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【感想】BPLS2[DDR] 各チーム振り返り 【GiGO編】

 こんにちは。音楽ゲームのグローバル化を意識した演出と、プロ選手による極限の戦いが幾度となく繰り広げられたDDRも終わってしまいました。
 今回は破壊的なパワーと職人芸で圧倒したGiGOについて語りたいと思います。素人の戯言ながら楽しんでいただけたら幸いです。

Get into the Gaming Oasis
GiGO

戦績

Regular Stage
GroupA 2位 勝ち点0[2勝0分1敗]35pt
決勝トーナメント
セミファイナル進出

チームへのコメント

 このチームは3選手どれもが高い実力を持っていることが知られており、結成時点からかなり期待度が高かったと思います。
①10th KACチャンピオンにしてあらゆる高難易度を軽々と踏みこなしてしまう次世代DDRer代表格のHIBIKI選手
②低難易度から高難易度までパワフルなプレーで圧倒するUN-LIM選手
③圧倒的な精度とブレない本番力で信じられないスコアを連発してしまうTSUYOSHI選手

 KACチャンピオンと常連選手を抱えている時点でもう強いのですが、そこに関西最強クラスの先鋒役が加わったことでもう手がつけられないのでは?と思いました。実際に初戦のゲーパニ戦はほぼ完封勝ちを決め、シルクハットにこそ敗れたもののTradzやクォーターファイナルのアピナには大勝を収めてきました。
 セミファイナルは激闘の末ラウンドワンに敗退となりましたが、持ち前のパワーでファンを魅了することには成功したと思います。今後もこのチームメンバーの活躍が楽しみです。

各選手への寸評

ここからはチームの各選手へコメントをしたいと思います。

Wakayama EVOLVED
HIBIKI(ひびき)

出場回数
レギュラーシーズン 4回(2nd 1回 3rd 3回)
決勝トーナメント 2回(2nd 1回 3rd 2回 5th 1回)
獲得pt
レギュラーシーズン 17pt
決勝トーナメント 18pt

 10thKACチャンピオンをはじめ、近年頭角を現してきた現代DDRを代表する選手の1人です。元々高難易度は敵無しと言っていいほど圧倒的な強さを誇る一方、ドラフト時点では低難易度が課題となっており、3rd Matchなどでの活躍は不安視されていました。
 しかし試合では低レベルでも(何度か刺さってしまう場面はありましたが)しっかりとポイントを取っており、得意の高難易度では無双と言わんばかりの大活躍を見せ、GiGOのエースというポジション通りの強さを発揮しました。あまりにも高難易度でぶっちぎりのスコアを連発する姿に、解説のgahouさんもあっけにとられるほどだったのが印象的でした(Lv18って気軽にPFCできないはずなんですよ…)。
 まだ低難易度に課題を残す面はありましたが、今期の活躍を見るに今後の伸び代を考えると恐ろしいことになることは間違いありません。この先、誰がHIBIKI選手を止められるのかと言われる日も遠くはないと思います。

限界を超えるために!
UN-LIM(あんりみ)

出場回数
レギュラーシーズン 4回(2nd 2回 3rd 2回)
決勝トーナメント 4回(2nd 1回 3rd 1回 4th 1回 5th 1回)
獲得pt
レギュラーシーズン 12pt
決勝トーナメント 5pt

 KAC常連、体力消費が激しい譜面を得意とするぎーごりら選手です。高難易度の実力は確かなものですが、加えてLv15-16にも精通しており、広い範囲で活躍できるオールラウンダー的存在としての一面があります。
 レギュラーシーズンやクォーターファイナルでは、その期待通り広い難易度帯で確実にポイントを稼ぎ続けていました。特にゲーパニ戦のneko*nekoや、Tradz戦のPOSSESSIONはあまりにも高すぎるスコアを叩き出しており、長年大会で活躍し続けてきた経験が表れた瞬間だったと思います。一方でセミファイナルになるとBPLの魔物に憑かれたかのような苦しい戦いの連続となったのは非常につらいものだったと思います。
 とはいえ得意な体力譜面で安定度の高いプレーを見せつけており、期待に裏切らない強さを発揮したのは事実です。来季は本番の魔物を跳ね除けて暴れ回る姿を期待しています。

なにわのマーベラスアタッカー
TSUYOSHI(つよし)

出場回数
レギュラーシーズン 4回(1st 3回 3rd 1回)
決勝トーナメント 3回(1st 2回 4th 1回)
獲得pt
レギュラーシーズン 6pt
決勝トーナメント 9pt

 低難易度において圧倒的な強さを誇る選手です。Lv12-14においてはジャンル問わずあり得ないほど高いスコアを保持しており、GiGOの先鋒役として迎え入れられました。
 立ち上がりこそ思うように勝ちにつながらなかったものの、試合が進むにつれてその恐ろしい実力を発揮しており、得意の精度譜面からトリッキーな譜面まですさまじいスコアを連発してきました。特にクォーターファイナルで叩き出したUnreality MAX-1点はBPLの歴史に残る記録となったと思います。
 あらゆる強敵を得意フィールドで徹底的に沈める姿はまさに職人BPLをきっかけに多くの人がTSUYOSHI選手のプレーに魅了されたと思います。この強さで来シーズンも伝説的な記録を作り上げてほしいです。

チームへの総評

 初戦から圧倒的なパワーを発揮してきたGiGO。振り返ってみると試合で出したスコアはどれも理解の外側にあるものとなっており、強豪ぞろいのBPLS2 DDRの中でも猛威を振るったチームだったと思います。
 セミファイナルではギリギリのところで惜しくも敗退となってしまいましたが、この3人が同時に実力を発揮したら本当に勝てる気がしないと思います。来シーズンは一体どんなめちゃくちゃなチームとなってしまうのか、楽しみにしています。

がんばります