地球人24年目

わしは地球に生まれて24年になる。

赤湯温泉の記事でチラッとさらっと
書いたけど、
おそらく100%の人間ではない。

自分でもすごく電波な話だとは思うんだけど、
どうしようもなく事実なので
話半分で聞いてほしい。笑

わしの周りには
人間の姿をした、その実人間ではない人
いわゆるスピリチュアル関係の人が多くいる。

その姿、能力は様々で、
妖怪だったり精霊だったり、
風だったり木だったり悪魔だったり、
脚だったり手だったり、

とにかくいろんなものに視える。
なんでもありの世界だ。

かくいうわしも、
そんななんでもありの世界の住人なわけで、
とにかく地球は重すぎる。
体も重いし気持ちも重い。
何より体の維持が大変。
更に地球には、人間独自の“社会“っていう
ルールまである。
わしは自分が何だったのかを未だに定義
できないけど、
宇宙の方から派遣されていることだけはわかる。

そう、地球出身じゃないんよ
だから、地球由来の精霊かって言われると
何かちがうし、
妖怪も妖精もたぶん…んー、ちがうし
天使も悪魔も鬼もちがう…
神様は昔の人だからもっとちがうし…
んー、あ、
星の子が1番しっくりくるのかな。
今そう思った。
そうだな、今日から星の子でいこう。

24年目にして地球の印象が変わったから、
今までをまとめて書きたいと思う。
なんだか暗い場面もあるし、
スピリチュアル気味だから、
苦手な人は回れみぎ!笑笑


人間ってつまらないな…

これが1番最初の感想だ。

わしが生まれたのは民宿で、当時はそこそこ
人が来る観光地だったから
いろんな人が家に出入りしていた。

わしは人見知りをしない子どもだった。

そしてとにかくよく喋った。

けど、なんか話が通じないなあ感を
ずっと感じていた。

日本語を話しだすのは早かったけど、
大人に話が伝わらなかった。
今思うと、地球構文で話してなかったのかも
しれない。

通じないのがもどかしかったわしは
何とか意思の疎通、せめて何か伝わった感
を感じたくて、たどり着いたのが歌だった。

おかあさんといっしょで大人が歌っている歌を
真似すると、大人に日本語が通じるのだ。
大発見だった。
そこからわしは、母が聞いているCDやテレビから
流れてくる日本語をできる限り真似した。
ついでに読めるようになった文字で、
犬の図鑑と海鮮の図鑑でカニを見る楽しみも
できた。

ごはんも、すごく新鮮だった。
どれだけ食べても飽きないくらいおいしかった。
満腹がわからなかったから、いつも食べ過ぎて
たなって、ちょっと恥ずかしい…
あの頃が1番食べてた。

体を維持するための機能を覚えたあと、
まず感じたのは無気力感と、
言葉にできない感情だった。

だからなんなんだ

これに何の意味があるんだって、
内心がすごく冷めた子どもだった。
冷めた内心と、外部からくる熱が
合わさるのが訳が分からなくて
何かあるとすぐに泣く子どもでもあった。

無邪気に遊ぶ同じくらいの子どもと話をしながら
楽しそうにしていても、気力がなかった。
通じない感覚と、訳の分からない感情に
疲れていた。

人間ってつまらないな。

なんでこんなことするんだろう。

なんで意地悪なんだろう。

どうして優しくできないんだろう。

目の前の人間の行動が理解できなくて
どんどん気力がなくなっていった。

子どもの相手をするだけ無駄で疲れると、
同じ子どもなのにそう思っていたわしは
読書とゲームばかりしていた。

そんなわしに雷が落ちたのは8歳のとき。

休み時間が終わり、教室に戻って席に着く。
筆箱をあけると、
えんぴつが全部真ん中から真っ二つに
折られていた。

衝撃だった。

折れたえんぴつを見て、
今まで何でだろうと感じていたものが全て
人間の感情であったことにわしは気づいた。

これが、感情。

ヘレン・ケラーが水を理解したときと
たぶん、同じ感じの電撃が走った。

この日を境に、わしは泣かなくなった。
人間を理解しようと
よく観察し、データを取るようになった。
今まで読んでいた本にもたくさんの感情や
データが書かれていることにも気づき、
より人間に近づくために更によく読んだ。

