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素敵な爪は、自分を無敵にしてくれる気がする

爪を塗ると、テンションが上がりませんか?
ふとした瞬間に視界に入る爪がいい感じだと、
嬉しくなります。

今回紹介したいのは、ネットで作品を見た瞬間、
担当者が惚れてしまった爪作家さんの本です。

一つ一つの爪にタイトルがついていて、それも含めて最高にかわいいので、まずは見てほしい……!

【銀杏】
本物のイチョウの葉を使用したつけ爪。
イチョウが色づいてからでないとつけられない感じがいい。

【素】
押し花を全面にあしらったつけ爪。
使う花は、もちろん、つけ爪にする前に部屋で飾って存分に楽しむ。

【空気を読みすぎた日の夜】
小指にだけ「夜」と書かれている。意味深。

【歯ごたえ】
表面がひび割れた爪は、ダッチブレッドというパンの、
ほかの爪は、溶けたチョコや、バキバキとした硬いチョコの質感を表現。
シルバーの爪はお菓子を包むアルミホイルのイメージ。

【オーソンウェルズのまねはやめとけ】
玉虫色に光る爪と、深い黒色の爪が最高にかっこいい。


見にくいですが、発行に先駆けて、紙面からもちょっとだけ…。

【サブスク】
つけ爪らしからぬタイトル。

【一日の在り方】
先端に薄い色が乗っていると、近くで見て気がつく。
誰かに見せるためではなく、
使う人が「色が先端にいてくれる」と思えるような爪。

【はなむけ】
描かれている植物は、存在してそうでしていない架空のもの。
つけ爪とセットになる台紙には、本物の菜の花が織り込まれていて、
架空と本物が共存している。

どの爪にも、「自分が物語の主役だ」と思わせてくれる強さがあって、
塗った瞬間だけでなくて、
そのあとの日常生活の中でも、お守りのように寄り添ってくれます。


この作品をつくっているのは、その名も、つめをぬるひと。
それぞれの作品のテイストは違えど、つめをぬるひとの爪には、
「誰とも比べなくていい、
自分のために爪を塗ろう」

というメッセージが込められているように感じます。


今のあなたの背中を押してくれる爪がきっとあるはず。

ところでこれ、どうやって塗ればいいの?と思った方。
本の中では、塗り方や使用色も書いてありますが、
技術的なところで気負わずに気軽に塗ってみてください。

自爪でも、つけ爪でも、お好きな方に…!

『爪を塗る ‐無敵になれる気がする時間‐』
つめをぬるひと=著/ナツメ社

2020年12月15日発売予定です。

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