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青ドフラ フラッグシップEX全勝構築と解説

割引あり


はじめまして。とや(@naturechika_108)と申します。
愛知県を中心に毎週のようにワンピースカードで遊んでいる社会人です。

この度、8月のフラッグシップEXに出場し、全勝してシャンクスをゲットすることができました。Twitterのほうでも何件かDMをいただき、構築や立ち回りについての質問をいただきました。使用したデッキが青ドフラミンゴのデッキだったこともあり、珍しいというか、あまり数が多いタイプのデッキではなかったこともあるのかなとは思いますが、気になる人が一定数いるのであれば、思い切ってnoteにまとめてみようかなと思い、記事を書いています。

普段はすけ君(@22ppok)とよい君(@maruko0541)と一緒に練習、調整をしているので、彼らにも意見をもらいながらこの記事の内容を作っています。気になる方は彼らのTwitterものぞいてみてください。私よりも断然ワンピースカードがお上手です。

この記事では現段階での私の思う青ドフラミンゴについてのすべてを書いています。そもそもの青単のデッキの強みや特徴、使用デッキの構築や採用理由、そして各体面の立ち回りに至るまで、この記事を読めば一通り青ドフラミンゴのデッキを使いこなせると思います。
そのため、文量もものすごく多くなってしまいましたので、気になる箇所だけでも読んでいただければ幸いです。
また、デッキ構築と立ち回りに関しては有料とさせていただいておりますが、読めば参考になる部分も多いと思いますので、お昼ごはんおごってあげるくらいの感覚でいていただけると幸いです。


0.フラッグシップEX試合まとめ

8月11日の愛知フラッグシップEXの第一部に参加をしてきました。全5試合でしたが、見事なまでに有利対面だけを踏んだので環境読みはあっていたかなと思います。青ドフラミンゴを握った理由については後述しております。ここでは、当日の試合の振り返りを簡単に記載します。

最終12位でした。

①レベッカ(じゃんけん負け後攻)⭕️
基本的には超有利対面なので普通にやって普通に勝ちという感じです。オオロンブス、7ルフィに対してミホークを出し、処理されないうちに殴りきってそのまま勝利。

②白ひげ(じゃんけん勝ち先攻)⭕️
超有利とは言わないまでも先攻取れれば多少は楽に勝てます。対面でのプレイングは後述しますが、この試合は出てきたキャラを順番にバウンスでき、9ひげにレッドロック合わせることまでできたので、相手の手札をかなり削れたのでそのまま勝利。

③緑紫ドフラ(じゃんけん負け後攻)⭕️
10ドフラだけはやばいのでプレイングが結構大事な対面です。詳細はこちらも後で解説します。試合自体はテゾーロは7ドフラミンゴや砂嵐、7ルフィには9ミホーク、10ドフラにはレッドロックを合わせて相手に何もさせずに勝利。

④白ひげ(じゃんけん勝ち先攻)⭕️
2試合目と同じ。白ひげは再現度の塊みたいなデッキなので、こちらも完璧ではなくても6〜7割の再現度があれば同じ動きで勝てます。この試合も2試合目と同じ展開で勝ちました。

⑤レベッカ(じゃんけん負け後攻)⭕️
全勝卓での最終戦なので1回戦よりもお上手なレベッカ。きちんとこちらの高コストを処理されましたが、それをしてくれるなら相手のハンドはスカスカになるのでリーダー効果で出したキャラ、後半に間に合った大型を再度展開して一気に殴り切って勝利。

全体的にペローナ、3ドフラミンゴでスタートができなかったり、大型を引ききれなかったりなど、多少の事故もありましたが、大事な場面やバウンスすべきキャラをきちんと理解することで、そこさえ通させなければ勝てるというような展開が多かったです。ここぞの場面でパーツを持っていたのは運の良さもあったとは思いますが、青ドフラミンゴのデッキはデッキの理解度とプレイングで強くなる部分や勝てる対面が多いため、練習の甲斐があったなと思います。
対戦いただいた皆様、ありがとうございました。

1.青単の特徴

私自身は2弾環境から青ドフラミンゴを使っています。4弾でレッドロック、10カイドウをもらったので勝てる対面がかなり増えました。

青単全般の特徴としてはとにかくバウンスです。レッドロックはもちろん、三千世界や砂嵐などのバウンスイベントに7ドフラミンゴ、7そげキング、9ミホークに10カイドウとキャラカードでありながら相手のキャラを処理するカードもあります。

①青単の強み

まず挙げられる点はバウンスによる相手の盤面処理が可能という点です。ワンピースカードゲームは基本キャラを出したターンは攻撃ができないので、バウンスをするとまるっと1ターンの遅延になります。また高コスト帯になるほど、殴れないまま再度そのキャラを出し直すのは非常に損をすることになります。それを相手に押し付けることができるのがバウンスの強みであり、青の強みです。相手の攻撃回数とコストを縛りながら、こちらが試合のテンポを握っていく戦い方が青の強い戦い方になります。

