私のオススメSideM楽曲10選


このアカウントで何かを真面目に書く日が来るなんて思わなかったのですが、黒川さん(@kurokawappp)にお声掛けをいただき大変ありがたかったので、たまには真面目に自分のSideMに対する想いを言語化しようと思います。改めまして、黒川さんありがとうございます!

それでは張り切って参りましょう。

1.TOMORROW DIAMOND

この曲を初めて聴いた時のことを、またその後、現在に至るまで自分がこの曲に対して抱く想いを私は生涯忘れることは無いと思います。

何もかもに疲れ果てていた頃、友人にSideM3rd幕張初日のライブビューイングに誘われました。
彼女は以前からTwitterでSideMについて呟いていて、楽しそうだなと言う気持ちはあったけれど、日々の疲れもあって自分から追うことはしていない中での突然の切っ掛けに、是非、と答えたのを覚えています。
SideMと言うコンテンツに触れたことは一度もなく、アイドルマスター自体は知っていてゲームなどに触れたことはあったので、割と気軽に返事をした気がします。都内のライブビューイング会場で、右も左も分からないまま、ただ手を引かれるまま緊張しながら臨みました。

どの曲も素敵で、もともと音楽が好きな自分はわくわくしながら、次はどんなユニットが来るのかな?などと呑気に考えながら、借りたミックスペンラをひたすら振っていました。

ふと、目の前が暗くなり、美しいソプラノボイスが響き渡りました。
顔を上げるとステージには青い衣装の男性が3人。彼らは王子様のように優雅な振り付けで、素敵な歌をうたい、その白い手袋をひと噛みしました。

その瞬間、生まれて初めて、その場に膝をついて映画館の床を見ました。
今のは何?今思い出しても、自分に何が起こったのか分かりません。ただ、間違いなくこの瞬間、私は生まれて初めて「プロデューサー」と言うものになったんじゃないかなと思います。

ひとことで言えば、私が見た光景は夢だったのかも知れません。
かぼちゃの馬車に指輪、そして王子様。まるで御伽噺に出てくる魔法の世界。彼らが私に魔法を掛けて、何もかもすっかり変えてしまった瞬間でした。

全てが終わって、友人の友人に「どのユニットが気になりましたか?」と聞かれ、真っ先に「あの青い人たち!」と答えました。
夢現のまま岐路につき、その夜は夢に梅原裕一郎さんが出てきました。

Beitとの出逢いは、こんな風に突然で衝撃的なものでした。

また、その数年後。
すっかりSideMにはまった自分が声を掛け、一緒にLIVEなどに行くようになった友人に、まさか4thLIVEに連れて行って貰い、再びホリエルのソプラノに撃ち落とされる日が来るとは文字通り夢にも思わず。

あの日から自分の人生は一変し、これ程に楽しい人生が歩めるなんて思ってもいなかった。なので、この曲、そしてBeitは私の命の恩人です。もちろん、声を掛けてくれた友人も。

TOMORROW DIAMONDを聴く時、いつもこれらの想い出が頭を過って、涙が溢れて来ます。

たった一瞬、彼らの音楽に触れただけで、こんな風に全てが変化することってあるんだなあ。
あの日から私がSideMに抱く想いは、ただひたすらに「奇跡」です。

2.サ・ヨ・ナ・ラ Summer Holiday

ライブビューイングに誘ってくれた友人が、ある日突然、たくさんのCDを送ってくれました。
その中の1枚に、この楽曲が入っていたことを覚えています。

当時、埼玉の奥地から都内に勤務するのに毎日車で駅まで通っていて、そこでCDを聴くのが日課だった私はこのS.E.Mと言うユニットが気になり始めていました。

『こんなにセクシーな楽曲なのに、もしかして失恋ソングなのでは……?』

歌詞がぶっ刺さった瞬間です。

後にSideM幕張3rdの円盤を購入し、LIVE映像として彼らのパフォーマンスを観て驚愕しました。こんな……こんな風に……楽曲を体現出来るんだ……と。
あの頃、車でサマホリを聴きながら脳内に浮かんでいたのは、確かにその映像どおりの夕暮れ。暑さの残る砂浜の、切ない物語。

