holoGTAについて

これはholoGTAを個人的に評価する記事です。

次回のholoGTAを願う者として今回の評価を行い、反省点及び次回への改善点を勝手に考えてみただけです。
批判的な内容も一部含まれますが、基本的にはホロライブはよく頑張って成功させたという印象です。
各ホロメンについては敬称を省略させて頂きます。

〇評価
始めに評価を一言で言うと、
「ほとんど初心者ばかりだったにも関わらず、精一杯頑張って想定以上に面白いものになった。」
ということになります。
評価基準は配信の楽しさです。

ストグラ等の他GTA配信を見たことがある視聴者にとっては一部不満が残る内容であったことは否定できません。
しかし、他のGTA配信にはない面白さがあったし、初心者ばかりであるということを考えればよく頑張ったというべきでしょう。

holoGTAには初めからわかっていた問題が大きくわけて2つありました。
その内容と実際どうだったかを説明していきます。

・人数不足について
【問題内容】
ホロライブでGTAを行うには人数が足りないというのは、ストグラ運営からも指摘されていた大きな問題です。
今までのVCR-GTA、にじGTAに対してあまりにも少ない人数は大きな不安点でした。

【結果】
運営の対策としては、ギャングを一つにし、役職変更の自由を制限し、人の足りないところに人員を増やすことでうまく対応できていたと思います。
ギャングが一つになることで大型犯罪には必ず警察が来ることになり、ゲームバランスも取りやすくなりました。
大型犯罪が被ってできないなんてこともありません。
ギャングが複数ある場合は大型犯罪が重なり警察が一方にしかこないこともありますからね。
実際やってみて、このくらいの人数でもなんとかなるんじゃないかという希望が見えました。

救急隊は全体の人数が少なったことで死者が減り、もう少し減らしても対応可能だったように見えました。
ホロメンが一時医療崩壊してたと言ってはいましたが、他のGTA配信でもよくある程度のことで許容範囲だと思いました。

後半に警察が広すぎるMAPに対して北側をあきらめたことで、色々な問題が解決しました。

警察がすべての小型犯罪を取り締まるためにはパトロールが必須です。
それはあまりにも遠い北側の小型犯罪に原因があります。

小型犯罪は比較的短い時間で終わってしまうため、駆け付けても既に終わった後であることが多いです。
遠い道をただ車で走ってたどり着いた末に誰もいない・・・配信的に終わってます。
そんなの視聴者の誰も望んでいません。
しかもそれを阻止するためには北側パトロールが必須で、人数も必要です。

だから、北側を完全に切り捨てたのは配信的にもホロメンの負担的にも大正解だったと思います。
北側パトロールを一人で車両に乗り視聴者に向けて雑談するなんてGTAじゃなくていいです。

都市部の小型犯罪のみを取り締まり対象にすれば、市民と交流を持ちながら待つことも可能で、警察と市民の交流が増えました。
初心者ばかりのホロメンにとっては、北側で安心して小型犯罪に挑戦できた方が良いでしょう。
日程も時間も短いholoGTAでギャングが確実に資金を稼ぐ場所は必要ですらありました。
さらに北側で倒れる人が減り救急隊も楽になりました。

また大型犯罪を行う際にギャングから警察に事前通知することで、警察が遊ぶ時間を作ることができたのは良かったです。
ただ面白いカーチェイスがほぼ見られなかったのが残念でした。

・経験者の不足について
【問題内容】
GTAにおける一番のコンテンツはやはり警察対ギャングのPVP、主に大型犯罪でしょう。
しかし、この大型犯罪を楽しむには警察とギャング双方に高いゲーム能力が要求されます。
全員が手練れである必要はありませんが、リーダーの指揮能力、自己判断能力のある主力メンバーがいなければ、あまり見栄えが良いものにはなりません。

【結果】
NPCを弱体化することでホロメンでも大型犯罪が可能になりました。
NPCに殺されて倒れるのは一番面白くないと思うので、弱体化は良い判断だと思います。

初心者にしては、大型犯罪を最低限見どころのある戦いにすることができたと思います。
ただ他のGTA配信を見たことがある視聴者にとっては稚拙な戦いであったことは否定できません。
最終日、警察側は引っ張るべき人間がすべて序盤で倒れ、初心者がどうしたらいいかわからず、戦いもせずに終わる光景は正直悲しかったです。
警察側に指揮を取れる人間がいなかったのは今回のGTAにおける最大の反省点だと思いました。

