トマト

お母ちゃんからトマトがどっさり送られてきた🍅
彼女の友人が農業をやっていて、今年はあまり出来がよくなくて売りに出せないから貰って欲しいとダンボールにどっさりと送ってくれたらしい。
その一部をわたしに分けてくれた。
割れているものも多数あるから、はやく調理せねば…と思いつつ、目の前に並んだたくさんのトマトたちを眺めてるだけで時間ばかり過ぎていく。
ぼんやりとトマトを眺めてるうちに、これからどうしようなんて思い始めてしまう。
連れ合いが死んで今年の夏で3年経った。
3年くらい経てば、さすがに何かやる気になるだろうと未来のじぶんに任せていたのだが、やっぱりなんにもやる気がしないまま、今日もこうしてトマトを見つめてる。
気づけば風呂にも2日入ってない。
酷暑だと世間が言う。仕事もせず一日中家の中に閉じ篭っているわたしにはあまり関係がないような気もするのだけど、せめて天候の話題くらいには入れてもらいたいと媚を売る如く無理くり暑い暑いとじぶんの精神と身体に刻み込むために風呂に入らない方法を取っている…わけではないが、そんなふうなことにしておけば、生きている体裁も保たれるような気もする。
こうして文章が少し書けるうちに風呂に入ってこよう。そしてトマトを煮込んでパスタソースでも作ろう。
ぼんやりとだが腹が減ってきた。

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