【感想】BPL Season2 -SDVX- ファイナル 振り返り
こんにちは、T2-Kです。チームの振り返り記事作成やDDRの情報収集などを行っていたらかなり遅くなってしまいました。
12月から4か月間かけて繰り広げられた激闘も、ついに終わりを迎えてしまいました。様々なトラブルがありましたが、最終戦にふさわしい最高峰のバトルだったと思います。最後のBPLS2 SDVXの感想、いつも通りゆるりと述べていきます。
※試合展開についてはTwitterに掲載したものになります。
また、SDVXでは楽曲予想は行いません。
試合展開予想
BPLS2 公式サイト
BPLS2 ファイナル
Final
GiGO vs TAITO STATION Tradz
Lリーグ1位からついに負けを知ることなく突き進んできたGiGOと、圧倒的な高難易度の暴力で、リーグ戦のリベンジを成功し続けたTradzによる頂上決戦が渋谷ヒカリエホールにて行われました。練習時間から高難易度曲が飛び交い、会場は異様な緊張感に包まれていましたが…まさかこれほどまでに決勝戦らしいバトルになるとは思いませんでした。
入場の時点で爽やかに決めるGiGOとヤカラ全開のTradzと対照的な印象を受けました。またチームカラーが青と赤でキレイに分かれているのも対照的でした。会場はTradzファンが多かったため、客席は赤が強めでしたね(GiGOはやたらアウェイに見えました)。
先鋒 -PEAK・TRICKY・ONE-HAND-
SIRON. VS 350B1
組み合わせ予想
SIRON. VS 350B1
結果
SIRON. VS 350B1
SIRON.
選曲 veRtrageS
350B1
選曲 Divine's:Bugscript
試合結果
予想 DRAW
結果 SIRON WIN!!
この試合はプレー順が逆転するトラブルが起きており、その対応のために約1時間半試合が中断しました。最初は待ち時間中に流れる曲で盛り上がっていた客席も、1時間ほど経つと明らかに疲れの色が出てきており、正直辛かったです(協議に時間がかかることは理解しているのですが…)。
というわけで先攻は350B1選手の伝家の宝刀Divine's:Bugscriptとなりました。350B1選手はSIRON.選手の選曲に合わせてMIRRORを選んでおり、普段と違う譜面をやらざるを得ない非常に厳しい状況でした。が、それを考慮してもSIRON.選手は上手かった。超高速トリルをはじめとする鍵盤精度が非常に高く、350B1選手が万全の状態だとしてもSIRON.選手が勝利していた可能性は十分あり得ると思います。
後攻のSIRON.選手の選曲はツマミ複合・ロングノーツなど総合的な鍵盤スキルが問われるveRtrageSです。勢いづいたSIRON.選手の精度は非常に高いもので、終始僅差ながらもリードを決して譲らず。最終的に4点の差をつけて勝利となりました。350B1選手にとっては悔しさしか残らない結果だと思いますが、SIRON.選手の仕上がりが非常に良かった一戦でした。
次鋒 -MEGA MIX BATTLE-
DPE VS WANIROU
組み合わせ予想
DPE VS WANIROU
結果
DPE VS WANIROU
試合結果
予想 WANIROU WIN
結果 WANIROU WIN!!
