思い出す

自分の全盛期は常に今だってずっと思ってて、
でもここ3年はお世辞にもそうは言えない日々で。
前、私ってこんなんだったっけ?
悩みがないことが悩みですとか言ってたこともあったなと。
あれは多分15歳16歳くらい。
あの時から何が変わったのだろな。

最近必然と偶然両方が重なって中学の部活のことを
思い出すことがあった。
中学時代のことなんてほぼ覚えてないし、
やっぱ高校だろ〜とか思ってたけど
部活のことは10年経った割には鮮明に覚えてる。
楽しいこともそうじゃないことも、
自分の未熟さで後悔したこともたくさんあった。
あの時の私はなにかをする時に誰かに正解を聞いて行動することはほとんどなかったと思う。
今はこうしたほうがいいだろう、強くなりたいから周りなんて気にしてられないと自然とそんなことができていた。失敗もたくさんした。初めての挫折も。その時に手を差し伸べてくれた親友への感謝も。何かを学ぶために行動してたのではなく、目的のために行動して、失敗をして学んでた。これしたらどう思われるだろとか考えもせず。あの時の私は無敵だったと思う。スポーツのうまさとかではなく、自分が選んで置かれた場所で咲きまくってたと思うし、そこが私の居場所だった。

でもいつからだろう、周りの目が怖くなり、自分の発言、行動に自信が持てず誰かに頼ってからじゃないと動けなくなってしまったのは。高校からだと思う。物事が続かなくなった。周りがすごいと思ってしまった。私にはできない。周りに悪く思われる、嫌われるのが怖い。

大学に入りそんな自分が本当に嫌になった。でもわからなかった、なんでこうなったのか、原因はなんなのか。ここ数年で気づいた。多分気づいてて認めたくなかったのかもしれない。ださい!プライドが邪魔してる?自覚なかったけど絶対そう。弱い自分を認める。私は失敗ができなくなってしまった。これが一番の原因。
気づいてもすぐに失敗ができるようになるわけではない。むしろそのことを考えすぎてもっと悩んでしまう。
前はこんなんじゃなかったのに。てかどんな感じだったっけ。

中学だ。私が一番私らしく楽しくがむしゃらに生きてたのは中学時代だ。今まで思ったことなかった。今が楽しいし、中学より高校の方が楽しかったとずっと思ってた。もちろん高校は最高に楽しかったしその関係が今も続いてて一生続くと思うのはとっても最高。でも楽しさの種類が違う。がむしゃらさの違い。めちゃくちゃ部活頑張ってめちゃくちゃ笑ってめちゃくちゃ泣いた。これはまだ中学生っていう未熟さもあったと思う。私はそこから大人になっていった。でもその過程で忘れちゃいけないことを忘れて進んでしまった気がする。
私の全盛期は中学の部活だ。今まで深く思い出すことはなかったけど、今思い出す。あの時期の私を思い出す。そして全盛期を更新していく。

そう心に決めて、まずは部屋の片付け。
引き出しから母から誕生日の時にもらった手紙。
去年のもの。そして15歳の時のもの。
まさに中学の部活の話が書かれていた。
この手紙のことも忘れてた。この手紙はお守りにすることにした。
忘れないように。思い出すように。

自分への自信。周りを気にしすぎないこと。
全員に好かれるなんて考えない。
私の周りの大切な人たちを守れればそれでいい。
何かをするたびに正解を先に知ろうとしない。
周りに申し訳なさを感じすぎない。
堂々と生きていく。

忘れないように。

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