運営が最終日辺りに準大型犯罪の想定で、途中からではどうにもできない問題でした。
ホロメンの能力を考えれば、大きく間違った想定とも言えませんからね。

・まとめ
人数不足はかなり解決できたが、パシフィック銀行強盗レベルの犯罪を行うには、警察とギャングの人数があと少し足りないように見えた。
経験者不足については最後まで悩まされてしまったと思います。
以上、2つの大きな問題を抱えていながら面白いものになったのは賞賛すべきものだと思いました。

普段あまり絡みのないホロメン同士の交流こそ、視聴者が一番期待していた部分ではないかと思うし、それが実際見れたのは嬉しかったです。
戦闘が苦手なホロメンも市民として楽しめていたり、ロールプレイがうまいホロメンが楽しいドラマを見せてくれたりで、とても楽しめました。

〇次回への改善点
この改善点は犯罪関連を面白くするために必要なものであり、そこを捨てるというのであれば、特に不要ではあります。
では今回のGTAでの問題点を大きかったものから順に説明します。

1.警察側の指揮能力欠如
【問題】
警察対ギャングがあまり面白いものにならなかった一番の原因はここにあると私は思います。
にじGTAでは警察署長及び副所長に最高の経験者を置いていました。
それだけ警察側のリーダーには高い指揮能力が必要ということです。
各員からの報告とヘリからの視点で状況を把握し、適切な指示を行う人間がいなければ、初心者は烏合の衆となり活躍できません。

そしてホロメンの中で十分な指揮能力を持った人間は私が見る限り一人だけでした。
だから、避けるのは難しい問題でもありました。
【対策】
適切な能力を持つホロメンを警察側に配置する。

2.カーチェイスがほとんどなく、あってもすぐ逃げられる
【問題】
GTAにおいてカーチェイスは目玉コンテンツの一つだと思いますが、それが十分に機能していなかったのは残念でした。
そもそもホロメンが初心者すぎて、圧倒的な逃走側有利であることを知りませんでした。
一度見失えば終わりのカーチェイスしかできてない以上、警察にはほとんど勝ち目がありません。
さらには車を止めても、負けを認めず、警官を銃で倒してしまいました。
【対策】
警察側に優秀な人材を配置して下さい。
ヘリでロックオンを使いこなし誘導を行える人と、運転の難しい警察車両を乗りこなせる技量を持つ人が警察に必要です。
大型犯罪でもない限り、警察に向けて銃の使用は基本的に禁止して下さい。
絶対ダメとは言いませんが、極力辞めて下さい。

3.序盤のギャング側準備が大変
【問題】
序盤のギャングは装備がないため、まず資金を集めるところから始まります。
2日目くらいまで小型犯罪ばかりをずっと続けることになり配信的なおもしろさは減ります。
ただでさえ短い日程と時間ですので、早く大型犯罪を開始できるようにしたいところです。
【対策】
日程と時間を延ばせれば楽ですが、忙しいホロメンが多くそれは難しいでしょう。
なので、警察と同じように最初から拠点と車両等を用意しておき序盤のファームを失くしてしまった方が良いかもしれません。
また警察は武器などの没収を辞めてあげるとギャングの準備にかかる時間が減り、警察も仕事が減ります。
今回は犯罪の報酬を上げることにより対応しましたが、罰則をゆるくした方がメリットも多いです。

4.麻薬
【問題】
警察が捕まえ方を知らずほぼ野放しでした。
また麻薬を取り締まる余裕が警察にはありませんでした。
麻薬の通知があると警察が動こうとしてしまいますが、麻薬犯罪者を捕まえるのは売り切られてからでは遅すぎます。
作成時に失敗してようやく捕まえましたがそのミスがなければ、露見すらせず終わってしまったでしょう。
【対策】
麻薬での儲けルートを残すのであれば、レシピを最初から公開、素材の入手を簡単にして、作成コストを下げます。
次に市民への手売りのみにして、一回の手売りで得られる金額を多くするのが良いと思います。
たくさん利益を出すためには時間がかかるようになれば、警察が捕まえるチャンスが増えます。

ただ警察の負担が大きくなるため、麻薬で金を稼ぐことはできないようにしてしまう方が無難ではあります。

5.経済
【問題】
序盤でギャングが稼げず、市民にお金が回らなかった。
中盤以降ギャングから市民にお金が巡るルートがなかった。
特に警察が頑張ったのに犯罪者に比べてお金がなかった。
【対策】
序盤から小型犯罪の報酬を上げておく。
毎日給料を多めに上げて行く。