両者ともツマミ譜面を得意としており、かつ対策が必要な譜面の知識も豊富であることから、どのようなアプローチで戦うのか非常に注目でした。
DPE選手の選択は癖の強い鍵盤で精度勝負を仕掛けてきたのに対し、WANIROU選手は高難易度の譜面で上から潰す意図が見えました。そして両者とも神話に芽吹くが重複しています。確かに対策の必要な部分が多く、かつ重めの鍵盤譜面ですが…なるほどな。
試合はGiGOの勢いに乗ったDPE選手が開幕3連勝。細かい鍵盤の精度に磨きがかかっており、WANIROU選手は少々苦しいか?と思いました。ところが4ターン目のEXCEED GEAR Lv2で発動したCompleteness Under Incompletenessを通してからは激しいデッドヒートに。お互いEXCEED GEARで殴り合ってポイントを重ねるなか、10ターン目にWANIROU選手がEXCEED GEAR Lv3で通したLiar rainで一気に流れを掴みとり、そのまま3連勝で15-22で勝利となりました。この時の会場の湧き方はとんでもなかったです。とはいえ格上相手でも安定したプレーを見せたDPE選手も素晴らしかったです。
中堅 -NOTES・TSUMAMI・HAND-TRIP-
--H.R.-- & DPE VS WANIROU & MURAKAMI
組み合わせ予想
--H.R.-- & SIRON. VS WANIROU & MURAKAMI
結果
--H.R.-- & DPE VS WANIROU & MURAKAMI
GiGO
選曲 極彩天奏
TAITO STATION Tradz
選曲 Xb10r
試合結果
予想 TAITO STATION Tradz WIN
結果 GiGO WIN!!
両チームとも高難易度の鍵盤譜面を選択してきたといったところでしょうか。互いのチームの強みが重なっているため、選曲をみてニヤリとしちゃいました(そして隣にいた友人にXb10rがどんな譜面か聞いていました)。
GiGOは変則リズムと高密度鍵盤で精度を取るのが難しい極彩天奏を選んできました。開幕から細かい精度差でGiGOが少しリードを作っていましたが、その差は次第にジワジワと広げていき、全員がUC以上を達成するハイレベルなバトルの中、驚異の38点差でGiGOがそのまま勝ち切りました。--H.R.--選手の精度の高さが飛びぬけています(インターリーグ戦でCH選手が出したスコアよりさらに高いです)が、DPE選手も非常に高い安定感を出しています。
TradzはLv19らしい非常に重いラッシュが終始続くXb10rを選択しました。やはりVF=パワーで勝るTradzらしい選曲ですね。とはいえそこは流石鍵盤力がピカイチのGiGO。相手の選曲にも拘らず鍵盤を光らせまくる超絶技巧を発揮。それでも中盤のツマミでまさかのTradzが一気に逆転。さらにラストフレーズで一気に差が縮まり、最後はまさかのたった2点差でGiGOが勝利となりました。リザルトを見ると--H.R.--選手が1人だけ異次元のスコア力を発揮していることがわかりました(2位のMURAKAMI選手に40点近く差をつけています)。あまりにも異常な精度力で、GiGOが一気に勝負の流れを持って行ったことを感じました。
副将 -MEGA MIX BATTLE-
SIRON. VS 350B1
組み合わせ予想
DPE VS 350B1
結果
SIRON. VS 350B1
試合結果
予想 350B1 WIN
結果 350B1 WIN!!
さて、Tradz不利の状況で突入した副将戦。ついにここからLv20が解禁されることもあり、緊張感と高揚感が高まった来ました。そして発表されたオーダーは先鋒戦と同一ともあり、Tradzのリベンジを期待する空気を感じました(サイリウム真っ赤でした)。
VFでは下回るSIRON.選手が選んだのはトリッキーで知っていないと厳しい譜面を中心に選択。そして350B1選手はトリル・縦連を含む超難関譜面を選択しています。Lv20が3曲も出てきたこともあり、めちゃくちゃ会場が湧きました。
試合は序盤からクロスカウンターが続き、わずかに350B1選手が前に出たものの僅差の試合が続きました。ただ、8ターン目にLv20であるHE4VEN ~天国へようこそ~でまさかのツイン区間PUCを達成したときは驚きしか生まれませんでした(ナニコレコワイ)。そして9ターン目から2連続でポイントを決めたSIRON.選手が一歩前に出たものの、のこり2ターンで350B1選手が意地を発揮して怒涛のラッシュを仕掛け、ラストターンでЯeviveRのツマミ・トリルを完璧に光らせて逆転に成功。文字通りリベンジを果たした350B1選手が15-18で勝利となり、勝負は大将戦に持ち込まれました。
