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愛用品紹介#2 LEシャツ編
諸君は服が好きだろうか。私は好きだ。その中でも襟が付いたシャツはが好みである。バイトで稼いだ金の9割を服に費やし、古今東西のシャツを蒐集している。友人が少なく、無駄な飲み会が無いからできる芸当である。
書いていて虚しくなる。
重ね重ねになるが、どのような基準で服を購入しているだろうか?値段、色、サイズ感、トレンド、様々なファクターを考慮しながら選んでいるのではなかろうか。昨今の流行としては、丈が短めでワイドなシルエットよりタイトなシルエットに戻りつつあるらしい。ジャンヌレの椅子を置いている店のオーナーに聞いた。
自慢ではないが私は身長が185cmある。電車に乗るときに、頭をぶつけてしまう程背が高い。そのため、中々自分の理想のスタイリングを構築することが難しい。個人的にはゆったりとしたスタイリングでありながら、程よいドレス感を持ち合わせたものが好みである。かぐや姫に比べれば可愛い要求ではなかろうか。
ただ、その辺のプチプラブランドの服だと、身幅・袖丈・身丈のバランスが均一に取れたモノを見つけることができない。
かといってデザイナーズブランドの、完璧なスタイリングを提供してくれる服ばかり買っていると私の財布を逼迫してしまう。こちらが貯金残高を覗くとき、貯金残高もこちらを覗いている。
そんな悩みを解消してくれるシャツが「LEシャツ」である。
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ジャーナルスタンダードやEDIFICEなどの運営元である、ベイクルーズが手掛けるセレクトショップの「L'ECHOPPE(レショップ)」。
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日本未上陸のブランドや海外クリエイターによる一点モノ、ヴィンテージ等希少性の高いアイテムを中心に揃えたラインナップがファッション界の業界人をうならせている。
コンセプター及びバイヤーを務めるのが金子恵治氏である。以前サンダルの話をしたときにちらっと紹介した方だ。個人的には、日本のファッション業界を牽引する第一人者であると勝手に思っている。
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https://b.houyhnhnm.jp/kaneko_keiji/
そんなレショップから2019年にローンチされたオリジナルレーベルの「LE」。アイテムにはボタンダウンシャツ、レギュラーカラーシャツ、クルーネックTシャツ、クライミングパンツ等の王道ファッションアイテムが並んでいる。
監修を務めるのは金子氏と、近年人気が上昇している「COMOLI」のデザイナー、小森啓二郎氏である。
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COMOLI(コモリ)
“全ての洋服の原型は欧米から生まれ、ある目的の為に作られた物である。"という考えの基、“今の"日本の気候に合う、日本人の体型に合った、上質でシンプルな日常着を展開。
このレーベルの大きな特徴が、自分の好きなサイズ感を細かく選ぶことができる点だ。
私が所持しているLEのレギュラーカラーシャツの場合、身幅をSLIM, STANDARD, WIDE, EXTRA WIDEの4種類、丈をSHORT, STANDARD, LONGの3種類、つまり12種類のシャツの中から、自分が好きなスタイリングを組むことが可能になる。
もちろん私はEXTRA WIDE-LONGを購入した。
サイズ感も申し分なく、カラーリングも自分好みでとても気に入っている。私でもゆったり目に着ることができる上、タックインすればドレス感がアップするのでジャケットとの親和性も高い。
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シャツ:LE
パンツ:refomed
シューズ:PG
しかし購入当初懸念していたことが素材である。先に申し上げると、この商品は税込み17,600円である。決して安い買い物ではない。そのためこまめなクリーニングが必要で、中々洗えないのではないかと思っていた。
だが、ファッションリーダーが構築するブランド。抜け目がない。
シャツに使われる生地の王道は2種類ある。
ブロードと呼ばれる生地は、横糸より縦糸の比率が高く、洗うと縦ジワがとてもついてしまう。そのため干すときのケアが大変で、シワの見え方が良くない。(らしい)
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ブロードシャツ
一方でタイプライターと呼ばれる生地は縦糸と横糸の比率を同じにしたもので洗うとシワが均一に出るが、カジュアル感が増してしまう。(らしい)
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小森氏はここに着目し、ブロードとタイプライターの中間の生地を提案し、シャツに採用した。その結果洗いざらしでも程よいシワが出て、上品な風合いを出すことができる。ベイクルーズだからこそ可能な生地感である。
私は素人なのでそこまで服の知識がないのだが、確かに念入りにアイロンをかけなくてもシワがそこまで気にならないのが、他のブランドと大きく異なっていると実感する。
正直この商品は私が服バカになるのを後押しした思い入れの深い一着である。今年で3シーズン程着用しているこのシャツ。ガシガシ洗っても全くへこたれないので機能性が高いところも気に入っている。
自分の気分に合わせて好きなスタイリングを構築できるシャツ。皆様もぜひ手に取ってみてほしい。
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