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アレ観た報告#40 【特命係長 只野仁】

どうも、口の中に毒蛇を飼う方法、特別価格30分5000円であなたに教えちゃいますよ!です。

それは冗談でして肝数値高男です。
あれは今でも忘れられません、今年の元旦のことでした。残酷なことに元旦から仕事で、帰宅後作業部屋にこもり自分の時間を楽しんでいました。作業部屋にはアンテナの配線がないのでテレビ番組は観れず、普段はパソコンの横で「Abema」でその日のニュースなんかを映しているのですが、この日は夕方に発生した「能登半島地震」のニュースばかり。時間が経てば経つほど被害の状況が明るみになり、その都度自分もどんどん落ち込んでしまいました。地震のことは本当に残念なことだけれども、被災地ではい場所に住んでいる俺まで暗い気持ちになるのはいかがなものかと。せめて俺たちは明るい気持ちで、一生懸命生きてこの国を支えないといけないのではないか。これが、国内のどこかで災害が起こった時の自分の考えです。

「ニュース」のチャンネルを流していても暗い気持ちになるだけ。なので「ドラマ」のチャンネルに切り替えると、なんとまぁ「特命係長 只野仁」が放送しているではないですか!!!
懐かしーーー!!!中学生の頃めちゃくちゃ観ておりました。詳しく調べたら4シーズンに渡り放送されていたようで、第1シーズンが2003年7月~9月に放送され、第2シーズンは2005年1月~3月。第3シーズンが2007年1月~3月。第4シーズンが2009年1月~3月放送となっておりました。1991年生まれの俺が中学校の時に視聴していたということは、2005年1月~3月に放送されていた「シーズン2」を観ていたということになります。

このドラマ、めちゃくちゃイイんですよ。知らない人のためにざっくりとした内容の説明ですが、主人公の「只野仁」という男は、大手広告代理店の「電王堂」という会社でいわゆる「窓ぎわ係長」をやっております。
その名の通り、なかなかに冴えない男で、会社の雑用ばかりやらされ、ミスを連発したり物品を運んでいる最中にズッコケたりで、部下の OL たちからクスクスとバカにされている男。この感じ、どこかで見たことあるな~と、少しばかり考えてみたんですけれども、それが何かはスグにわかりました。ズバリ、会社での俺そのものです。ガチョ〜〜〜ン(自爆)

しかしそれは只野仁の「装いの姿」であり、本当の姿は電王堂の会長から直々に特命を受け、会社を取り巻く厄介な問題を部下の森脇という男と協力し、調査をして解決をすることを生業にしているのです。
だいたいの問題は裏社会の人間が絡んでいて、常人であれば関わりたくないことばかりなのですが、どんなに危険な任務でもその身ひとつで突っ込んでいきます。昼間の姿では想像ができないくらい体はムッキムキ。タバコも吸いまくりで女にもモテまくり。昼の只野と夜の只野のギャップがたまんないんですよ。

只野仁を演じるのは日本を代表する俳優、高橋克典さん。克典さんが本当にカッコいいんですよ。俺も克典さんみたいな顔、そして肉体だったらもっと違う人生を送っていたんだろうなぁ。その件については来世に期待です。

男でも惚れ込んでしまうくらいカッコいい只野仁が大活躍するだけで十分にどハマりする要素はありますが、何よりも中学校当時の俺がどハマりした理由があります。それは何なのか、ドラゴンボールの主題歌風に説明すると「♪IPPAI〜 OPPAI〜」なのです。
そう、このドラマにとって重要な要素でもある「お色気シーン」でございます。子供が寝静まった後の深夜枠での放送だったので、当時活躍していたセクシー女優などを起用して、堂々とパイオツが映るのです。今は深夜枠でもパイオツを地上波で流せるのかどうかなんてよくわかんないというか、多分無理なんですけれども、2000年代はまだギリギリ OK だったようで確かに地上波でパイオツが放送されておりました。
当時の俺はびっくりしたなぁ。なんてったって、テレビをつけるだけで、パイオツが見れるんですから。実質0円でパイオツが見れちゃう。しかも俺は当時中学校1年生で脳みそのほとんどがパイオツで埋め尽くされている時代だったので、大変な刺激になりました。

