猫を飼うのは大変?人生で初めて飼った私がリアルを語ります☆
最近コロナで、おうち時間が増えたことで、ペットを飼い始める人が多くなったようで
す。特に猫の需要が増えており、犬と同じくらいの頭数を扱っているペットショップも見かけるようになりました。
私は生き物は飼わない派で、娘に懇願され渋々猫を飼い始めたのですが、今ではメロメロです。しかし、思っていた以上に大変だと思うこともあり、これから猫を迎えたいと考えている人に、良い面も悪い面もリアルな経験をお話できたらと思います。
猫:ブリティッシュショートヘアー・オス・7か月
夫:会社員
私:パート勤務
息子:中学生
娘:小学生
※3LDKの分譲マンションに住んでいます
目次
結論:猫を飼うのは大変です。8つの注意点を解説!
1)お金がかかる
■始めに揃えた用品
■猫の保険
2)病気になることがある
3)長期の旅行やお出かけのハードルが上がる
4)寝れない
5)いがきつい
6)騒音
7)家具の損傷
8)いたずら
猫を飼ってよかった3つのポイント
1)家族の会話が増える
2)癒してくれる
3)子供へのよい教育環境になる
■命の大切さがわかる
猫を飼うのは大変だけど、楽しいこともたくさん!
結論:猫を飼うのは大変です
猫は散歩もいらないし、トイレの失敗も少なく飼いやすいだろうという安易な考えで飼いだしたのですが、大変なこともたくさんあり、困ったことをお話します。
1)お金がかかる
当然生き物を育てることになりますので、人間でいう生活費がかかります。食事、排泄、病気、怪我、責任を持って育てるのには人間と同じようにお金の用意も必要になるのです。我が家が初めに揃えた物、ペット保険について紹介します。
■始めに揃えた用品
飼い始めるとき最低限の物を買い揃えました。
ケージ 8,800
システムトイレ(猫砂・シート込み) 2,388
子猫用食事セット(約2ヶ月分 ) 12,400
爪とぎ 880
合計 24,468
飼い始めのとりあえずこれだけは必要というグッズのみで25,000円です。冬だと防寒グッズ、夏だとひんやりグッズ、ペットコーナーへ行くとかわいいおもちゃがたくさんあり、思わず買ってあげたくなります。
毎月の出費として、餌代に2000円~3000円。トイレ用品に1500円程かかっています。
他に餌を入れる容器や、爪切り、フィルター式給水機など、飼い主がどこまでお金をかけるかによりますが、初期費用にプラス5000円~10000円は用意しておいた方がよいでしょう。
■猫の保険
我が家はペットショップで猫をお迎えしたのですが、ショップで勧められたアイペットに初日から加入しました。子猫で、初めてのお迎えでしたので、成猫になる1歳まで加入するように契約しています。
アイペット「うちの子」プラス70% 3,120円/月
アイペット ライト90%プラン 770円/月
合計 3,890円/月
上段の70%プランは、医療費の実質負担額が3割となるコース。
下段の90%プランは、手術の実質負担額が1割となるコースとなります。
一般的な保険会社は、一旦病院に全額支払って、後日保険会社への請求となりますので、面倒ですよね。しかし、アイペットは窓口にて負担額を支払うだけでオッケーなのです。
私たちが健康保険を使って窓口で3割負担額を支払うのと同じイメージになります。とても便利ですよね。近くに提携病院があるなら、アイペットを選ぶ価値が十分にありますよ。
猫は犬に比べて病気になりにくい傾向にあり、ペット保険の金額も、犬より安く設定されています。保険は任意になりますので、よく考えて備えるとよいと思います。
まとめると、我が家では、初めに猫グッズを揃えるのに25,000円~30,000円。月の餌や日用品、保険に7,500円~8,000円かかっていることになります。真夏や真冬の水道光熱費の上昇も計算に入れておくと安心です。
2)病気になることがある
動物である以上病気やけがは避けられません。猫がかかりやす病気として
・慢性腎臓病
・膀胱炎
・心筋症
・糖尿病
その他、誤飲や皮膚病と多岐にわたります。我が家はまだ飼い始めて半年ですが、フードを変えたことによるアレルギーで、首が脱毛し、かきむしって大変でした。検査とお薬として3000円がかかりました。手術や入院となると、これどころではないお金がかかることは覚悟が必要です。
そして何より大切な家族が病気やケガを負うことはとてもストレスとなります。最後まで面倒を見る覚悟を決めて、迎えてあげましょう。
3)長期の旅行やお出かけのハードルがあがる
猫は自立心が強く、餌とトイレさえ、きちんと準備しておけば、2日ほどの外出は大丈夫だと言われています。しかし、心配ですよね。そして猫は環境の変化にとても敏感な動物なため、ストレスをさけるためにもどうしてもの場合以外はペットホテルなどの、おうち以外で生活させることは避けましょう。
そうなると、自動的に2日以上の外泊は難しくなってきます。旅行が好きとか、出張で外出しがちという人は、対策をきちんと考えたうえでお迎えしてください。
4)寝れない
これは盲点でした。猫は基本夜行性ですので、夜元気な子が多いようです。一人で遊んでくれたらよいのですが、我が家の猫はなぜか私を起こしにくるのです。大体早3時~4時くらいに、体にすり寄ったり、ないたり、いたずらをして起こします。自室のドアを閉めて寝たこともあったのですが、ドアが開くまでなきます。これは個体差があるようで、人間のペースに慣れて、夜中はぐっすり寝てくれる猫もいるようです。やっと私の子供も大きくなって手が離れたと思って子猫を迎えたのですが、また子育てをしている感覚になります。
5)夏場は匂う