大将 -FREE-
--H.R.-- VS MURAKAMI
組み合わせ予想
--H.R.-- VS MURAKAMI
結果
--H.R.-- VS MURAKAMI
--H.R.--
選曲 Calamity Tempest
MURAKAMI
選曲 666
新曲 SuddeИDeath
試合結果
予想 --H.R.-- WIN ( 5pt-2pt )
結果 MURAKAMI WIN!! ( 2pt-5pt )
まさかここまで接戦になるとは思わなかったです。GiGOの絶対的エース--H.R.--選手と、日本最強のVFを持つ男MURAKAMI選手が互いのチームの運命を決めることになりました。
--H.R.--選手は超リズム難鍵盤と出張ラッシュで精度も認識も非常に難しいCalamity Tempestを選択。自選の--H.R.--選手は序盤から何枚も上手の精度力を見せつけて開幕から大幅リードをとり、そしてそのまま一歩も譲ることないままmax-40でPUCを決めて勝利となりました。MURAKAMI選手も2桁落ちの好スコアながら、全く寄せ付けない-H.R.--選手の底なしのパワーに戦慄しました。
対するMURAKAMI選手は自身の代名詞と言えるボルテ最凶譜面の666を選択。こちらも開幕の鍵盤精度で--H.R.--選手がリードをつくりました。ところがブレイク前の乱打地帯で差が縮まり、気付けばレーンが割れた時点で差は4点に。そしてガチ割れ乱打地帯でMURAKAMI選手が一気にまくり上げると、驚異の999万点UCで勝利を飾りました。
なんとここまで全くの同点のまま、最終戦の最終課題曲を迎えることとなりました。両選手とも緊張が見える表情を浮かべる中発表された最終課題曲は…ボス曲メーカーでお馴染みのxi vs. モリモリあつしの楽曲であるSuddeИDeathとなりました。状況にあまりにも合致した曲名と、完全にベールに包まれたノーツレーダーなど、ボルテのBPLの最後を締めくくるのにふさわしいものでした。
譜面は開幕からあまりにも無慈悲なツマミと鍵盤のラッシュが降り注ぐ非常に重たいものでしたが、鍵盤精度がピカイチの--H.R.--選手が先にリードを作りました。ところが中盤の片手処理でMURAKAMI選手が逆転…したところで点差ゲージが突如消滅。2人の激しい争いはどちらが前に出たかわからなくなりました。そして終盤に一瞬だけ見えたゲージはわずかにMURAKAMI選手が上回っている様子が見え…最後は28点差でMURAKAMI選手が勝利となり、BPL SOUND VOLTEXのチャンピオンはTAITO STATION Tradzとなりました!本当におめでとうございます!
長きにわたる熱き戦いもついに終わりを迎え、BPLロスに浸っている…と思いきや、ボルテはBPLテーマ曲・最終課題曲含め一気に9曲追加のため、まだまだBPLは続く!という気分になりました。そしてすでにDDRや、Season3のIIDXも始動しており、ほとんど休む間もなく次の戦いが始まります。私も体力・精神力が続く限りBPLを追わせていただきますので、今後もまだまだ楽しみにしています。
余談
せっかく現地にいたのでライブの話を少しします。私はボルテを初代~3の初期までやり、5の末期に再開していたこともあり、正直ライブで流れていた曲はほとんど知らなかったです(しかも当日時点でΩ DIMENSIONやHEXA DIVERはほぼ未プレーでした)。そんな中(失礼ながら)驚いたのは、森羅万象さんの曲に対する会場の湧き方でした。周りが歌いながら盛り上がっているのが本当に凄かったです(曲知らないことが悔しくて、次の日必死で森羅万象さんの曲をプレーしまくりました)。
一方で自分がノリノリでテンションが上がったのが、ビートまりお&まろんさん、Roughsketchさん、かめりあさんでした。特にHelp me,ERINNNNNN!!、MAYHEM、Xronierは翌日に響くくらい叫んで腕振りまくりました(もちろんボルテでプレーもしました)。マジで楽しかったです。
チケット代は決して安くありませんが、それでも現地に観戦しに行って良かったと思っています。DDRも現地で観戦したいので、いっぱいやりこんで予習してきます。ありがとうございました。
がんばります