そこから気が狂ったように、彼らのことを知りたい!全部教えて欲しい!!とばかりに、猛烈に楽曲を聴き、LIVE映像を観ました。何度観ても、何度観ても、良い――

言語化終了のお知らせです。

それからずっと、この楽曲はオレンジ色の夕陽のイメージで目の奥に焼き付いています。

やがてこの曲からインスピレーションを得て自分の中から溢れ出たものを言葉にし始めるのは、また別の物語。

3.Never end「Opus」

3rd幕張ライブビューイング後、自分で他会場分も取れるだけのチケットを購入しました。
まだ右も左も分からず、ただひたすら彼らの音楽に触れたいと言う気持ちで映画館に通う日々。

Altessimoのイメージは最初に観た「The 1st Movement ~未来のための二重奏~」の明るく華やかなパフォーマンス、2人ユニットは珍しいな、素敵な歌だな、2人が背中を合わせるとぴったり凸凹にはまって可愛いな、と言う感じでした。まさかそれが、運命のように合わさっているなんてまだ知らなかった頃です。

聴き終わって、最後の音が消えた時、自分が泣いていることに気が付いてびっくりしました。
全く理由が分からなくて、ちょっと怖いくらいの衝撃的な出来事で、慌てて他の会場で同じようにライブビューイングを観ていた友人(アルテP)に連絡をして合流しました。
色々話を聴いて貰ううち、どうもAltessimoには重めの物語があること、彼ら2人の出逢いを知る必要があることが分かりました。帰宅して始めたばかりのゲームでそれらの物語を追って、彼らを知った今でも、何故あの日、自分が泣いていたのかが分かりません。ただ、分からなくても、涙を流すほどの“何か”をあの楽曲から受け取ることが出来たことに変わりはありません。

自分は音楽の道を志していたことがあり、挫折しています。

このことがあの日の涙の理由なのかは今も分かりませんが、私の中の何かが彼らの音楽で救われたような気がしています。きっと、これが答えなんじゃないかと今では思います。

今は、彼らの音楽に触れることが出来てとても幸せです。

4.♡Cupids!

ライブビューイングに通う日々は続く。

いよいよ家族や友人たちからは、陰鬱だった人間が突然、週末ごとにウッキウキで出掛けることを怪しまれる事態になりましたが、すぐに母も友人もこっち側に来たので無問題です。

これはSideM3rd仙台公演で起こった出来事。

カ・ワ・イ・イ!
かわいい~~~!!!
う~~~可愛い~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!

自分の中で何かが溢れて止まらない、そんな気持ちになって突然走り出したくなるような、そんな曲との出逢いです。
F-LAGSって、夢色VOYAGERで目の覚めるようなパフォーマンスを披露してくれたユニットのイメージだったけど、これは何? 愛、ラブ、LOVE!特大のLOVE~~~!!!という感じで、その場所の容量が小さな自分はすぐにいっぱいになって焦りました。受け止め切れないよこんなの!彼らから放たれるキューピッドの矢に貫かれながら、そんなことを考えていました。

ぺーちゃまのうっとりした表情、うりゃおくんの花丸笑顔、そして徳武くんの凛々しい姿を思い出す度、あの日、ライブビューイングだけでも観られて良かったなと思うのです。

人生は一期一会。それを体現してくれた彼らを思い出す、大切な曲です。

5.String of Fate

ある日、母に「あんたその曲ばっかり聴いてない?」と言われて、そんなはずは……あるな?と思ったのがこの曲。

グリツア円盤を入手し、くまなく楽しんだ後、寝る前に円盤でLegendersの曲を聴くのが習慣になっていました。何だか目が離せない、3人の必死のパフォーマンス。優雅で、大胆で、想像力を搔き立てられるような強い歌詞と歌にのめり込みました。

そこからずっと、彼らに導かれるようにして今この場所まで歩いてきたような、そんな気がしています。

6.GLORIOUS RO@D

ここまでが、私とSideMの出逢い編です。

え、10曲に収めるの無理じゃないですか?と言う気持ちですが、ひとまず大好きな全体曲についてお話します。

一生、3rd幕張の話をしますが、初めて観たSideMのLIVEで全体曲と呼ばれる全員で歌う楽曲があることを何となく理解しました。サビで天井からひらひらと何かが舞い降りてきた光景が忘れられないです。

何度も聴くうち、その優しい歌詞がじんわりと心の奥底まで浸透してくるような、SideMを表すのにこれ以上の曲は無いと思うほどに相応しい曲だなと思うようになりました。どんなことがあっても、彼らが一緒に居てくれる。そんな力強いメッセージを内包している楽曲です。