②青単の弱み

青の弱さは大きく二つあると思っています。一つは再現性の低さ、もう一つはコストパフォーマンスの面です。
まず一つ目の再現性の低さについてです。青をすでにお使いの皆様ならおわかりでしょうが、青のデッキを使っていて強いカードを強いタイミングで持っている、引いてこれる可能性はそんなに高くないです。レッドロックや7ドフラ、9ミホークに10カイドウあたりをサーチできるカードはないですし、そもそもサーチカードも多くありません。ペローナや3ドフラミンゴの5枚ルックが唯一のカードを探す行為になります。カードに書いてあることは強いですし、理想ムーブは最強ですが、毎試合その引きができるのか?と言われると難しいのが青の弱みです。
それに伴って発生するのがコストパフォーマンス面での弱さです。これはこちらが使うカードと、相手のバウンスするキャラのコストのバランス感覚です。そもそもバウンスという行為自体は、実はこれは後手に回ることとも同義です。例えば白ひげ対面で青を使うことを想定します。こちらが先攻で白ひげが後攻の場合、相手の10ドンのターンに9ひげが出てきて、こちらの返しも10ドンになります。ここでレッドロックを打つ場合、レッドロックに6ドン使っているので、火力に振ったりキャラを出せるドンは4ドンしかありません。つまり、こちらは高コストの強いキャラを置かないということが前提の立ち回りになるわけです。ただ、それでも9ひげをレッドロックで飛ばせば実質もう一度10ドンのターンからやり直せるのでコストパフォーマンスとしてはお得です。そもそも6ドンで9ドンキャラ取ってますしね。しかし、先述の再現性の面からもレッドロックを掘りにいくプレイが発生したり、他にバウンスカードを引けず中コスト帯にレッドロックやカイドウを使わないといけなくなったりなど、再現性と共にコストパフォーマンスが安定しない場面があります。これも青の弱みかなと思っています。
この二つの理由から差がついて、大型大会などで青が結果を残しにくく、赤単が結果を残しがちな環境になっていると思います。

2.青ドフラミンゴを握った理由

次に私がフラッグシップEXにて青ドフラを握った理由についてです。ドフラミンゴが好きだから!と答えたいところですが、カードゲーム的な理由もあります。

①青を選んだ理由

まず、8月11日時点での環境において、体感ですが4〜5割は白ひげを使う人いるだろうと思っていました。そして黄色が増えたとはいえ、2割程度はレベッカがいることも予想できました。ということは白ひげとレベッカで6〜7割くらいで、5回戦なら3〜4回白ひげとレベッカと当たるだろうと思いました。ましてフラッグシップEXは大規模な人数での大会になりますので、その確率は収束しやすいはずです。ということは白ひげとレベッカに勝てるデッキを握らないといけないというところからデッキ選択が始まりました。また、黄色も安定感がない(トリガー上振れ前提)ですし、赤ゾロや赤緑ローはレベッカが重たいはずなので、勝てば勝つほど当たりにくくはなるだろうとも思っていたので、そこは割り切って、とにかく白ひげとレベッカに強いデッキを握るのが1番シャンクスを取れる可能性があると踏みました。
そうなると可能性として浮上するのはレベッカに圧倒的有利で白ひげにも抗える青単か、どちらも戦える赤エースあたりになるのかなと思います。その2択を考えた際、あまりにも9ミホークが環境に刺さりまくっていることに気がつき、青を選択しました。(詳細は後述)

②青ドフラミンゴを選んだ理由

次に青系統のデッキの中でもドフラミンゴを選んだ理由です。
白ひげとレベッカに戦える青単となるとクロコダイルかドフラミンゴの2択になるかと思います。(ナミは例外なので考慮しません) ではクロコダイルとドフラミンゴの明確な差はどこにあるか。ここに私がドフラミンゴを選んだ理由があります。

リーダークロコダイル
リーダードフラミンゴ

クロコダイルとドフラミンゴの明確な差はたった一つで、プレイングにおける自由度の違いです。クロコダイルの基本的な戦い方は決まっていて、序盤から中盤は戦桃丸を使ったり、バウンスイベントを打ちながら相手に損をさせていき、最終的に大型を連打しながらバウンスすることで、リーダー効果も相まってそのまま押し切るデッキです。一方でドフラミンゴの場合は、序盤から中盤にかけてずっと中コスト帯のキャラを並べ、最終的に殴りながら大型を置いたりバウンスイベントを打つデッキです。
簡潔に言ってしまうと、クロコダイルは正直バウンスありきのデッキですが、ドフラミンゴはリーダー効果で殴りながらキャラを出すので殴り合いになっても戦うことができます。また、クロコダイルはリーダー効果を道中で使ってしまうと大型が遅れるというジレンマもあります。このあたりのプレイングの制限、自由度という点でドフラミンゴの方が幅が広いため、再現性が低い青の中でもプレイングでカバーできると判断しました。

3.デッキレシピと採用カードの解説

こちら当日使用したデッキレシピです。

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