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見える世界が変わる「リフレーミング」【専門用語】

捉え方が変われば世界が変わる

1.      「水が半分入ったコップ」

 想像してください。

「夏場、学校や職場から家に帰ってきて、あなたは喉がカラカラです。」

「目の前に、水が半分入ったコップがありました。」


 お話しください。

「あなたはどのような気持ちや考えが巡りましたか?」


2.      「水の入ったコップ」の感じ方

いかがでしたでしょうか?

 例えば、、、

Aさん「水が半分しかないじゃないか。」

Bさん「水がちょっとでもあって良かった。」

このように感じ方・捉え方は人それぞれだと思います。

Aさんは「半分しかない」とネガティブに感じ、Bさんは「ちょっとでもあって良かった」とポジティブに捉えることができたわけです。

同じ「水が半分入っているコップ」を見ただけでも正反対の気持ちがあるわけです。

この他にも、、、

Cさん「家族の飲みかけかな?」

Dさん「家族が私のために水を置いておいてくれたのかな?」

Eさん「これ実は動画用に隠し撮りされてて変な味がするとかないよね?」

などなど、可能性を考えていくと、無限に感じ方・捉え方が増えていきますね。


3.      事実は1つでも捉え方は1つではない

 今回は、「水が半分入ったコップ」という事実への感じ方・捉え方の違いでした。

 半分しか水が入っていないことに不満を感じたり、誰かの飲みかけが放置されていると考えたら家族への憤りを覚えるかもしれません。

 一方で、のどがカラカラで水があるだけでも良かったと思えればプラスのの気持ちになれますし、家族の誰かが置いてくれたと思えれば嬉しくなりますよね。

 こういったことが日々の生活では、様々な場面で常に起きています。事実をありのまま受け止めるよりも先に、いろいろな捉え方で私たちは世界を見ています。


4.      捉え方を変えてみる=リフレーミング

 どうせならいい気持ちで日々の生活を送りたいですよね。

 「水が半分入ったコップ」でもマイナスな取れ方からプラスの捉え方に代わるだけでも、気持ちの変化が生まれます。

 何かに対する見方・視点・捉え方を変えることを「リフレーミング」(あるいは「リフレーム」)と言います。


5.      リフレーミングの効果

 リフレーミングは、今の状況をより良くしたい時に有効な考え方で、自己啓発や心理系の本などによく出てくる言葉です。

 1つの物事に対する捉え方を変えてみることで、ネガティブな気持ちに囚われなにくくなったり、冷静になれたり、ポジティブな気持ちになれたりすることもありますし、新しい気づきに繋がって物事が好転するキッカケになることもあります。


6.      「ちょっと違う考え方をしてみよう」

 リフレーミングという言葉を使えば、ちょっとカッコ良かったり、ちょっと堅苦しく感じたりするかもしれません。

 しかし、実際にやっていることは、、、

 「ちょっと違う考え方もしてみよう」

 ということで、とても身近なことです。みんなやっていることで誰でもできることです。


余談: 鴨鴨シンキング

 余談となりますが、私は高校生の時に右ひざの怪我をしました。その手術のため2週間の入院を余儀なくされました。その時にどうしてもネガティブな気持ちになってしまったのです。

 けれど、「○○かもしれない」「△△かもしれないし、そうじゃないかもしれない」「他にも□□って考えられるかもしれない」と、「~かもしれない」を連続して考えてみる「鴨鴨シンキング」(笑) なるものを自分で勝手に考案してやってみました。
 すると、鴨ちゃん(~かも)が1匹増えるたびにより気持ちが軽くなりました。

 退院後それを同級生に話してみたら、その同級生もやってみてくれて効果があったと言ってくれました。

 今思い返せば、語尾が「かも」で終わるリフレーミングだったのです。

 もし、「ちょっと違う考え方をしてみる」に抵抗があれば、一緒に鴨ちゃんを増やしてみませんか? カワイイデスヨ

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