【感想】BPL Season3 -SDVX- Regular Stage 第13試合・第14試合・第15試合 振り返り
こんにちは、T2-Kです。最近配信トラブルが多いですね…どうしても放送枠が長いとトラブルが多く発生しうるので、1試合ごとに枠を分けるなどの改善がされそうです。
BPLS3 公式サイト(私の環境上だと文字化けが起きています…)
BPLS3 Regular Stage 第13試合・第14試合・第15試合
第13試合
ROUND1 VS APINA VRAMeS
BPLでは伝統となるラウンドワンvsアピナの対決。お互い1勝は取っていますが、今後のためにも何とかもう1つ勝ち星が欲しいところ。これまで以上にプライドを賭けた激しい戦いが始まります。
先鋒 -MEGA MIX BATTLE-
XD*POTE. VS KND*48TE
試合結果
XD*POTE. WIN!!
先鋒戦は器用さ抜群の選手同士の対決です。XD*POTE.選手、KND*48TE選手ともにトリッキーな譜面に強いため、どの方向から戦うか注目でした。
XD*POTE.選手は知っていないと対応しづらいツマミ譜面を中心に選出。一方のKND*48TE選手はおなじみのソフラン譜面と出張必須譜面を揃えてきました。お互いのろくでもない選曲から、通常スコアでも差をつけていきたい意志を感じます。はじめ3ターンは引き分けでしたが、4ターン目でKND*48TE選手がDivine's:Bugscriptをカウンターし、次のターンで超越してしまった彼女と其を生み落した理由をEXCEED GEAR Lv3で通したことで大幅加点。しかし次のBEAST BASS BOMBはお互いS-PUCとなったことでXD*POTE.選手がEXCEED GEAR Lv2の分加点に成功。そしてMusha VibrationをEXCEED GEAR Lv3で通すと、KND*48TE選手がEXCEED GEARで放ったJUNKIE FLAVORとThe world of soundをカウンター。ダメ押しのDivine's:Bugscriptを通したうえで、21-15でXD*POTE.選手の勝利となりました。KND*48TE選手もかなり健闘しましたが、今回は要所要所でXD*POTE.選手のS-CRITICAL力が光りました。
中堅 -HAND-TRIP-
BOLL & REIK VS YU11 & PAPER.
選曲
ROUND1:ナイト・オブ・ナイツ
APINA VRAMeS:The First Step
試合結果
APINA VRAMeS WIN!!
中堅戦、ラウンドワンはツマミを筆頭に全方位に強さを持つエースBOLL選手と多彩な武器で確かな強さを見せるREIK選手となりました。一方のアピナはYU11選手にPAPER.選手と鍵盤お化けコンビ。戦い方ははっきり分かれると思われましたが…
ラウンドワンの選曲はあまりにも遠い強引な出張が頻発するナイト・オブ・ナイツとなりました。YU11選手のみMIRRORを選択、全編通してほとんど差がつかない大接戦となりましたが、終盤でわずか1点差がついたことが決まりてとなり、アピナがカウンターとなりました。BOLL選手がMAX-7、他3選手がMAX-6とありえない精度の戦いでしたが、この1点に泣かされるのは悔しすぎます…
アピナはハネたリズムで片手処理をしっかり取る力が求められるThe First Stepを選択。こちらは序盤からアピナが猛烈な精度で進んでいき、PAPER.選手がMAX-8、そしてYU11選手に至ってはMAX-1ととんでもないスコアで勝利となりました。YU11選手、勝ったはずなのに(CRITICALが1つ出たせいで)悔しがる不思議なことになっていました。ここでアピナが値千金の2タテを取り、最高の流れで大将戦を迎えることとなりました。
大将 -PEAK-
BOLL VS YU11
選曲
BOLL:Completeness Under Incompleteness
YU11:Prayer
新曲:グリーディ・スターズ!
試合結果
YU11 WIN!!
大将戦はエース対決。ラウンドワンは勝利のために3タテ必須の苦しい場面でリーダーBOLL選手が登板となりましたが、中堅戦で無双したYU11選手は簡単に勝たせてはくれないでしょう。
BOLL選手の選曲は終盤に猛烈な速さの折り返し二重階段が襲い掛かるCompleteness Under Incompletenessとなりました。YU11選手はMIRRORを選択と対策バッチリですが、序盤からわずかにBOLL選手がリード。片手トリルや折り返し二重階段で差がつかない熱戦になりましたが、ここは最後までリードを守り切ったBOLL選手が4点差で勝利となりました。この譜面でこの接戦、両者の実力の高さが改めて認識できますね…
YU11選手は時折絡む24分混じりの鍵盤に入りを間違えやすいツマミが厄介なPrayerを選択。こちらもYU11選手はMIRRORを選択、大きく差が開かない展開となりましたが、要所の精度で上回ったYU11選手がしっかりと点差をキープして勝利となりました。難所ではなく平たい乱打で点差がつくというのが本番ならではの戦いだと思いました。それにしてもYU11選手、MAX-7…?
