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【感想】BPL Season2 -SDVX- クォーターファイナル 第2試合 振り返り

 こんにちは、T2-Kです。SDVXのBPLが終わらないうちにDDRのBPL ZEROが開催、そしてIIDXのSeason3のエントリーが開始、さらにKACの開催と動きが活発になってきました。イベントが多すぎて人生が足りない…
 今回もBPLS2 SDVXの感想をゆるりと述べていきます。Lv19が解放されたことによる高威力の殴り合いは、先週同様見応えがかなりありました。

※試合展開についてはTwitterに掲載したものになります。
また、SDVXでは楽曲予想は行いません。

試合展開予想

BPLS2 公式サイト

BPLS2 クォーターファイナル 第2試合

第2試合
SILK HAT vs TAITO STATION Tradz

 鉄壁のディフェンスと異常な本番力を見せ続けてきたシルクハットと戦うのは、インターリーグ同様全員がエース格でバランスよく高水準の実力を持ち合わせているTradzです。シルクハットはエースDAIKI.選手を中堅・大将に置く盤石のオーダーである一方で、Tradzは大将に2巡目(嘘)のMURAKAMI選手を据える配置とチームカラーが出ているのが面白いです。

先鋒 -ONE-HAND-
082 VS 350B1

082
選曲 Aliquam
350B1
選曲 Synergy For Angels
試合結果
予想 DRAW
結果 DRAW

 082選手が選択した曲は微ソフランに予習が必要な片手処理を丁寧に処理しないといけないAliquam082選手はこの自選によほど思い入れがあるようで、ミラーで完璧に仕上げたプレーは圧巻の一言PUCでmax-12を叩き出す高精度を見せつけ先制点を取りました。
 350B1選手が選んだのはツマミに絡む片手処理を丁寧にとる力が求められるSynergy For Angels。癖は少ないものの集中力が問われるため、メンタルで勝負を仕掛ける形になったかなと思います。序盤はほとんど差がつかなかったのですが、中盤からジワジワと350B1選手が点差をつけていき、8点のリードを保って勝利となりました(max-7はお見事です)。先鋒戦の結果は引き分けでしたが、両者とも高い精度力を見せつけた名勝負でした。

次鋒 -MEGA MIX BATTLE-
SEATRUS VS WANIROU

試合結果
予想 WANIROU WIN
結果 WANIROU WIN!!

 SEATRUS選手は得意分野である高速物量譜面を中心に選択しています。中でも過去2回苦い思い出を作ったHAELE III ~Angel Worlds~を選んだことには、過去の自分を超えて勝利を収めたいというプライドを感じました。対するWANIROU選手は変則リズム・トガリツマミなど超テクニカル譜面ばかりを選択してきました。選んだ曲全部に尖った要素があり、譜面への理解力で差をつけたい意図を感じました。今回の選曲は剛のSEATRUS技のWANIROUといえますね。
 試合はWANIROU選手が絶好調で、7ターン連続でポイント獲得しています。が、SEATRUS選手が7ターン目でEXCEED GEAR Lv3で放ったLastΩmegAで引き分けに持ち込み、さらにWANIROU選手のEXCEED GEARをブロックして点差を詰めました。とはいえWANIROU選手の猛攻は止まらず、最後は自選のINSECTICIDEでS-PUCを決め、12-19で勝利となりました。TradzのエースWANIROU選手の恐ろしさが見えた試合でした。

中堅 -HAND-TRIP-
DAIKI. & 082 VS WANIROU & MURAKAMI

SILK HAT
選曲 She is my wife すーぱーアイドル☆ミツル子Remixちゃん
TAITO STATION Tradz
選曲 Gorgetech

