でっかい夢!

農業についての雑感をつらつらと書きます。

日本は農薬使用量が世界三位だそうです。
そして野菜の栄養価も50年前と比較してずいぶん落ちているそうです。


慣行農法の農家さんとお話をする機会があり、
農薬散布の頻度などを伺いました。
なすは月に一回、きゅうりは10日に一回、毎日という農家さんもいるそうです。

私は普段からオーガニック志向もあり、
慣行農法の農家さんと話す機会がなかったので、
回数が多いか少ないかもわからないけど、
多く感じて、愕然。。。

大規模でやるには病害虫の被害があってはならないし、
少しでも虫食いで傷がついたならば、売り値は半減。。。
「スーパーで傷物ときれいなのが並んでたらきれいなもの選ぶでしょ?」
 
さつまいも農家さんも以前同じことをおっしゃっていました。
「見た目だけのために農薬散布はしています。」

減農薬のための天敵防除などの実験もしていても、
やはり負担を考えると全部置き換えることは難しいとのこと。。。

市場が求めてない、ということにもなります。

農家さんは慣行農法から自然栽培へ切り替えることにメリットは感じないし、
国の基準に基づいていたら大丈夫との感覚。

やはり、生業になると、
「商品づくり」>「食べ物づくり」になってしまうのです。
見た目や均一化重視。

小売=市場=農協=慣行農法の農家

の強固な構図がある限り、
それはもはや常識、一般的なわけで、
私みたいにオーガニックを求める人は
超少数派とも言えます。
(肌感覚では増えてるのに。)
小規模な動きで一体何ができるのだろう?と
無力感さえも感じます😵‍💫


きゅうりの旬は夏です。
宮崎はきゅうり生産量第一位です。
それは10-3月、他の地域が寒い時期でも比較的温暖なためハウス栽培が
可能とのこと。
それでも暖房や肥料や農薬は欠かせません。
それがベースにある生産量、自給率なのです。

でっかい夢、
それは、 
市場ニーズが変わり、
もっともっと有機農業や自然農の世界が広がること!!!!
有機、自然栽培の市場へのシフト!!

土や自然を愛する人が一人でも増えたらいいな。。。
と願うばかりです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?