お互いのチームの運命を分ける最終課題曲はみーにさんによるグリーディ・スターズ!。ジャケットの雰囲気やしろさきあやさんのかわいらしいボーカルとは裏腹にBPM260のハネリズムというかわいらしさ0の譜面となりましたが、ハネたリズムの判定をしっかりつかみ切ったYU11選手がMAX-19を叩き出して勝利となりました。毎試合思うのですが、これ本当に初見なんでしょうか…?
激しい戦いの末、4-8でアピナの勝利となりました。エースYU11選手の活躍はもちろんですが、やはりチーム一丸となった時の勢いの良さはアピナの強みだと感じました。一方のラウンドワンはBOLL選手が不調に見えたのが少し気になりました。残り試合に余裕はあるものの、次の試合でどうにかリカバリを図りたいでしょう。
第14試合
LEISURE LAND VS TAITO STATION Tradz
苦しい3連敗で窮地のレジャーランド、それを追い詰めるかのように立ちはだかるのはトリプルエースの山賊Tradz。直近の試合は敗北となった両者ですが、きっかけをつかめるのはどちらでしょうか。
先鋒 -MEGA MIX BATTLE-
PICOLTEX VS 350B1
試合結果
PICOLTEX WIN!!
先鋒戦はベテランvs超若手の対決。何気に初対戦となるこの組み合わせ、単発&トリッキーのPICOLTEX選手とパワーofパワーの350B1選手と得意傾向は全く異なる両者のどちらに軍配が上がるでしょうか。
技のPICOLTEX選手は東方アレンジかつテクニカルな精度系譜面で固めてきました。対する350B1選手は高速BPMの激重選曲と力をフルに感じさせる対照的なものを揃えてきました。試合はPICOLTEX選手が4ターン連続ポイントを取る好調っぷりを見せましたが、350B1選手がVenomous FireflyをEXCEED GEAR Lv3で通したことですぐに点差がひっくり返りました。しかしその後はお互いに自選を取り合う激しい展開に。最後は先攻を引いたPICOLTEX選手が自選のNight Rockin' Birdを通し、23-22で勝利となりました。通常はどこでEXCEED GEARを通すかが勝負の分かれ目となりますが、今回は通常スコアの対決結果が決め手になった珍しい試合展開でした。
中堅 -HAND-TRIP-
KAWACH & PICOLTEX VS MURAKAMI & 350B1
選曲
LEISURE LAND:エンゲージ〆ント⇒ストラテジー⇒Virtual Bit
TAITO STATION Tradz:Pure Evil-Aya2g Drm'n Tech Rmx-
試合結果
DRAW
先鋒戦の勝利で勢いに乗りたいレジャーランド、ここでエースKAWACH選手と、先ほどの勝利で絶好調のPICOLTEX選手を出してきました。ただTradzはMURAKAMI選手に350B1選手とフィジカル凶悪コンビを選出。どうやら今回も精度vsパワーの対決となりそうです…
レジャランは中盤の加速地帯への対応が必要なエンゲージ〆ントを選択…しましたが、ここで中堅戦初のストラテジーカードが炸裂。選ばれたのは終始ツマミ絡みの鍵盤を叩き続けるVirtual Bitとなりましたが、精度に自信のあるレジャランは少し安心。一方のTradzは(350B1選手が崩れるほど)嬉しくない結果となりました。試合は選曲発表時のリアクション通りレジャラン優位で進行。Tradzもかなり高精度で追いつこうとしましたが、2人ともMAX-1ケタ台に抑えたレジャランがストラテジーを跳ね返して勝利となりました。TradzもMURAKAMI選手がMAX-6と高記録でしたが、惜しくも一歩及ばずとなってしまいました。そして配信は音ズレの訪れ…
Tradzの選曲は直角ツマミに広めの8分を延々叩かせるPure Evil-Aya2g Drm'n Tech Rmx-となりました。こちらは序盤からTradzがジワジワと差を離していき、FX混じりのトリルで一気に大幅リード。350B1選手はMAX-4、MURAKAMI選手はMAX-2と凄まじいスコアを出しての勝利となりました。中堅戦は引き分けとなり、チームの運命は大将戦次第となりました。
大将 -TSUMAMI-
PNT*EEB VS XD*LEVI.