そうしているうちに、
16歳になる頃にはある程度の人間生活が
送れるようになっていた。

1人1人に個性があること、
その中でも感情には法則があること、
男性と女性の性差による習性、
社会のルールの中で起こる人間模様、

ここまで解ると、人間生活に問題はなかった。

けど、この頃からわしが壊れ始めた。

そんなときに、山に出会った。

山は人間とちがって、わしをそのまま
受け入れてくれた。

星の子があそびにきているぞ
ほれ、おやつでもたべろ
おもちゃもあるぞ、もっていけ

いつもそう言って山頂まで歩かせてくれた。
だからわしは、どんどん山がすきになった。

けど、

18歳になって、
わしの体が悲鳴をあげた。

脳がうまく動いてくれなくなった。

日常生活を送ることがしんどくなっていた。
でも、人間としてがんばりたかったわしは
さらに無理をした。

そして、

だんだん頭が動かなくなっていき、
すきな山にも行けなくなり、
気づいたら何もできなくなっていた。

人間って頑張りすぎるとだめなんだ
なんでこんな思いをしなきゃいけないんだろう
もう疲れたし還りたい

動かない頭で、そればかり考えた。
考えたんだけど、
考えることにも疲れて飽きたわしは、
人間としての自分を半分捨ててみた。

捨てたらめちゃくちゃ軽かった。
そして心地よかった。

地球にいても、
星にいた頃と同じように軽くなれると
気づいてから
今日まで、人間をいかに捨てて
人の中に入れるかを探している。

もともと人じゃないんだから、
多少違っても大丈夫だよ!って思える日と、
これは人間的にアウトでしょ…って落ち込む
日と、まだまだ試行錯誤しながらだけど、
だいぶ楽になった。まだまだだけど!

ずーっと周りの人に恵まれているから
こうしてわしが人でいられるん。
小さいときから周りの大人がやさしかった。
学校が変わるたびにいい先生に出会えた。
近くに来てくれる人みんなすき。
いい人に巡り会えてて運がいいなって、
自分を振り返るたびに感謝しかない。

そして最近、地球も悪くないなって
やっと思えるようになってきた。

というのも、よく見たらわしみたいな
地球外生命体や人外が
いっぱいいたから。笑
ほんとにみんなに救われている。
たまたま同じ次元の、同じ時間軸の地球に
生まれて居合わせてくれたことが
ほんとうにうれしい。
出会えてよかったあ
ありがとう!

24年過ごして
やっと地球の良さに気づけたから、
これからもっといろんな地球を見れたら
いいなって思う。

もちろん、人の中で生活している限り
自分のペースを見失って落ち込んだり
予想外のトラブルとかもいっぱい
あるんだろうけど、
そしたら泣けばいいし
みんなに話したっていいし。
とにかく、何したっていいんだ。
その方が人間味があっていいじゃん?笑

そう思えるようになった。

自分の星のペースでいこう。
どう頑張ったってわしは星の子。
人間になれるわけがない。

そういえば、恩師の先生夫婦をみて、
人間にしてくれる人を探したいなって
思ってたけど、
今は、星の子でもいいって
言ってくれる人がいいな。
じゃなきゃたぶん苦しくなって脱走する。
実際に脱走したし笑笑
先生が、お前を解りたいと思ってくれる人が
いたら一緒になればいいって言ってたの、
今やっと理解できた気がする。
先生は奥さんと出会って
人間になったんだと思っていたけど、
そうじゃなくて、
先生と奥さんがお互いを解りたいと思って一緒に
いるから、人でいられるようになったんだ。
そういうことだったんだ。
すごい新たにスッキリした笑

同じように、人間であることに
息苦しさを感じている人もいるかもしれない。
だから24年を書いた。
大丈夫だよ
旅の目的なんて人それぞれ。
どこに行くにもするにも自由だね:)
予算が許す限り、
マイペースに旅をしようノ
自戒の意味も込めて。笑

地球に派遣されて24年目の感想が
ちょっと前向きでよかったな。
あと何年地球にいるかは分からないけど、
残された時間なんてきっと
あっという間だよ。

また書くね

〆_φ(・_・

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