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ハンドレタリング力向上道場

◆やること

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◆やったこと

キャップ・ライン : cap line

●[字]タイプデザインを行うとき大文字の高さを設定する線

クォテションマーク: Quotation mark

● “ = option + @
● ” = option + shift + @

ダズリング・イフェクト: Dazzling effect

●組み版用語としては、読書に際して、活字書体のコントラストが強くて、目がチカチカすること

産業革命を達成した18—19世紀のイギリスでは、活字界でも道具に変えて、各種の機械や器具が大量に導入されました。当然機械化・合理化・機能化・省力化が重視され、営利・利潤の追求が横行しました。もちろんその功績も十分に評価しなければいけないのでしょうが、残念なことに、活字・印刷界での負の側面として看過できないのは、行きすぎた機械化と機能化がもたらした、文字形象の急激な変化でした。
 すなわち、道具をもちいる手技にかえて、急速に機械化が進捗したために、文字のエレメントを強調するあまり、太い画線部と細い画線部のコントラストの差異が極めて大きく、彫刻・鋳造の手間を省くために、A, B, CとM, Wの文字幅が等しいような、「モダンスタイル・ローマン体活字」が一斉に各社から発売されて活字・印刷界を席巻し、書物の紙上を占拠しました。

●「モダンスタイル・ローマン体活字」は、A,B,CとM,Wの文字幅が等しい

ダッシュ: Dash, en dash, em dash

●欧文句読記号の一種で半角の長さのエンダッシュと全角の長さのエムダッシュがある

●欧文モードで、
–(エンダッシュ) = option + -(ハイフン)
—(エムダッシュ) = option + shift + -(ハイフン)

ハイフォネーション・アルゴリズム: hyphenation algorithms

●「ハイフォネーション」は、単語の分綴に用いられるハイフンを挿入する作業
●「ハイフォネーション・アルゴリズム」は、ハイフォネーションをコンピューター上で自動的にコントロールするプログラムの呼称

バックグラウンド

●日本の代表的な書籍洋紙は、「クリーム・キンマリ」

パレオグラフィ: Paleography

●パレオグラフィとは、あらゆる時代の、あらゆるものに書かれたものを扱うことになるが、一般には近世以前に、鑞板・パピルス・羊皮紙・布・紙などの柔らかい材料に書かれた、古い書体の解読と、その字体の変遷を研究する学問

モノグラム: Monogram

●組合せ文字
●欧文の数個の頭文字を組み合わせて、マークのようにしたもの
●大日本印刷を「DNP」としたり、ブリヂストンを「BS」など

カログラム: Kalogram

●フランスの著明なブランド「イヴ・サン=ローラン」のモノグラムは「YSL」を重ねたもので、カログラムは「Yves Saint Laurent」

宮崎さんに言われるままにタイポグラフィの勉強をはじめて、1年ほど経った頃、ヘルムート・シュミットさんの『タイポグラフィ・トゥデイ』に出会いました。
 その本を見るとレタースペースの調整から行の組み方まで、デザインに関する視覚コントロールのあらゆることが展開されていて、活字だけでこんなことができるなんて本当にすごいと、震えるほどの感動を覚えました。こういうことがやりたい、こういうものが作れるデザイナーになりたいと心から思いました。この時の衝動が今の僕につながっているんですね。

●ヘルムート・シュミットさんの『タイポグラフィ・トゥデイ』

◆次にやること

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