見出し画像

はじめましてのパーティー at 日本武道館 【YOASOBI・武道館ライブレポ】

12月4日と5日、YOASOBIの歴史に新たな1ページが加わった。はじめての有観客ライブ。舞台は東京・日本武道館。タイトルは「NICE TO MEET YOU」。

この記事を読んでくださってる方は、#YOASOBI武道館 のタグからたどり着いたか、Twitterからたどり着いた方くらいでしょうか。少しばかりお時間を拝借して僕の独り言に付き合っていただければと思います(とか偉そうに書いてますが、まとまりのないつまらない文章なので時間無駄にする前に戻るボタンを押すことをオススメします笑)。

まずはじめに、公式レポーターのひよりさん、っきーさんが書かれたライブレポートを紹介しておきます。とても読みやすく素敵なレポートなのでぜひ!

お2人ともとても読みやすいレポートですよね。表現が豊かでまとまりのある文章。再びあの時間に戻っているかのような気持ちにさせてくれます。

僕も素人ながら筆を執ってみます(実際は筆でなくスマホ)。目一杯全曲について書きたいですか、ダラダラ長く書くとまとまらないので僕の特に心に残ったシーンだけを簡潔に書くことにしましょう。なお、画像はDay1、Day2が混同していますがご了承ください。ちなみに両日とも配信での鑑賞です。ではスタート。

三原色 with 7000人の手拍子

『あの夢をなぞって』から幕を開けた夜のパーティー。ちょうどこれを書いてる今、Spotifyからこの曲が流れてきました。ikuraさんの「はじめまして!YOASOBIです!」の記憶がよみがえります。

『大正浪漫』、『ハルジオン』と続き迎えた4曲目。仄雲さんのドラムが始まり、手拍子を求めるikuraさん。パンパンパンッ パンパン、パンパンパンッ パンパンと応える7000人。

盛り上がりが頂点に達したころ聞こえてきたのは『三原色』。会場にいる全員で曲を創り上げるというのは、紅白にも2回の配信ライブにもないはじめての感覚でした。

優しい彗星 with 7000人の光

MC、『もう少しだけ』、『ハルカ』、『たぶん』、『もしも命が描けたら』と夜のパーティーは続きます。特に『もしも命が描けたら』の朗読は印象的でした。
2回目のMCを終え、YOASOBIの原点の『夜に駆ける』、炎の演出がかっこいい『怪物』に続くのは落ち着いたメロディーの『優しい彗星』。

武道館に7000人の光が灯りました。Ayaseさん曰く、曲の途中からAyaseさん自身がライトを振ると考えていらっしゃったようですが、どうやらファンの方が先に始めたみたいです。7000人で作る星空は、ステージのYOASOBIを支える素敵な演出でした。

YOASOBI with 7000人

『Epilogue』、『アンコール』、『ツバメ』、そして今までの配信ライブと同じく最後は『群青』。

好きなものを好きだと言う
怖くて仕方ないけど
本当の自分
出会えた気がしたんだ

同じアーティストが好きな者同士が集う武道館。それだけでなく配信という形でパーティーに参加する者も気持ちは同じです。 
歌いきり、YOASOBIメンバーはステージを後にします。

そして聞こえてくるアンコールの手拍子。YOASOBIにとって、はじめてのアンコールの手拍子。声は出せずとも愛を伝えようとする音が武道館に響きます。

再びライトで照らされるステージ。その瞬間、観客全員が立ち上がります。観客のシルエットが同時に立ち上がるこの瞬間がすごく印象的でした。

そして、ライブグッズを身にまとい6人が現れました。聞こえてきたのは、音楽への愛をつづる『ラブレター』です。

歌い終わると2人はステージを1周します。この写真は、2日間スクショをたくさん撮らせていただた中で1番お気に入りの1枚。

今まで僕を含めYOASOBIファンは、YOASOBIの姿を間接的ではあるもののテレビなりラジオなりで見てきました。何度も歌を繰り返し聴き、日々支えられてきました。ですが、YOASOBIの2人にとってこの2年間向き合ってきたのはカメラやマイクです(もちろんその向こうには聴き手がいますが)。2人にとって直接人に歌を届けるのはこの日がはじめてなのです。

配信ライブでも、何回かあったテレビでの披露でも、この写真のようにファンから拍手を受け取る光景は見られませんでした。自分たちの音楽を愛してくれる7000人にはじめて会った2人。どう感じるかは本人にしかわかりませんが、直接受け取る拍手にこれ以上ない喜びを感じたことでしょう。

さいごに

もしもこの世に自分しかいなかったら、音楽は必要なのでしょうか。

僕は全く音楽に興味がありませんでした。そんな中出会ったYOASOBI。余談ですが、Day1が終わった日の夜、YOASOBIとの出会いの瞬間が夢に出てきました。人間ってなかなか面白くて、覚えなきゃいけないことは忘れるのにふとした出会いは記憶に残ります。僕とYOASOBIの出会いである、歌ってみたの「本家さま」のURLを押し夜に駆けるのMVに出会った瞬間を、今でもはっきりと覚えています。

YOASOBIの曲に支えられる毎日。背中を押してくれたり、寄り添ってくれたりする毎日。いつの間にか音楽がかけがえのない存在になっていました。

そして迎えた、今回のはじめまして。音楽を届ける人と受け取る人が出会った武道館に溢れる愛。

もしもこの世に自分しかいなかったら、音楽は必要ないのではないでしょうか。言い換えれば、人がいるから音楽が必要なのではないでしょうか。

この2日間で「YOASOBIの可能性」というよりかは「音楽の可能性」を垣間見たような気がします(そんな偉そうに語ることなどできませんが)。言葉じゃ言い表すことが出来ませんが、一言で言うと音楽ってすごいなと。ライブというものを経験したことのない僕にとって、届ける者と受け取る者がともに音を楽しむ姿に感動しました。

これはYOASOBIだからではなくすべてのアーティストにおいて言えることだと思います。偶然僕にはその存在がYOASOBIだっただけ。

これからも、人間が滅びるまで、音楽は暮らしに彩りを与えてくれることでしょう。そんな音楽を、YOASOBIを、ファンの1人として支え続けていきたいです。


なんとか書き終えました笑。ライブのレポートというよりかは、僕の感想になっちゃいました。簡潔にと思いながらも少し書きすぎたかな笑。次ライブレポ書く時には、YOASOBIの魅力を表す語彙力と全曲について語りまとめる文章構成能力を高めておきたいところ。目標はCLUB 夜遊のikuraさんのエッセイぐらい読みやすい文章です。

あ、そういえば文章中に「パーティー」という言葉を何度か使いました。きっかけはザクロさんがMCでライブのことをそう呼んだこと。同じ音楽が好きな者同士が集うライブにはこの表現が適してるのかも知れません。

ということで、ここまで素人文章を長々と読んでくださった方、本当にありがとうございました!ぜひ、#YOASOBI武道館 で他の方のレポートもお読みください!

さいごに、NHK「SONGS」(12月2日放送)のAyaseさんのインタビューから引用して筆をおくことにしましょう。

音楽って
日常で一番気軽に触れることができる芸術だと
思ってる

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?