相手の個性を認めることと、好き嫌いは別の問題だ
こんにちは、ナツミ(@natsumi_smile)です。
30日間noteを連続投稿するチャレンジ #note1000knock、 今日で28日め。
わたしは【自分を大切にする】をテーマにnoteを毎日書いています。
(マガジンはこちら。)
昨日は「【自分の味方をしてくれる人】を大切にしよう」について書きました。
〜まとめ〜
1.自分の味方をしてくれる人の顔、思い浮かべてみてください
2.いちばんに自分の味方をしてくれる人は誰ですか?
3.いちばんに自分の味方をしてくれる人の、味方をしていますか?
4.罪悪感は、感じなくていい
今日は「人の個性を認めることと、自分が好きか嫌いかは別の問題だ」です。
1.ダイバーシティ時代、相手のことを嫌いになってはいけない?
ダイバーシティという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
よく「多様性」と訳されますが、性別や年齢、ライフスタイル、国籍や宗教などに固執せず、多様な人材を受け入れることで、企業の競争力を高める取り組みのことです。
ダイバーシティには3つの種類があるそうです。
「性別」「国籍」「年齢」などの【属性】、「能力」「経験」などの人材としての【価値】、そして【意見】の多様性。
現時点で、企業では【属性】の多様性について重要視されていると思います。
私たちが日常生活を送る上では、【属性】の他にも【価値】と【意見】によっても多様性が生まれることが多いのではないでしょうか。
多様性を受け入れよう、という時代の流れを、ひしひしと感じます。
わたしは基本的に、みんな違ってみんないい、という世界が好きです。
そんな世界では、わたし自身が自由に生きられるような気がします。
だけど「多様性を受け入れなければならない」という世界は、あんまり好きじゃないなぁと思うのです。
「多様性を受け入れる」ということは、無理強いされることではないと思うからです。
2.人間だから好き嫌いはある。自分の感情を見て見ぬフリはしないで
「多様性を受け入れる」ということは、他人には自分とは違うところがあって、それが尊重されるべきものだと本当の意味で理解するということ。
でも、だからといって「誰のことも嫌いになるな」ということではないと思います。
人間同士だから、相性の合う合わないがある。心ない人に傷つけられることもある。どうしても意見を受け入れられない相手もいますよね。
理由があって嫌いだと感じるのは、自分自身へのSOSであったり、自分自身の価値観を刺激されている状態だったりします。
それを無かったことにはできないし、してはいけないと思う。無かったことにする=自分の声を無視することだからです。
「イヤだな」と思った自分も含めて、ありのままの自分。
だから、「イヤだな」と思ったとしても見て見ぬ振りはしなくていい。
どうしてそう思ったのか考えて、ありのままの自分を認めてあげていいと思います。
3.嫌いだとしても、そういう意見があることを認める。あとは思いやりを忘れなければ、嫌いなままでもいいと思う
「イヤだな」と思う自分の気持ちを認めてあげることは、多様性を認めないこととイコールではありません。
先日、札幌メモ魔会でも話題になったのですが「好き嫌い」と「認める」ことは別の話だからです。
たとえば、いつも誰かの揚げ足をとって愚痴ばかり言う同僚がいたとしましょう。わたしはその人のことが嫌い。だって会えば愚痴ばかりだし、こっちまでイヤな気持ちになるから。
まず、「会えば愚痴ばかりでイヤな気持ちにさせられるから、その人のことが嫌い」と言う自分の気持ちを認めましょう。
愚痴ばかりで、あの人のことイヤだなぁ・・
↓
そりゃ仕方ないよね、愚痴ばかり聞かされて暗い気持ちになりたくない。
↓
わたしは明るい気持ちで毎日を過ごしていきたいから。
↓
わたしは明るい気持ちで毎日を過ごしたいんだな。あの人が来たら明るい話をこちらから投げかけてみたらどうだろうか。意外と話題がないから愚痴ばかり言ってくるのかも。
↓
一度チャレンジしてみて、ダメだったら諦めて、あの人がそばにいたら、文句を言うのではなく、そっと席を離れてみよう。
と言った具合に認めて、その先の選択肢を考えてみたら良いかも知れません。
そして、多様性については、
わたしには思いつかない点を指摘して、何度もグチっているなぁ。
↓
わたしにはない視点を持っているんだなぁ。
↓
グチることは好きじゃないけど、あの人にはあの人なりの視点・考えがあるんだな。
と言う具合です。
「好きじゃない」=「認めない」ではなく、「好きじゃない」けど「認められる」ことが、多様性を受け入れることだと思うのです。
「好きじゃない」けど「認める」ときに大切なのは、
(1)感情に左右されないこと
(2)思いやりを持つこと
だと思います。
感情に左右されたり振り回されると、「嫌い!」と言う感情だけしか見えなくなって、自分で冷静に自分の感情に向き合って認めることも難しくなります。頭が感情でいっぱいになって冷静さを保てないからです。
そして、嫌いと感じた相手にこそ、思いやりを持った接し方をすることが重要です。自分も冷静になれるし、相手から好意をもってもらえる可能性が高くなります。
人は、自分のことを好きになってくれる人を、なかなか嫌いにはなれない生き物です。自分のことを好きになってくれた人のことは、認めやすくなります。
相手に対して感情的にならず、思いやりをもって接することができるなら、「イヤだな」と感じたものを無理やり「好き」に変える必要はありません。
「イヤだな」と思いながらも、相手と自分の違いは認めること。
それは可能だし、それでいいと思います。
サポートしてくれたら泣いて喜びます。