試合結果
予想 DRAW
結果 DRAW

 シルクハットが選択した曲は、あまりにもやりたい放題なトリッキーの極み譜面であるShe is my wife すーぱーアイドル☆ミツル子Remixちゃん(シルクハットの2人がサングラスをかけて、SUPER STAR DAIKI & 082に変身したのが面白かったです)。最初の低速はシルクハットが圧倒的大差だったものの、縦連でいきなり点差が詰まってデッドヒートに。最後の最後までつかず離れずの勝負を繰り返し、ラストの低速地帯でシルクハットが8点差をつけて勝利。本当に最後までどっちが勝つかわかりませんでしたが、流石の安定感を発揮したシルクハットは本当に強いなと思いました(このリザルトでもDAIKI.選手は前回より20点くらい失点しているのが恐ろしいです)。
 Tradzは横に広いトリルをはじめしつこい片手処理が厳しいGorgetech(どの選手の手元もかなり面白いことになっているようです)。082選手とWANIROU選手はMIRRORを選択しており、どの選手も対策を十分に行ったことが伺えましたが、やはりここはMURAKAMI選手が圧倒的な片手処理能力を見せつけて余裕のPUC。15点差で勝利し、中堅戦は引き分けに終わりました。

副将 -MEGA MIX BATTLE-
SEATRUS VS 350B1

試合結果
予想 350B1 WIN
結果 350B1 WIN!!

 お互い高密度物量を得意としている選手である故、クォーターファイナル第1試合よりも激しい選曲が飛んでくると思っていました。
 SEATRUS選手は次鋒戦同様超物量で攻める…と思いきや、テクニカル要素の混じった譜面も選出しているといった印象です。対する350B1選手は今までの選曲で一番激しい超絶物量+超ピーク譜面を揃えてきています。絶対に相手したくねぇ…
 試合は開幕2曲はクロスカウンターでしたが、物量処理能力は350B1選手が一枚上手で、5ターン連続でポイントを決めました。しかし7ターン目でSEATRUS選手がeterniteをEXCEED GEAR Lv3で通したことで、次鋒戦同様EXCEED GEARで点差を詰める展開となりました。が、8ターン目に350B1選手が選んだのは伝家の宝刀Divine's:Bugscript。無慈悲な一撃が炸裂してそのまま4ターン連続ポイントを重ねて勝利を掴みとりました。とはいえ、最後にSEATRUS選手がA Lasting Promiseのトリルを光らせる好プレーをしたのはとても印象に残りました。

大将 -TRICKY-
DAIKI. VS MURAKAMI

DAIKI.
選曲 m1dy Deluxe
MURAKAMI
選曲 Ganymede kamome mix
新曲 DEUX EX MĀXHINĀ
試合結果
予想 DAIKI. WIN (DAIKI. 5pt-2pt MURAKAMI)
結果 MURAKAMI WIN (DAIKI. 2pt-5pt MURAKAMI)

 DAIKI.選手は縦連・トリルを視点変更が入った状態で捌くスキルが求められるm1dy Deluxeを選択しました。視点変更が激しく行われる中でのリズムキープはかなり難しいものではありますが、それを考慮してもなおDAIKI.選手の圧倒的な精度力が光り、max-14でPUCを叩き出して勝利となりました。
 MURAKAMI選手はLv19屈指の幅広い片手処理能力を求められるGanymede kamome mixを選択。片手力はBPL選手でもトップクラスのMURAKAMI選手はトリル・片手処理・壁の全てを超高精度で確実にとり余裕のPUCmax-30という理解の外側にあるスコアを叩き出して勝利となりました。
 ラストの初見勝負曲は2回目となるAshrountさん作曲のDEUX EX MĀXHINĀBPM257の超スピードにEffected by Akizuki Nagomu初見では絶対にやらせてはいけないシロモノであることは容易に想像できました。フタを開けてみれば速度の暴力で縦連・トリルを何度も刻ませる恐ろしい譜面に仕上がっており、DAIKI.選手、MURAKAMI選手ともに何度もハマるポイントが発生する激ヤバ譜面でした。激しい逆転の連続の末、最後は片手トリルを光らせたMURAKAMI選手が勝利となりました。
 これにてSILK HAT 5pt-11pt Tradzで、リベンジを果たしたTradzがセミファイナル進出となりました。圧倒的な強さを見せたシルクハットさえも乗り越える強さをみせたTradzの快進撃は、まだまだ止まらない…かもしれませんね。

 来週2/22(水) 21時からはいよいよセミファイナルです。第1試合ではここまで無傷のGiGOと、どん底からの逆転を決めたゲーパニの対決となります。来週は一体どんなドラマが待っているのでしょうか。

がんばります