私が猫を飼ううえで一番心配していた事でした。思っていたほど匂わなかったというのが結論になります。グルーミングといって、舌で全身をけずくろいしますので、基本猫自体から匂いはしません。我が家のねこも無臭です。飼い始めたのが真冬でしたので、他の匂いも全くしませんでした。
しかし、暖かい気候になるにつれて、トイレや餌の匂いが気になるようになってきました。もうこれは生き物を飼ってる以上仕方がありませんので、猫砂やシートをこまめにかえたり、餌を出したままにしないなど、気を付けることで気にならない程度になっています。
6)騒音
我が家はマンションに住んでいます。猫は突然スイッチが入ったかのように、家じゅうを走り回ったり、高いところに登ったり下りたりを繰り返すことがあります。そのたびに下の住人に迷惑になっていないか心配にるのです。じゅうたんを敷いたり、マットを敷いたり、できるだけの対策をしています。言葉の通じる相手ではないですし、犬のようにしつけもできません。こちら側が気をつけるしかないでのです。我が家は今のところ苦情は受けていませんが、人によっては不快に感じることでトラブルになることもあるので、集合住宅にお住まいのかたは、注意が必要でしょう。
7)家具の損傷
これは猫を飼ったことのない人も聞いたことがあるのではないでしょうか?カーテンやソファーが爪とぎとなり、ボロボロになっているお宅を見たことがあると思います。幸い我が家はロールカーテンでしたので被害にはあっていません。しかし、子供が座っている背面がメッシュ素材の椅子がお気に入りの爪とぎとなり、ボロボロになっています。
他には走り回るので床に傷がつきます。床に畳もボロボロになるのは覚悟しておいたほうがよいでしょう。運よく被害を免れるものもありますが、基本的に猫の標的になることは覚悟しておくべきですね。
8)いたずら
とにかく、狭いところや、高いところが大好きで、隙あらば入り込んでしまいます。ティッシュや電気コードを噛みちぎったり、テーブルの上の飲み物の入ったコップも容赦なく倒します。人間がやってほしくないことをことごとくやります。本人はいたずらしているのではなく、好奇心でやっていますし、そもそも猫にしつけはできませんので、人間がやってほしくないことには予防線を張る必要があります。
楽しいこともたくさんあります
今まで猫を飼うのは大変なことをお話してきましたが、当然メリットもたくさんあります。むしろメリットのほうがうわまわっています。
1)家族の会話が増える
猫という家族が増えたことで、家族間での会話が相当ふえました。会話が少ない家族ではなかったのですが、猫のしぐさや行動1つで、会話や笑顔が今までの倍になりました。コミュニケーションをとると、普段気づかなかった家族の一面が見れたりしておもしろいですよ。
2)癒してくれる
私が仕事から帰宅すると、玄関までトコトコ走ってきて、私の足に体をスリスリして甘えてきます。ほんとにとってもかわいくて、仕事の疲れも吹き飛びますね。一つ一つのしぐさもかわいく、寝顔や食事中の顔も見ていて飽きません。今までは生活の中でのストレスをためがちでしたが、猫の癒しで心がスーッとしていく実感があります。
アニマルセラピーという動物とのふれあいで人々の心を癒すというものがありますが、納得です。猫と触れ合うことにより笑顔も増えますし、モフモフふわふわの体に触れることで、心が落ち着き、前向きな姿勢で過ごせますし、生活の質が向上した感覚です。
3)子供へのよい教育環境になる
今までお話してきたように、生き物を飼うことは楽しいことばかりではありません。食事の用意や排泄のお世話、正直自分からすすんでやりたくない仕事もたくさんあります。しかし生き物はお世話してくれる人に懐いてくれます。ですから子供たちは一生懸命お世話していますね。自分たちがお世話される側からお世話する側になって、感じたこともあったようで、私の家事のお手伝いもすすんでしてくれるようになりました。
■命の大切さがわかる
子供への教育で命を育てる上で一番私が実感してほしい事です。今はまだ子猫ですが、これから先、必ず私たちより先に「死」を迎えます。たった半年しか一緒に過ごしていないのに、我が家には欠かせない存在となっているこの子が「死」に直面したとき、きっと今まで味わったことのない気持ちに襲われることでしょう。命の大切さを身をもって実感してくれると思います。
「死」だけではありません。病気や怪我、で心配する場面もこれから体験するでしょう。そのたびに、命は無限ではない、今という時間を大切に生きなければならないのだと、自分の命も他の人の命も同じ重さで考えられる人間になってくれればと思っています。
猫を飼うのは大変だけど、楽しさもたくさん!
まだまだ猫を飼い始めて初心者の私たち家族ですが、濃い時間を過ごすことができています。猫はお散歩も必要ありませんし、基本一人が好きな生き物ですので、ほったらかしでも大丈夫で飼いやすいと思います。実際そう思って猫を飼いはじめたところもあります。しかし、大変なことも案外あり、慣れるまでは戸惑うこともあります。しかし、これが生き物を育てるということなのです。
人間と同じように、猫も個性がありますので、性格は様々です。結局飼ってみないとわかりません。しかし「飼いにくい性格だったらやーめた」なんてことはできません。ですから、簡単に猫を迎えることはするべきではありません。どんな性格の子でも、一生面倒を見る覚悟が必ず必要です。
しかし、そのぶん癒しや喜びをたくさんくれます。覚悟を決めた人に、幸せな猫ライフが訪れることを願っています。
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