「特命係長 只野仁」というドラマを観るキッカケは、同じクラスの同級生に教えてもらったことがキッカケでした。もちろん男の子です。俺もそうでしたが、相手も年齢的に脳内がパイオツのことでいっぱいの状態だったので、いつものようにエロい話をしてくるノリで「やんべぇドラマを見つけた」と教えてくれました。「どんなふうにやんべぇの?」と聞くと「パイオツが観れるんだ」と言うではないですか。俺は最初じぇんじぇん信じれませんでした。そんなドラマがあるわけがない、と思いつつ、半信半疑で放送日にチャンネルを合わせて視聴していると、お色気シーンに切り替わった瞬間、頭の中でクラッカーが鳴りました。いやはや、あればビックリしたなぁ。まだオトナのビデオを観る前だったんで、半端ない刺激を喰らい、俺の股間は一瞬にしてメデューサに睨まれた状態になってしまったのを覚えております。

こんなにも素晴らしいドラマを教えてくれた同級生には大変感謝しております。それにしても、あんな深夜枠に放送していたドラマを、同級生はどうやって知ったんだろうか。夜、たまたまテレビを観ていたのだろうか。それか他の誰かに教えてもらったのだろうか?じゃあ、同級生に教えたその人はどうやって知ったのだろうか?その辺は今でもめちゃくちゃ気になるんですけれども、当時通っていた中学校の男子たちの視聴率は90パーセントくらいだったのは間違いありません。

なんだったら俺とほぼ同世代の他の連中らも、当時このドラマを視聴していたのではないだろうか。同い年だけれども中学校が違ったわっしーくん、カチンくん、あとは会社の同僚や少し上の先輩なんかに「特命係長 只野仁ってドラマ知ってます?」と聞くと答えは「もちろん、学校のクラスの男子全員観ていた。」と答えます。みんなエッチだなぁ~。基本的に男子たちでコソコソ視聴していたのですが、驚いたのはカチンくん。彼が通ってた中学校では金曜の夜に「特命係長 只野仁」を視聴して月曜日の朝にドラマのことでみんなと語り合う、ここまでは俺と何も変わらないんですけれども、なんとそこに女子も関わっていたらしいじゃないですか。うわぁぁぁぁ、羨ましいぃぃぃぃ!あんなにエッチなドラマのことを女子と話せるなんて、恵まれすぎです。

「特命係長 只野仁」が放送される金曜日の夜は、毎晩ドッキドキしながら観ていたなぁ。とはいえ、当時はまだ実家に住んでいましたので、自分の部屋にあるバカ小さいテレビデオに、片耳イヤホンを突っ込んでコソコソ観ていました。
普段はそういうことなかったのですが、何かの拍子で家族が部屋に入ってくることを想定して、気配を感じたらすぐにテレビの電源を消す準備さえもできておりました。そんな環境下でドラマを観ていましたので、じぇんじぇん集中できるはずもなく、「当時のドラマの放送内容を説明しろ」と言われたところで、俺が覚えているのはブラウン管のテレビに映り込んでいた「パイオツ」だけ。他はな~んにも覚えておりません。
お色気シーンを抜きにしても、大変にクオリティの高いドラマです。なのに、俺という人間は「お色気シーン」しか覚えておりません。それは作品に対して大変に失礼なことなのではないか、と大きく反省し、Abema でドラマが全話配信中とのことで、32歳にしておよそ20年近くぶりに、全話を視聴することにしたのでした。

あんなお色気シーン満載のドラマ、令和の今もう観ることなんか絶対に無理なんだろうなと思っていたんですけれども、まさか2024年に Abema で観れるとは。加山雄三さん風に言うと「幸せだな〜」です。
「特命係長 只野仁」のこと、もう少し深く語りたいのですがもう文字数が3000文字を超えてしまったので続きはまた来世で。


・「特命係長 只野仁」は Abema で全話配信!→ https://abema.tv/video/title/50-1eszgkffpku

・アレ観た報告 目次→ https://note.com/preview/n553765964065?prev_access_key=53f3cc40521b1a8de670c2bfff33dd43

というところまで書いて文字数が3567文字になりましたので今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。明日も元気いっぱいにテキストを更新しますのでその時また会いましょう。 ・・・俺が逮捕されていなければ。

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