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Organic 3.0が謳う「Diversity(多様性)」と「Inclusion(包含)」のコンセプトを具現化。有機の国連IFOAMのビジネスミートアップ

先日、欧州の首都と呼ばれるブリュッセルで、有機の国連IFOAM主催ビジネスミートアップにドイツ企業として参加してきた。⠀

30人くらいの小規模な会に登場したのはそうそうたる顔ぶれ。当社みたいなスタートアップ企業が参加するのがちょっと恐れ多かった。当然ながらちゃっかり繋がってきたけど。

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参加団体は、英国最大手有機認証団体Soil Association、フランスから世界最大手オーガニックコスメ認証団体エコサート、スイス有機農業研究所FiBL、世界最大級オーガニック専門展示会ドイツBiofach、ドイツ最大手ベビーフードメーカーHIPP、各国で著名な有機農業組合、有機農業研究草分けの研究者など、世界のオーガニック業界重鎮らが集まった。⠀

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今年は、ドイツ食品流通大手のREWE、コカコーラ、ダノンなどの多国籍企業が参加する一方で、その対照的スタートアップ企業などが当社以外にも数社加わり、Organic 3.0が謳う「Diversity(多様性)」と「Inclusion(包含)」のコンセプトを手に取るようにここ本場欧州で実感することができた。⠀ ⠀



ビジネスミートアップのプログラム内容は⠀

前夜にディナー交流会、

翌朝から夕方まで勉強会&意見交換会

で締めくくられた。⠀

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勉強会の内容は下記の通りだ。⠀


⠀ ・小中高の給食だけでなく、病院、老人ホーム、公的機関の食堂まで含めて市全体の90%以上をオーガニック調達で達成するコペンハーゲン市の事例と最新情報⠀

・2021年より改定される欧州有機規定。その改定ポイントをEU連合規定改定アドバイザリーメンバーがわかりやすく解説(事業者である参加者から批判を受けてメンバーがそのロジックを説明、妥協点なのだ、今後に期待したいというコメントが繰り返されるというおきまりのパターンで時間が過ぎた)⠀

⠀ ・EU圏内の食品残留農薬調査に関するプロジェクト発案⠀
(その場でこの新プロジェクトのメンバーを募るという試みがなされた)⠀

・Brexit前後の英国オーガニック市場予測について、英国有機認証団体Soil Associationが解説⠀

・オーガニック国際貿易における問題の洗い出しと議論⠀

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有機の国連IFOAM欧州本部主催オーガニックリーダーシップ研修コースで出会った仲間たちと再会


たった1日とは思えないほどの深い情報をいただいた。日本にも応用できるヒントがたくさん詰まっていた。日本のオーガニック業界や行政の方々にもお繋ぎしたい団体や人がたくさんいて、2020年以降欧州視察ツアーなどを組ませていただけるよう依頼をしてきた。⠀

当日の詳細については、当社ブログなどで少しずつ発表していきたい。ぜひ今のうちに当社が発行するメルマガにご登録お願いします。⠀

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