不登校になった私

#学生時代の心のこり  


学生時代の心のこりと言われて1番に思いつくのが不登校になったということ。

私はいわゆる優等生で親も先生も、もしかしたら周りの友達も予想してなかったと思う。

たった1日、されど1日。

たった1日学校を休んだらもう行けなかった。あの1日が私の人生を大きく変えたと思う。

突然だが、私は現在無職。親に養ってもらいながら精神科に通院している。

1年前に大学を卒業して、バイトをしていた時期もあったが、体調を崩して辞めてしまった。

こうして、働いていないと色んなことを考える。周りの人は普通に働けているのにどうして私はできないんだろう?どうしていつも躓くんだろう?そう思う度にあの時不登校になったせいじゃないかと言う思いが心の底から湧き出てくる。

私は学校から逃げた。本当に辛かった。でもその後も地獄のように辛かった。

毎日親から怒られて、学校に行けない理由をずっと問い詰められる。先生からも毎日電話。電話に出なければ家に訪ねてきて行けないのに明日は必ず行くと約束させられる。逃げ場がなかった。そしてその内私の兄妹までもが不登校になり、自傷行為をする兄妹。親からはあなたが学校に行かなくなったからだと言われた。そして、親は毎日死んでしまいたいと言い、挙句の果てにはそのせいで離婚話まで出てきて、結局離婚はしなかったが、これが私が招いた結果だ。

言葉で見るとそんなに辛くないと思う人もいるかもしれないけど、当時の私は耐えられなかった。だって起こったこと全てが私のせいだったから。

何年経っても、誰にあなたのせいじゃないと言われても私は私を許せない。あの時辛かった自分に寄り添ってあげることなんて一生できない。

どれだけの人を巻き込んで、どれだけの人に辛い思いをさせたと思ってるの?私は当時の私に聞きたい。

この未来を知ってもあなたは不登校を選んだ?

これが私の心のこり。私があの時学校から逃げなかったらという思いは今も消えない。逃げなかったらもっと酷いことになったかもしれない。でももっと明るい未来になったかもしれない。

過去は変えられない。でも過去の自分から逃げ続けるといつまでも過去は追いかけてくる。その過去すら私の一部だからだ。

分かっていても、それでも私は向き合えない。

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