選曲
PNT*EEB:のぼれ八坂坂!
XD*LEVI.:c2Theater
新曲 :Di-Da-De-Doo
試合結果
XD*LEVI. WIN!!
レジャランは1つでも通したら引き分け以上が確定の場面、今シーズン大将戦初登板のPNT*EEB選手が登場となりました。対するTradzはエースXD*LEVI.選手が登場。「格上」のXD*LEVI.選手相手にPNT*EEB選手がどのような戦略で挑むのか非常に注目でした。
PNT*EEB選手魂の選曲はクネクネツマミに縦連や取りづらい片手処理が容赦なく絡むのぼれ八坂坂!となりました。対策必須で理解度勝負に持ち込んだPNT*EEB選手ですが、XD*LEVI.選手は終始ほとんどCRITICALさえも出さず。PNT*EEB選手がMAX-16と好スコアを出したはずですが、XD*LEVI.選手は無慈悲にもMAX-3を叩き出してカウンター。いくら何でもやりすぎ…
そんなXD*LEVI.選手は鍵盤地帯とふわふわしたツマミの切り替えが難しいc2Theaterを選択。ツマミよりも鍵盤で勝負を仕掛けたXD*LEVI.選手の戦略は見事にハマり、鍵盤が濃くなったところでリードを着実に稼いで勝利となりました。PNT*EEB選手、何も悪いことをしていないはずなのに…
レジャランにとっては最後の踏ん張りどころ、そしてTradzにとっては一歩抜け出すための最後の関門となる初見楽曲は、Yu_Asahina ft. MizutamaさんによるDi-Da-De-Dooとなりました。ラテン調のノリノリな曲に対し容赦なくツマミがずーっと走り続け、逆サイドや縦連まで飛んでくる非常にキッツーイ譜面となりましたが、こんな譜面でもXD*LEVI.選手がMAX-19を出してしまい勝利となりました。ここまですさまじい強さを見せられてしまっては…笑うしかないです。
結果は4-8でTradzが勝利となりました。レジャーランドは大健闘となりましたが、大将戦のXD*LEVI.選手の鬼神のごとき強さは誰が出ても難しい戦いになったと思います。Tradzは嬉しい2勝目、レジャランは無念の敗退と明暗がはっきり分かれてしまいましたが、この2チームでなければ実現しなかった熱い展開だったのは間違いないと思います。
第15試合
GAME PANIC VS GiGO
怒涛の連勝で勢いにのるゲームパニック、次なる標的は確かな安定感を見せるGiGOです。どちらも強さは十分、より高みを目指してぶつかり合います。
先鋒 -MEGA MIX BATTLE-
PURAIMU VS SIRON.
試合結果
SIRON. WIN!!
先鋒戦、ゲーパニのメガミックスバトルと言えば当然PURAIMU選手の登場です。対するGiGO、今回は単発の鍵盤精度に強いSIRON.選手が登場となりました。果たしてこのオーダーはどちらに傾くのでしょうか…
PURAIMU選手は片手力やツマミ複合の処理能力が問われる譜面を選択、一方のSIRON.選手は局所で癖のある配置が飛んでくる譜面を出してきました。試合は開幕のHAELE III ~Angel Worlds~でPURAIMU選手が区間PUCでカウンターとなりましたが、返しのGanymede kamome mixをSIRON.選手が跳ね返すと、自身のEXCEED GEAR Lv3をドーパミン(しかも区間S-PUC)で通しつつ、PURAIMU選手がEXCEED GEAR Lv3で飛ばしたgigadelic (かめりあ's \"The TERA\" RMX)をブロックし怒涛の連勝でポイントを稼ぎます。ただPURAIMU選手も黙っておらず、Barbless EgoをEXCEED GEAR Lv3で放ち、さらに区間S-PUCを叩き出して一気に迫ります。その後はEXCEED GEARをお互いブロックする激しい競り合いになりましたが、ラストターンのCODE -CRiMSON-でSIRON.選手が意地の区間S-PUCを決めたことで、11-15でSIRON.選手の勝利となりました。PURAIMU選手は最後まで逆転の条件を揃えたものの、SIRON.選手のプライドが激しく光った試合となりました。
中堅 -HAND-TRIP-
KANEKO & KN5 VS SIRON. & DPE
選曲
GAME PANIC:BabeL ~Next Story~
GiGO:ナイト・オブ・ナイツ
試合結果
GAME PANIC WIN!!
