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”しょうがない”をビジネスで変えよう

こんばんは!今月が内定者課題の最終回ですね。2月のテーマは「NCGの一員としての抱負」ですね。
私たちの日常の中には多くの”しょうがない”で溢れています。私はNCGグループの一員として、”しょうがない”をビジネスで変えていきたいと考えています。これが私の抱負です。
早速詳しく述べていきます!


1.”しょうがない”が溢れている

生きていく中で”しょうがない”と片付けられていることが沢山あります。例えば、仕事がつまらなくて退屈なのはしょうがない。子供を産んだら自分のことは諦めなければいけないのもしょうがない。もっと大きな視点から見ても然りです。親が貧乏なら子供も貧乏になることも、ホームレスが寒空の下で放置されているのも、外国人労働者が不当に労働させられているのも、東京に人が集中して地方の過疎化が進むのも、介護士や保育士が未だ不足しているのも、彼らの給料が低いままなのも全てしょうがない。日本の多くの問題が”しょうがない”と諦められているように思います。


2.ボランティアの限界

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これらの社会課題の多くはボランティア団体が主体となって解決のため取り組みを行っています。そんなボランテイア団体に焦点を当てて大学三年生の時に論文を書いたことがあります。テーマを高齢者の居場所作りに設定し、実際に居場所作りに寄与しているNPO団体で聞き取り調査を行いました。そこで感じたのはボランティアは誰か一人に過度な負担がかかっているという事実です。NPOは非営利団体のため、活動によって利益を生み出すことは禁じられています。そのために必要な人件費を集めることができず、その団体で活動するスタッフすべてがボランティアでした。無給だとなかなか人手が集まらず、また給与がない分強制力に欠けているため今いる人も何か少し嫌なことがあるとすぐにやめてしまいます。このような状況の中、組織のリーダーに当たる団体設立者に仕事が集中し過度な負担がかかっているというのが現状です。誰かのやりがい搾取の元で成り立っている組織は非常に脆く、持続力にかけています。属人的ゆえにその活動モデルが他所に広がることはなく、そのリーダーがいなくなった途端に組織は継続出来なくなる未来が見えていました。
以上の現実を目の当たりにし、なんとも言えない絶望感を感じたことを覚えています。もちろん、私が調査したボランティア団体は数ある中の一つに過ぎません。これがボランティアの全てではないし、もっと成功している事例もたくさんあるはずです。しかし、私が調査したようなケースが日本にたくさんあることも事実です。志の高い人が苦しいままで、かつ、今あるたくさんの問題はこの先もずっと「しょうがない」と放置されていくのだろうと思いました。社会課題解決において、ボランティアにはある程度限界があるのかもしれません。


3.ビジネスの可能性

そんな中でネオキャリアのある事業を知りました。それはネオキャリアが運営する保育の求人サイト「保育Fine」シンデレラ求人です。

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シンデレラ求人とは、「保育Fine」で採用決定した保育士の方に1ヶ月あたり5万円のお祝い金を3ヶ月給付するという制度で、保育士不足を解消する取り組みの一環として行われています。保育士さんの離職率が高いのは勤務開始から最初の3か月の期間になります。そして、最初の三か月が過ぎれば、離職率は大きく低下するそう。そこで、離職率の高い最初の三か月間にお祝い金を給付することで保育士さんの離職を防止しようというわけです。
もちろん拠出金の負担は会社にかかりますが、その分「保育Fine」での採用の離職率を低下させて実績をあげることで他社より優位な立場に立つことができます。つまり、この仕組みは自社の収益を確保しながら、社会課題を解決するために働きかけているのです。収益構造の中に社会課題の解決策を組み込むことで、持続可能なモデルを作り上げています。この制度を初めて知った時、とても感動したのを覚えています。ビジネスには社会課題を解決する可能性を十分に秘めていると気づくきっかけになりました。


4,NCGの一員としての抱負

私はビジネスが単なるお金儲けだとは思いません。やり方によっては人に幸も不幸ももたらし得ると考えています。ネオキャリアの大好きなところは、社会課題を本気で解決しようとしているところです。この会社ならビジネスで社会を良くできると信じさせてくれる力があります。今ある”しょうがない”を少しでも変えていくために4月からNCGグループで頑張っていきたいと思います。これからどうぞ宜しくお願い致します。