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【感想】BPLS2[DDR] 各チーム振り返り 【APINA VRAMeS編】

 こんにちは。音楽ゲームのグローバル化を意識した演出と、プロ選手による極限の戦いが幾度となく繰り広げられたDDRも終わってしまいました。
 今回は凄まじい本番力で他チームを震え上がらせたアピナについて語りたいと思います。素人の戯言ながら楽しんでいただけたら幸いです。


見据えるビジョンは勝利への道
APINA VRAMeS

戦績

Regular Stage
GroupB 3位 勝ち点6[2勝0分1敗]27pt
決勝トーナメント
クォーターファイナル敗退

チームへのコメント

 IIDXやSDVX同様プレー歴や実績に長けており、一発スコアに強い選手で固めたチームとなりました。
①高難易度を筆頭に全方位に隙のない高火力オールラウンダーMAMURU3選手
②トリッキー譜面を筆頭に中難易度帯に穴がないオールラウンダーNOTTY選手
③局所難やギミックを筆頭に抜群の安定感で高水準のスコアを出し続けられるPO選手

 まさにオールラウンダーかつ安定感に優れた選手が揃っており、一発スコアの高さが求められるBPLに適した選手が揃ったチームとなりました。実際に試合でも初戦から高いスコアを安定して出し続けており、ラウンドワンにこそ敗戦を喫したもののレギュラーシーズンでは2勝をあげました。
 とはいえLv17以上の譜面では思うようにポイントが稼げず、高難易度が解放されたクォーターファイナルで敗退してしまいましたが、「本番に強い」という見えないステータスを周りに見せつけたこのチームは本当に強かったです。実力をさらに磨いてくるであろう来シーズンの試合もまた楽しみになっています。

各選手への寸評

ここからはチームの各選手へコメントをしたいと思います。

進化し続けるオールドルーキー
MAMURU3(まむる)

出場回数
レギュラーシーズン 3回(2nd 1回 3rd 2回)
決勝トーナメント 2回(2nd 1回 3rd 1回)
獲得pt
レギュラーシーズン 8pt
決勝トーナメント 3pt

 高難易度帯を中心に広い守備範囲を持つ選手です。KACエリア大会出場歴があり、1つの譜面を詰めるスキルの高さと一発スコアに自信持っていることからアピナのエースポジションを務めることとなりました。
 シーズン中は幅広い守備範囲を活かしてタッグマッチを中心に出場していましたが、MAMURU3選手の強さは絶対にラストに沈まないことだと思いました。レギュラーステージでは出場した全試合で確実にポイントを持ち帰っており、低難易度から高難易度まで幅広くこなせる強さをこれでもかと発揮してきました。特にスーパーノバ戦ではPOSSESSIONをPerfect12個でPFCという記録を残しており、エースにふさわしい活躍を見せました。
 とはいえタッグマッチで1位を取れなかったり、クォーターファイナルでは高難易度で競り負けてしまったりと思うように勝ちきれないところもありました。しかしそこは進化し続けるオールドルーキー、来期以降はさらに安定性と爆発力に磨きをかけて帰ってくると思います。

広島のオールラウンダー
NOTTY(のってぃ)

出場回数
レギュラーシーズン 4回(2nd 2回 3rd 2回)
決勝トーナメント 1回(3rd 1回)
獲得pt
レギュラーシーズン 12pt
決勝トーナメント 3pt

 低~中難易度を中心にトリッキーな譜面を得意とする選手です。広島のオールラウンダーの肩書通りどのジャンルも隙が無く強く、一発勝負におけるスコアへの自信を持っていました。
 レギュラーシーズンでは勝負の要となる2nd Matchを2回担当しており、他チームの2巡指名選手と比べて異質な立ち回りをしていることが不気味さを醸し出していました。ただ重要ポジションを任されるだけあり、初戦のレジャーランド戦でいきなりストラテジーカードを跳ね返す、ラウンドワン戦では選曲被り+先制点を取られながら引き分けに持ち込む活躍をしてきました。またタッグマッチでもすべての曲でポイントを獲得しており、アピナの快進撃を確実に支えてきました。
 得意フィールドで安定感抜群のスコアを出し続け、確実にポイントを稼いだNOTTY選手。今後もポイントゲッターとして要警戒選手となり続けてほしいです。

運動してえらい
PO(ぽ)

出場回数
レギュラーシーズン 5回(1st 3回 3rd 2回)
決勝トーナメント 1回(1st 1回)
獲得pt
レギュラーシーズン 7pt
決勝トーナメント 0pt

 10thKAC女性チャンピオンにして、局所難やキワモノ譜面にとんでもない強さを持つ選手です。一発スコアの安定感はもちろん譜面への研究力が非常に高く、どんな相手でも自選を通せるポテンシャルがあります。
 BPLでは全試合の先鋒戦に出場しており、いずれの試合でもキツイソフランやハネリズムなどのトリッキー譜面を選択しています。そして持ち前の勝負強さは試合でも遺憾なく発揮され、開幕戦のCHAOS(ESP)でPerfect14個を筆頭にアピナの切り込み隊長として大活躍。またほとんどの試合で1桁差の接戦となっており、1点差の勝利を2回するなどギリギリで勝ち切る強さも出してきました。
 苦手とする高難易度では苦しい戦いになりましたが、癖の強い譜面を極め相手にぶつけ、ポイントをもぎ取るスタイルで他チームを確実に苦しめたPO選手。今後もトリッキー譜面で相手を徹底的に追い詰める姿を楽しみにしています。

最後に

 抜群の安定感と磨き上げた必殺の武器曲を通すスタイルで猛威を振るったアピナ。練りに練られた戦略とIIDXやSDVXとは異なりトリッキーな譜面の連続に苦しめられたチームは多かったと思います。ただ高難易度譜面では苦戦続きとなったのは来期への課題のため、そこを攻略したら一気に化けるチームになるのかなと思いました。
 アピナは伝統的に苦しい結果を経て成長するチームのため、来シーズンで猛威を振るう姿を期待しています。


がんばります