僕に二郎系はまだ早かった話
漢は二郎っしょ!w -菜月(1997〜2019)
これはとある漢が後世に伝えるべく書き記した最後の文献である。
筆者の人生のフルコースに数えられている一杯が山岡家の辛味噌ラーメンであることは、私をフォローしてくれている人は周知のことと思う。
家系ラーメンを愛し始めて何日が経ったろうか。
永久指針が二郎を向いたまま動かなくなってしまった
私は小食であるのだが、どうしても好奇心を満たしたく、出航を決意した。
船出の日
昼食を抜かした空き腹の一味は大海原へと駆り出した。
我らの船、トヨタwish号はどんな荒波をも乗り越えて進んでいく。
並盛りヤサイマシ
唱えてみたい呪文ランキング第1位である。
入国を済ませた漢たちは鼻をくすぐる幸福感を前に冒険心を高まらせた。
憧れの並盛りヤサイマシを注文したものの漢たちは不安を隠せずにいた。
二郎系へ先だった先輩方から忠告を受けていたのである。
一度でも"二郎"に足を踏み入れた猛者たちは"偉大なる油"前半の麺を口を揃えてこう呼ぶ…あの麺はパラダイスだった…
森である
もやしの森である。
かき分けてかき分けてようやく麺が顔を覗かせる。
麺を食べたいがもやしが重りとなって引っ張り出せず、対面してみて初めてもやしの森が第1関門であることを理解した。
第2関門
ついに正体を現す麺。
関門とか言っているが味はメチャクチャに美味いのでご理解あれ。
この世の全ての油が交錯する海に漢らはオールブルーを感ぜざるを得なかった。
ここからが鬼門なのだ。
油の海を泳ぎ切ったあと、最後に待ち構えていたのは大陸であった。
そう、チャーシューである。
私は二郎を食のトライアスロンと呼ぶことに決めた。
その時の我々の腹にチャーシューの居住するペースはなかった。
全員が思っていた。このままでは
ウィッシュをウォッシュすることになる
と。
ついに狂った者が生まれた
友人A「チャーシューで国の形を作ろう」
菜月「・・・」
友人B「・・・」
友人C「・・・」
友人A「アフリカ大陸」
菜月「大陸で草」
この後我々が大陸を消滅させるまでにログポースが次の島を指針するまでの時間を要したことは語るに及ばないだろう。
-fin-
this is a monster…
dangerous monster…
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