自分も、身の回りに居る誰かも、きっと理由(ワケ)があって、今ここに居る。

それは様々な理由だけれど、どんな理由であっても、この楽曲に肯定して貰ったように思います。過去にどんなことがあったとしても一緒に行こうと言ってくれる彼らのことを、プロデューサーである私がきっと高みに連れて行くよ、と決意する曲でもあります。

今改めて聴いても褪せることのない輝き。それが「アイドルマスター SideM」のアイドルたちが歌う「GLORIOUS RO@D」です。

7.mermaid fermata

まだ上手く言語化の出来ない曲のうちのひとつ。

じゃあ何故書いたのか?
それは、おそらくこの楽曲を通り過ぎては他の楽曲に触れられないほど、自分の中で存在感を放っていたから。

6th神戸で初めて浴び、同行者に生存確認をされました。
初めて聴いた時から振り付けが頭の中で自動再生されますが、まだこの目で見ていません。見るまで死ねない、そんな曲。

8.Welcome to Japan!

「ずっと会いたかったみんな」

コロナ禍で聴いて涙した曲。
日本に新型コロナと言う病気が上陸して、プロミが中止になって、5thLIVEが中止になって……そんな中で、彼らが私たちに示してくれた想いがありがたくて泣いた。

世界中を旅してきたアイドルたちが、最後に日本に戻ってきて、きっといつか凱旋公演をしてくれる。その公演の最後はこの曲で締めて欲しい。

「WORLD TRE@SURE」はどれも素敵な楽曲ばかりだけど、それらアイドルたちと旅した楽曲たちの帰る場所が日本で良かったなと思う。いつでもこんな風に明るくあたたかな気持ちでいられたら、きっと世界は平和になるんだろうな。平和にして行こう。音楽ならそれが叶う気がする。

9.Not Alone

これは、ちょっと特別な曲です。

SideMにとって、C.FIRSTはLegendersの次に紆余曲折あってようやく姿を現したアイドル。
自分にとっては彼らと出逢えたことは僥倖で、現在進行形で共に歩めることを嬉しく思います。彼らの持つストーリーとメッセージは、今この恐ろしささえ感じる現代を生きるために必要不可欠なものであると感じるくらい、強いです。それは、今を生きている彼らと同年代の人たちが持っているものでもあるかも知れない。彼らは間違いなく、この困難な時代を生きるために必要なものを持って生まれて来ている。

強く、儚く、それでも前に向かおうとするパワーをひしひしと感じる、何度聴いても不思議な力をくれる、大好きな曲です。

10.組曲 -to All Ages Concerto-

かなり迷いましたが、やはり最後は一番新しい楽曲を。

「315 Production presents F@NTASTIC COMBINATION LIVE ~CONNECTIME!!!!!~」にて初披露された、Altessimoと彩の合同曲。

都築さんが厳かに歌い出し、そして華やかに歌い上げたあの日、私は世界一幸せでした。

都築圭と言うアイドルはどこか掴みどころがなく、神楽麗と言う人もまた私にとっては理解のし難い存在だった。そのため、長らくAltessimoと言うユニットは私の中では霧の中で見る太陽光線のような、そこに居るのは分かるのに、手の届かない場所にある存在のように感じていた。

ところが、この歌でいきなりその答えが示されてしまった。

彩と言う異世界の住人のような、まるで違う方向性のユニットと交わり、この日のために生み出されたハレの日の曲をとてつもないパワーを持つ楽曲へと昇華してゆくその姿を見て初めて、彼らもまた異世界の住人だったことに気が付いた瞬間、鳥肌が立った。

あの日、確かにあの場所に彼らは存在していて、この歌を目の前で歌ってくれた。そうして異世界と現実とが結び付いた時、生まれたのは誰も聴いたことのない楽曲でした。

彼らが力を合わせて生み出した、まだ世界に存在していなかった歌。組み合わされた歌詞とメロディがどこまでも高みに連れて行ってくれる、果のない世界の体現。
あたたかな彼らの声を聴く度、心と体は浄化されてゆきます。あの日、彼らが魅せてくれた世界は眩い星のようにまだ瞼の奥で瞬いている。その記憶があれば、どこまでも行ける。

そんな、決意を新たにすることが出来た曲でした。

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