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アリストテレスから学んだ教訓

どうも、野生の鹿にぶつかって車を大破させた男です。

それは冗談でして肝数値高男でございます。
北海道には本当に鹿がたくさんいるもんです。道内のドライバーで、運転中に鹿を見たことがないって人は1人もいないんじゃないかなって思います。もしもそういう人がいるとするのならば、最近運転免許を取得した人じゃないでしょうか。俺のように10年以上道内で車を運転しているってのに、鹿に遭遇したことがないって人は、もしかしたらペーパードライバーか、都市中での運転しかしない人か、もしくは運転免許を取得してすらいないのに、10年もの間部屋にこもってセガサターンの「デイトナ USA」という伝説のレースゲームを極めまくって「このゲームをこんだけ極めたのならば、俺は運転免許を取得しているようなもんだ!」って言い張っているヤバい人くらいじゃないでしょうか。

野生の鹿、俺も何度も見ていますよ。あいつら本当に、急に道路を走って横断して来るから危ないんですよね。俺も何度か、ニアミスで接触しそうになったことがあります。
これまで、残念なことに鹿と接触をして車を大破させてしまったドライバーを何度も聞いたことがあります。むしろ、10年以上も道内で車を運転しているってのに、一度も鹿と接触したことのない俺は、奇跡なんじゃないかって思えるほど、北海道は野生の鹿との遭遇率が高いのです。

2022年春、また鹿と接触をして車をダメにしてしまったかわいそうな男が爆誕してしまいました。そいつの名は俺のことが好きすぎて、俺の note のコンテンツをほぼ毎日チェックしているでお馴染みのアリストテレスくんでございます。
彼はいろいろありまして、1日に100km 前後もの道のりを運転するという生活を送っている人間ですので、俺の何倍もの距離を運転しているドライバーです。そんな彼がついに、夜の峠道という、鹿が出現するのが当たり前な環境を運転している時に接触して車がぶっ壊れてしまったようです。
本当にかわいそうだよな。

一夜にして車を失ってしまったアリストテレスくんも、俺と同じく車がないとほぼ生き埋め状態でお馴染みの限界集落で暮らしていますので、彼はまず車を手に入れようと、レンタカーを手配したとのこと。
で、困ったことに、そのレンタカーを借りにいくのにも、車が必要とのことで、車を出してくれないかと俺に相談してくれたのです。
ちょうど俺も同じ日に、実家に行く用事がありまして、さらに偶然にも、実家に向かう道中に、レンタカーを受け取るショップがあるってことなので、もう俺の車に乗る以外理由がないとのことで、朝早くに家を出て、彼を迎えに行き、助手席に乗せて、あれこれいろいろ話を聞きました。

いやはや、鹿と衝突して車を大破させてしまったという、俺がまだ経験していないことを経験した男の話はかなり勉強になります。自分も同じ事故を起こさないためにも、彼から聞いた話を教訓にし、ここでそれをまとめてコンテンツにしちゃおうってことで、今日はそんなテキストになります。もちろんアリストテレスくんからの許可は・・・一切もらっていましぇ〜〜ん!アリストテレスくん、多分これ読んでいると思いますけれども、今度ラーメン奢るから許して。

アリストテレスくんが峠道を走っていたのは夜の22時頃。俺もよく利用している道で、22時頃にその道を走ったことは過去に何度もありますし、きっとこれからも何度もあると思います。
車を走行中、急に一頭の鹿が道路を横切ったそうです。
鹿という生き物は基本的には群れで行動しますので、一頭いたってことは、少なくとも二頭、三頭は連なっているはずです。それは、道内での運転経験が俺と同じく10年以上あるアリストテレスくんがまったく同じことを言っておりました。じゃあ何故、彼は一頭目の鹿を回避できたのに、そのあとの鹿と接触してしまったのか。その疑問をアリストテレスくんに投げかけてみたところ「今回は群れじゃないんだってなんとなく思った」という、珍回答が返ってきました。最高です。