感動と情熱の先鋒戦を終え、GiGOに追い風が吹く展開。ここでゲームパニックはKANEKO選手&KN5選手と全力の布陣を出してきました。一方のGiGOはLv17最強クラスの精度力を誇るSIRON.選手とDPE選手が登場。HAND-TRIPは対策力が物を言うジャンル故、ここでゲーパニが流れを呼び込めるかが気になるところでした。
そんなゲーパニは12分混じりの横に広いツマミ複合を叩かせるBabeL ~Next Story~を選択。ゲーパニは2人ともMIRRORを選択、開幕の低速こそGiGOが先行したもののすぐにゲーパニが追いつき、12分地帯で徐々に点差を離していきそのままゴールとなりました。ゲーパニ側はツインPUCを達成しており、見事な完勝だったと思います。
GiGOは本日2回目のナイト・オブ・ナイツを選んできました。DPE選手はMIRRORを選択してきましたが、開幕で手痛いミスが発生。その後は大きく崩れるところはありませんでしたが、それ以上にゲーパニ側の安定感が凄まじく、KANEKO選手がMAX-6、KN5選手がMAX-5を出して勝利となりました。SIRON.選手はMAX-3ととんでもないスコアを出しましたが、チーム戦の怖さを感じさせる結果となってしまいましたね…
大将 -PEAK-
KANEKO VS --H.R.--
選曲
KANEKO:Nhelv
--H.R.--:JUNKIE FLAVOR
新曲 :Break Through Δpex
試合結果
KANEKO WIN!!
ゲーパニは2タテにより最高の流れで迎えた大将戦、勝利を確実に取るためエースKANEKO選手が登板となりました。しかしジャンルはPEAK、GiGOからは当然高密度鍵盤の超人--H.R.--選手が登場となります。このエース対決を制するのはどちらでしょうか。
KANEKO選手は縦連交じりの鍵盤を終始叩かせ続けるNhelvを選択。KANEKO選手はMIRRORで挑みましたが、--H.R.--選手も抜群の精度で進行しほぼ横一線に。その後も大きく差が広がらない展開が続きましたが、わずか2点差を守り切ったKANEKO選手が勝利となりました。あまりにも極限の戦い、事故が起きやすい配置が多いゆえに勝利した瞬間のKANEKO選手は心臓に手を抑えていましたね…相当の緊張感があったと思います。
数ある武器の中から--H.R.--選手が選択したのは高速の鍵盤ラッシュと3回の低速地帯の理解度が求められるJUNKIE FLAVOR。前半はKANEKO選手が先行しましたが、2回目の低速で少しずつ--H.R.--選手が押しはじめ、4点差で勝利となりました。こちらも先ほどと負けず劣らずの接戦で、冷静な--H.R.--選手も勝利を噛み締めるかのように何度もうなずいていました。
試合の締めくくりとなる最終楽曲は、HalvさんによるBreak Through Δpex。Kuroa*さんのボーカルが雰囲気を出していますが、微妙に変化するBPM、PEAKに振り切れたゲージ、そして隠しきれないハードな曲調通りの忙しさがある譜面に妙な予感を感じさせましたが、案の定終盤に怒涛の交互押しラッシュが炸裂。しかし両者とも涼しい顔で進めていき、点差も大きく離れず。ただ最後はMAX-24で初見PUCを決めてしまったKANEKO選手が勝利となりました。あまりの出来事に一瞬フリーズしたKANEKO選手にはさすがに笑えましたが、初見でPUCした事実はなかなか笑えません…プロスゴイ。
この結果により8-4でゲームパニックの勝利となりました。GiGOはかなり良いプレーをしてきましたが、今回はゲーパニが安定して高い水準のスコアを出し続けたことが大きかったと思います。そしてゲーパニは3勝し暫定首位、この勢いはまだまだ止まりそうにないです。GiGOは勝ち点4で2敗と現状は苦しいですが、残り2戦で逆転をしていけるでしょうか。
次回のYoutube配信は3/6(水) 19:00~。各チームの行く末ももちろん気になるところですが、配信も無事に行われることも楽しみにしています。
がんばります