夏の終わり
日曜の午後に用もないのにふらっと外に出るのは久しぶりだ。
夏だったからというのもある。
用もないのに、わざわざ灼熱地獄に繰り出す必要はない。
今年も暑い日が多かったけど、体感としての夏は短く感じた。
8月頭くらいにはもう秋の風を感じていた。
毎日同じ時間に通勤すると、日々の変化にも敏感になるからか。
暑いのに夏は終わってる、そんな8月だった。
先月末には誕生日を迎えた。
ここ数年は近所の洋菓子屋さんでケーキを食べる。
味の変わらない素朴なガトーショコラを食べて祝うことで、一区切りになっている。
定点観測が出来るお店が続いてくれてありがたい。
年を取るほど自分の年齢には無頓着になっていくが、身体には年齢が刻まれていき、後戻りの出来ない時間ばかり増えていく。