車を減速させないまま、続いてやってきた二頭目の鹿とそのまま接触してしまい、大破。同じくらい残念なことに、鹿も車にはねられて、残念なことになってしまったそうです。こちらも本当にかわいそうです。
その後警察を呼んであれこれ処理をしてもらった後、どうしたかです。
まだ家まで60km ほどある真っ暗な峠道で彼は1人ぼっち。とても危険な状態です。ヒッチハイクとかするようなキャラでもないので、どうしたのかと言いますと、N くんという、俺とも腐れ縁でお馴染みの奴に助けを求めて迎えにきてもらったとのこと。
この日の N くんの話もいろいろ聞いたんですけれども、改めて彼はヤバい奴だなって思いました。彼は普段は俺のテキストでは堂々と名前を出している奴なんですけれども、あまりにも話がヤバすぎるので今日はイニシャルだけにさせてもらいます。

事故現場にかけつけた N くん、まず何をしたのかって言うと、道路脇に警察が移動させた残念な状態の鹿をスマホで写真撮影したとのこと。さすが俺と同じレベルでヤバい人間のアリストテレスくんもドン引きしていたようです。
いやいやいや、まともな精神状態の奴は鹿の死体なんか写真に撮らないでしょう。しかも彼、Twitter で鹿の写真を撮影した旨を投稿しているし。
俺は実は知っているんですけれども、彼はかなりの死体マニアでしてね。過去にこの話を聞いてかなり寒気がしたんですけれども、彼の隠れた趣味のひとつに、裏サイトで出回っている、交通事故や処刑などで人が死ぬ瞬間の動画を観まくっているそうなんですよ。もうハッキリ言わせてもらいますと、彼はかなりのサイコパスです。サイコパスなのはできる限り隠して欲しいんですけれども、Twitter にあんなこと書いちゃったらダメでしょう。己のサイコパスな一面がこぼれちゃっているよ。

そんなサイコパス N くんのおかげで、家に帰ってこれたアリストテレスくん。そこからどこにも行けない生活を数日過ごし、今回俺の車でレンタカーを取りに行くことになりました。
アリストテレスくんはタフだなって思ったのが、ここから大破した車のことや、レンタカーでめちゃくちゃ経済的に打撃を喰らうことがわかっている状態だってことを、笑いながら言ってきたことです。
俺は、自分がこういう状況に立たされた時、本当にダメなんですよね。数ヶ月前に買ったミラーレスカメラのレンズを、1ヶ月も経たないうちに落下させてぶっ壊してしまった時も、数日間クヨクヨしていました。
自分の稼いだ金を無駄にしてしまうことが本当に無理。かなり精神的に参ってしまって、数日間誰にも会いたくもない、男なのに情けない状態になってしまうのです。

もしも俺がアリストテレスくんと同じ事故を起こしてしまったら、こんなこと笑顔で報告できない。自暴自棄になってしまうこと間違いありません。
アリストテレスくんも、きっと心の中では相当落ち込んでいるんでしょうけれども、その感情が溢れてこない。事故の話だけではなく、同じ車内にうちのカミさんがいるってのに、いつもの調子で下ネタ話もしてくれたし、彼はなかなかすごい男です。
しかもレンタカーショップに行く道中、俺と、同じ車に同乗していたカミさんの分の飲み物代もおごってくれたしね。
「これから金がいろいろかかるんだから、数百円も大事にしろよ!むしろ俺が奢るから、財布をしまえ!」って言ったんですけれどね、それでも彼は笑顔で「いいからいいから、どれを飲みたいんだ?」って、もう勝手に自販機に金を入れていましたからね。

いやいや、タフだねぇ。俺もアリストテレスくんの精神的タフさを見習わないといけないなって思いました。
もしも今後、俺も鹿と接触して車をダメにして、めちゃくちゃ金がかかるってことになってしまったことがあったとしたら、相当落ち込むと思います。
しかし、過去にアリストテレスくんが同じ目にあって、クヨクヨしないで事故の話を俺に笑顔でしてきたなってことを思い出して、気持ちが前向きになるだろうな。これも教訓のひとつです。

ということで、今回アリストテレスくんから学んだ教訓をまとめさせてもらいますと。
・道路を横断する鹿を一頭でも見かけたら即減速。
・もしも鹿と接触して事故を起こしても、クヨクヨしないでこの経験を誰かに伝える。
・N くんはやっぱりサイコパス

の、以上でございます。
北海道に限らず、地球上で車を運転される皆様、事故には十分に気をつけていきましょうね。
というところまで書いたところで文字数が3449文字になりましたので、今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。今日もここまで読んでくださった方、どうもありがとうございました。こんな感じのしょうもない文章を毎日書いておりますのでよければ明日も見にきてください。それでは次回をご期待ください、さよなら、さよなら、さよなら(淀川さん風に)

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