰向けで倒れ込んでしまいました。汗でシャツが濡れている状態で布製のソファにもたれかかっちゃって、内心「やっちまった」とも思いましたが、どうすることもできないくらいこの時の俺は完全に疲れ果ててしまっておりました。

ゼェゼェと呼吸しながら、天井をぼんやり眺めて俺は一体何を考えていたと思いますか?激しい運動で辛い状態のかなり先に行ってしまったせいで脳内麻薬みたいなのが出てしまっていたのかもしれない。スポーツのセンスがある方は「最高の気持ちだ!」って思うでしょう。でも俺は「ヘンリー塚本作品に、激しく情交しフィニッシュを迎えた後、男が完全に果てて仰向けでこんな風に倒れ込んでいるシーンがあったなぁ・・・」ということだったということについて皆様はどのようにお考えでしょうか?

事件はその日の晩に起こりました。運動後、シャワーを浴びて、着替えて寝室に移動し、就寝してから数時間後、右足のふくらはぎが激痛!いわゆる「こむら返り」です。バカイテー!!!
でもね、俺も31歳ですから。ふくらはぎがこむら返しを起こすことは今までで何度も経験しております。そういう時はすぐに立ち上がり、こむら返しが発動している方の足を足先から小刻みに揺らすのです。体育の授業の前にやった準備運動でそういう動きがあったじゃないですか、まさにアレです。それをすることで30秒くらいでこむら返りは落ち着くのです。焦ることなんか何もありません。

これ俺だからこむら返りを起こしてもここまで落ち着いて行動ができますけれども、もしも俺が「バイオハザード4」の主人公のレオン・S・ケネディだったら「泣けるぜ」って言っているでしょうね。もしくは俺が令和の若者だったら「え、まって」って言っているでしょうね。もしくは俺が1990年代半ばのギャルだったら「チョベリバ」って言っているでしょうね。もしも俺が金八先生だったら「何度でも私は言います!!あーたー方はまだ16歳!!死ぬなんて言葉を使うな!!!」と言っているでしょうね。もしも俺がプロゲーマーのたぬかなだったら「こんなこむら返りに人権、あるわけ無いだろ。調子のんな。コッチはこむら返りにキチ〜んだよ。でも言わせて、私デブとハゲには優しいから。」って言うでしょうね。


というところまで書いたところで文字数が3501文字になってしまいましたので、今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。今日もここまで読んでくださった方、どうもありがとうございました。この文章を読んで、僕のことをすごくキモいと思ってもらえたら幸いです。明日のコンテンツでもキモいと思ってください。よろしくお願いします。

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