星の詩

人類の憧れ

古代人の標

死者の代名詞

手をかざしても届かないそれに

薄らと光る宙に浮かぶそれに

幾多の人がどんな眼差しで眺めただろう

星が宙を翔る一瞬

目を瞑り両手を組む

おまじないに似た祈りを捧げる

叶うとはつゆほど思わなくとも

遠く離れた恋人

想像力の源泉

過ぎ去りし辛い過去

あなたを見つめて私は何を思う

孤独だった夜

独りぼっちの帰り道

初めて失恋した日

痛みを覚える度

寄り添ってくれたあなた

人は歴史は私は

神話を以て
知識を以て
憧れを以て

あなたを象る

光陰矢の如く動いても
光る一等星シリウスでさえ
届くまで8.6年を費やす

遠いから美しい
輝くから美しい

普遍的な真実を永い間
これからも教えてくれる

✳︎キナリ杯という素敵な企画に参加させていただき、ありがとうございます⭐︎

#詩 #日記 #キナリ杯 #星


ご高覧いただきありがとうございます✨また遊びにきてください(*´∀`*)