6.病人を病院まで運ぶ
【問題】
車両を残していく場合、病人が事故現場に戻る必要があり、病人の負担が増える。
【対策】
その場で治療のみにする。

〇次回の主要メンバーの配置について
・警察
白上フブキ
 警察リーダーは彼女にしか務まらないと言っても過言ではない。
 救急隊をギャンブルしながら片手間に指揮していた。
 そんなに余裕なら警察やってくれ・・・。
猫又おかゆ
 白上フブキの右腕として一番信頼がおけるだろう人材。
 他のホロメンと比較して圧倒的なゲーム能力の高さがある彼女なら、経験の少なさなど関係なく警察側の主力を務められるだろう。
 メカニックを経験しており、車両にも詳しい。
アキ・ローゼンタール
 大型犯罪経験者として知識を提供する役割。
AZKi
 ヘリ操縦要員。彼女ならヘリをうまく操ることができるようになるはず。
 流石の白上フブキもヘリの操縦をしながら指揮を取るのは負担が大きいと思うので。

警察リーダーはGTAにおいて一番大変で高い能力が要求される難しい役職です。
そしてリーダーだけではなく配下にも優秀な人材を置いてリーダーをしっかりサポートする必要があります。
できれば、白上フブキをサポートするために仲の良いホロメンを多く入れて上げると彼女の負担が減ると思います。
白上フブキが警察リーダーになり実際の大型犯罪を体験することでギャングとのバランスを正確に判断できるようにもなります。

総員14名予定で多めだが、北側を捨てることで半分市民と同じように過ごすことができるので、ほとんどのメンバーは市民のようなものになるはず。

・ギャング
常闇トワ
 今回の経験を経てさらにギャングのボスを頑張ってもらいたい。
獅白ぼたん
 警察を強化に対するバランスを取るために最強のFPSプレイヤーをギャング側に置く必要がある。
 元警察である彼女をギャング側におくことで、警察の気持ちをギャング側に伝えてもらいたい。
 ギャングの先撃ちが警察にとってどれだけ厄介で対処が難しいものであるのか、ギャング側は知っていなければならない。
ラプラス・ダークネス
 獅白ぼたんと同じ理由だが、FPSの腕前としては劣る。
百鬼あやめ
 ギャング経験者で実力が高い彼女も必要な人材。
鷹嶺ルイ
 ヘリ担当。優秀なヘリ担当がいなければ、客船やオイルリグが成り立たない。
アーニャ・メルフィッサ
 日本語能力の高さと頭の良さで海外メンバーをまとめて欲しい。

総員12名予定で今回より3名増員。

できれば、前回のギャング経験者をほとんど変えない方が良い。
今回より難しい大型犯罪に挑む際、完全初心者ばかりでは難しい。

・救急隊
大空スバル
 救急隊の指揮には難しい指揮はほとんど必要ない。
 ちゃんとコミュニケーションを取れさえすれば良いので、こちらが適役だろう。
 警察リーダーは荷が重すぎて、可哀そうだった。
 気合と根性だけでは、警察リーダーは務まりません・・・。
風間いろは
 ヘリの運転ができる救急隊のエースとしてちょうど良い。

救急隊は最低3名いれば回せないことはないが、緊急時に救急隊になれる市民が3~5名程いると安心。

・メカニック
天音かなた
 彼女の頭の良さならメカニックも問題なくこなせると思う。
火威青
 メカニック経験者としてやり方を教えて欲しい。

日本語ができる海外メンバーも一人欲しくて、最低3名、他の役職との兼任含めて5名程欲しい。
今回は少なすぎました。

・不動産
不動産までホロメンが行う人数的余裕はありません。
家の購入については時間がかかりますし、基本的に裏で行うべきでしょう。

・その他
主催はmiCometで構いませんが、GM権限をうまく使って面白い場面は作れましたが、不要な批判も招いてしまった印象です。
miCometはGM権限は持たず、警察とギャングのリーダーにこそ、必要だったと思います。
特にギャングリーダーにテレポート能力があれば、不具合による大型犯罪の受注し直しも楽に行えるはずです。

以上、holoGTAの第二回が開催されてもっと面白いものになることを祈っています。

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