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【感想】BPLS2[SDVX] 各チーム振り返り 【ROUND1編】

 こんにちは。様々なドラマにボルテらしい演出の数々でインパクトを残したSDVX部門も終わってしまいました。
 今回はIIDXで王者となり、SDVXでは様々なチャレンジを積極的に行ったROUND1について語りたいと思います。素人の戯言ながら楽しんでいただけたら幸いです。

赫き力で頂点を目指す
ROUND1

戦績

Regular Stage Rリーグ4位 総合8位 勝ち点0[0勝0分3敗]16pt
インターリーグ 4pt

チームへのコメント

 IIDX同様、本番強さを意識したメンバーの選出をしてきています。
①現役最強クラスのプレーヤー。ツマミ譜面を中心に無類の精度力を誇り、S-PUC数は異次元クラスのBOLL選手
②日頃からボルテに関する発信を続け、ボルテ界全体を常に盛り上げ続けてきたXD.POTE選手
③10th KACで見せた脅威の縦連処理能力。格上相手にも強い負けん気を発揮するMAHINA選手

 各選手とも尖った強みを持っており、本番一発でのスコア力にも期待されていました。ですがBPLの呪いに最後まで付き纏われてしまい、レギュラーシーズン全てで勝ち星を取れず大苦戦を強いられ続けることになってしまいました。特に先鋒にXD.POTE選手を、中堅戦にMAHINA選手を完全に固定させたことで他のチームからオーダーを読みやすくしてしまったのは厳しいポイントだと思います。各選手ともそれぞれのポジションに適する能力の持ち主であるとは思いますが、その分絶対に勝たなければいけないプレッシャーを感じ、本番で力が発揮できないことにつながった面もあるのではないでしょうか。
 とはいえ元々の実力は高く、シーズン中も成長を続けたこの3選手です。オフシーズンや来期以降も活躍を続けてくれると思います。

各選手への寸評

ここからはチームの各選手へコメントをしたいと思います。

炎の申し子 -SEASON2-
BOLL(ぼる)

出場回数
レギュラーシーズン 6回(中堅3 大将3)
プレー曲数
レギュラーシーズン 15曲(5勝10敗)
獲得pt
レギュラーシーズン 11pt

 S-PUC数は圧倒的、早くからEX SCOREを意識したプレーをはじめ、得意のツマミ譜面をはじめジャンル問わず隙の無い高性能オールラウンダーです。BPLではラウンドワンのエースとして大将役を務め、大将戦で出場した試合では必ず自選を通す勝負強さを見せてきました。特にレギュラーステージのスーパーノバ戦において、Firestormでmax-1を達成したことは深く記憶に刻まれました。ただ意外と他選で思うように点が伸びていないところもあり、大将として活躍することの難しさが感じられました。
 とはいえ事前の評価通りの強さを見せつけたBOLL選手。シーズン終了後も次々と理解の外にあるスコアを出し続けております。来シーズン以降も変わらず猛威をふるい続けてくれると思います。

ボルテ界のエンターテイナー
XD*POTE(ぽてさつ)

出場回数
レギュラーシーズン 6回(先鋒4 中堅1 大将1)
プレー曲数
レギュラーシーズン 9曲(5勝10敗)
獲得pt
レギュラーシーズン 9pt

定期配信による情報発信力と、圧倒的な譜面研究量で活躍が期待されていた選手です。研究量から身についた圧倒的な譜面知識を前面に活かせるメガミックスバトルを専任していました。選曲の傾向としてはやはり研究量で差がつく譜面が多かったものの、相手に合わせて柔軟に譜面属性を変えられるところは流石だなと思いました。また、XD*POTE選手を語る上で欠かせないのはレギュラーステージのシルクハット戦で、初見曲「Petit espoir」をPUCしたことでしょう。エンタテイナーの肩書通り、BPLの歴史に残る魅せプレーだったと思います。
 ただ、今シーズンは思うようにプレーできずにポイントに繋げられないところがあったかと思います。来シーズンはより多彩な武器を携えて、相手を翻弄しまくってほしいです。

ランカーキラーガール
MAHINA(まひな)

出場回数
レギュラーシーズン 4回(中堅4)
プレー曲数
レギュラーシーズン 8曲(8敗)
獲得pt
レギュラーシーズン 0pt

 KAC女性部門準優勝、そして女性初のBPLプロ選手ともあり非常に注目度が高い選手でした。そして全選手の中で最もVF値が低く、相手が全員例外なく格上になる非常に厳しい戦いを強いられ続けた選手でもありました(このことはIIDXと違い、高難易度のスコア力が数値化されてしまうSDVXの残酷な面だと感じています)。出場は中堅戦のみとなりましたが、格上相手に最高のパフォーマンスを出し続けることは非常に難しく、苦しいものだったと思います。中堅戦はタッグバトルゆえに自身の得意分野であるトリル・縦連力を活かすチャンスがなかったのも厳しい所だったかなと思います。なので来期こそ、自身の得意分野で猛威を振るってほしいと思います。

チームへの総評

 実力・バランスともにかなり整っていたと思われたチームながら、BPLの魔物に呑まれてしまい結果が出なかった悲劇のチームだなと思いました。とはいえ各選手とも輝ける要素があり、間違いなく勝てるチームであったことが伺えました。来シーズンこそ、実力をフルに発揮して並み居る強敵を蹂躙してほしいと思います。

がんばります