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三重苦がステータスに変わった
夫と出会って、2人で話した時に一番最初に言われたのが、「自分は農家で本家で長男だから」という言葉だった。
私は何を言ってるのかコイツと思いながら、そうなんだ、で?と会話が流れていったことを思い出す。
私は現在、その「農家の長男でしかも本家の嫁」という立場にある。
そして同居して、農業を一緒にやっている。
一昔前、私の親世代くらいなら聞いてことがあるフレーズで、そういう環境で暮らし
農家に休みはあるのか
春作の準備が始まり、育苗ハウスに温床線を張ったり、圃場のハウスにビニールをかける準備をしている。
この辺りは50年ほど前から雨除けの簡易ハウスでメロンなどを作るようになった場所なので、ハウスを更新しても雨除けハウスのタイプの方が多く、耐候性ハウスは10年ほど前から少しずつ導入されている。
雨除けハウスとは文字通り雨がかからないようにビニールで屋根を覆うものなので、雪が降ったら屋根が潰れて
暑い夏から暑い秋のトマト栽培
大玉トマトの裂果が酷い。
桃太郎ファイトを抑制で作っているが、例年なら11月最終日まで収穫が続いて、北陸の時雨模様の曇天続きで日照不足で最後の段のトマトが青いまま収穫ができずに片付け作業に入るのだが、今年は暑い夏がやっとおさまったと思ったらまたぶり返して暑い日が続き、朝晩はそれなりに涼しいの寒暖差がある状態。
灌水は欠かさず、青い小さい実が大きくなるまでに割れてしまい、それが大きくなるに
やってみなきゃわからないし、やらせてくれなきゃわからない
数年前、近くの農業の研修施設で女性の働き方について、今の自分の仕事をなぜやることになって、どのようなことをしているか、ということを先輩女性農業者の方たちと話す機会があった。
今のように新規就農ということがまだまだ珍しかった20年近く前は、その研修施設に来るのはほぼ男性で祖父母が農業をやっていたのでその農地を使ってやりたい、という事例が多く、Uターンで新規就農、親元就農という話が多くて、地元につて
農業って楽しいですか?なんで農業なんですか?
つい昨日のこと、はじめましての人に前のめり気味に聞かれたのが、農業って楽しいですか、なんで農業?楽しいですか??だった。
農業って、楽しいかと聞かれたら、この酷暑の中でそれを聞かれたら、ハウスの中の暑さを思い浮かべながら、そうですねぇ、楽しいけど暑くて大変ではありますね。
生業なのでそれで稼いでいかなければならないので、そこも大変ですね、資材、肥料高騰もあるし、それが作物の値段に転嫁できるかと
いつまでいい子でいるの?
昨日、夫にまたしてもキレてしまった。
田舎の集落で、コロナ禍明けのひさしぶりの行事があり、その時夫が「あっちは若い衆がたくさんいるから」と言うので、だったらこっちの方手伝ってくれないかと頼めばいいだろ、と返したのだ。
そこからまたしてもいつも思ってる事が口に出てくる出てくる。
なんで同じ集落の隣とこっちでこうもあなたの世代が出て行ったり残ったりしてるかわからんのか。
あっちはあなた世代の若
スイカは石油でできている
コロナ禍が明け、人も物も活発に動くようになった。と、思ったらロシアのウクライナ侵攻で世界情勢は不安定で、物はある所にはあるけれど、無い所に動くかといったら単純にそういうわけにもいかなくなった。
農園でコロナ前後、何か変わったことがあったかといえば、作付け品目から見たら何も変わってはいない。ずっと作ってきたメロン、スイカ、お米、トマト、大根、ニンジン、それぞれ変わらず作り続けている。だけれど、その