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はなも(ん)流動画作成の3つの前提と6つの手順

やほ!

先日、Googleフォトを整理していて、
大学生の時に自分が作った動画の何本かを見ていました。
(合宿のクロージングムービーなど、
何かしらのイベントの始まりと終わりにちょくちょく作ってました)

いろんなことを考えながら動画作ってたなー、
と思ったのですが、
それのアウトプットも兼ねてnoteにしてみます。

独学でやっているので、もっといい方法あるかもしれませんが、
1つの考え方として見ていただけると幸いです…!

先に、動画作成にあたって個人的に心掛けていることをお話しして、
実際のプロセスをお話しできればと思います。

前提1:何かしらの挑戦をする

どうせ自分の時間を切り売りしてやるなら、
自分のスキルを最大限発揮できるようにと、何かしらの新しい挑戦をするようにしています。

これをすることで、
見る側には「え、この素材使っても動画作れるんだ!」という意外性を見せて、
自分にも「まだまだスキルを伸ばせる」と新たなモチベーションに紐付けできるためです。

挑戦する、となると、
大体は曲選定で攻めることが多いです。

前提2:安いものは作りたくない

どうせ作るなら、誰でも作れそうな「安いもの」を作りたくないというのが本音です。

なので、
動画作成は、Final Cut Pro X(Adobe Premire Proも使用可能)、
画像は自前の一眼カメラで撮影したもの、
動画は個人的好みですが、iPhoneで撮影したものを多用してます。

いいツールを使う分、読み込みも作成も時間はかかりますが、
やはりやるからには拘りたいのが自分流です。

安さ、は曲選定にも関わるので、それは後ほど。

前提3:動画脳に切り替える

いざ動画を作るぞ、となると、
生活の全てが1本の動画のことで頭を占めるようになります。

他のことが手がつかなくなり、
晩飯を食べていない状態で、ストーリー設計を22時半から初め、そのまま夜中の2時までノンストップで思考するくらい、没頭します。

この脳みその状態で、別タスクが入ると、結構きついですw
(正直、これは今後の課題かもしれないですね…)

前置きが長くなりました、ここからがプロセスです!

1 前提条件を揃え、作る対象(ターゲット)を決める

動画を作って欲しい依頼者と、自分とですり合わせを行います。
個人で行う場合でも、ここは自分で詰めていきます。
ここがずれると、クオリティもウケも死にます。

具体的には、

どの場面で使うものか(雰囲気、場面)
尺はどれくらいか
誰に向けたものか
メッセージ性の有無と決定(向こう指定か、こっちで決めていいのか)

などなどです。

ただ、一言に「応援系」でも、背中を押していく応援なのか、
レッツゴー!的な応援なのかで動画のコンセプトもメッセージもかなり変わってくるので、しっかり詰めます。

このすり合わせができないと、
この後の曲選定にも大きく影響が出ます。

2 可処分時間を見定める

納期までに使える自分の時間を捻出します。

基本的に目安は
「動画の尺×”ツール利用変数”=総作業時間」で見積もりしています。

総作業時間は、大きくこの3つに分けています。

曲選定にかけられる時間
素材回収にかかる時間
編集する時間

ツール利用変数は、個人的な感覚値なのですが、
iMovieだと1分作るのに3時間、
Final と Adobeは1分作成で4-5時間で見積もっています。

3 コンセプトと曲選定は同時並行

1で話したコンセプトを全て自分で行う場合、
曲選定と同時並行で行うことが多いです。

そのほうがイメージもつけやすく、スピード感も出るためです。

例えば、「ありがとう」系の動画を作る場合、
ガッツリありがとう系(SMAP『ありがとう』)、
涙ちょちょぎれ系(いきものがかり『ありがとう』)なのか、
ありがとうは実は浅めで、これからもよろしく系なのかで、
かなりガラッと印象が変わります。

そして、曲選定にはかなり拘ります。

『動画が安っぽくならない曲選定をする』のを心掛けています。
(あくまで主観です)

例えば、WANIMA、GReeeeN、ファンモンなど、大学のサークルの紹介動画で使われそうなものは安くなりがちな傾向にあります。
またメッセージ性の強い歌手(ミスチル、ワンオクなど)も、動画としてありきたり感が強いため、安くなりがちだなと感じます。
もちろん選定された曲やクオリティ次第で大きく変わります。

個人的には、ここを毎回大きく変化させて、「え、それで動画作るの!?」と意外性を狙うことが多いです。

ちなみに、曲で攻めたのは、以下の3例です。

・湘南乃風『一期一会
(例年、合宿最後に涙ちょちょぎれ系で感謝を伝えていたものを、これからもよろしく系のコンセプトに変える挑戦してみたかった)

・KAT-TUN『CHANGE UR WORLD』
(合宿のオープニング動画でイケイケ系かつインパクトを求めたこと、
かつその合宿のコンセプトとも合致したため採用。
おそらく学生団体の長い歴史上、カバーを除いた純粋なジャニーズ起用は初のはず)

・レペゼン地球『ババババースデー
(入社1年目に作成。誕生日系のありきたり感をなくしたかった。とはいえ動画の送り先は39歳になる上司… 攻めに攻めまくった)

4 歌詞とストーリーを重ね合わせ、欲しい素材、使いたい技術を検討・提示する

曲が決まると、
歌詞サイトなどから歌詞をコピペし、
歌詞の意味、テンポ、尺、AメロBメロなどの曲構成を書き出し、
歌詞のパーツごとで割り振りをします。

割り振ったら、それぞれのパーツにどういった素材を埋め込むのか、
外注する場合は、どんな素材が欲しいのかも一気に書き出します。

また、どんな感じで動画を編集したいのか、
頭の中で考えつつ、過去の学生団体の動画や自分の見たことあるテレビ番組から使えるアイデアをパクります。

素材検討の段階から、
動画で使用する曲を何度もリピート再生させて、
脳みそを完全に”動画脳”に切り替えます。
ふとしたアイデアも逃さないようにメモも欠かせません。

ここまでのプランニングが完成したら、間を置きます。
壁打ちしたり、寝かせたり、冷静になる時間を設けてから再度確認し、
完成までの道筋を確定させます。

5 素材回収、再検討

ここまでくればあとは回収するだけです。

自分の撮り溜めている素材や、過去に使った素材、
また、「こんな感じで撮影して欲しい!」と頼んだものを回収します。

ただ、大体の場合、
想定とちょっと違うとか、
外で撮影してもらった素材が、見当違いだったことが往々に発生します。

その時は、
素材で勝負するのか、
曲で強引に持っていくのか、
メッセージを変えず構成を変更するのかをなどを検討・実行します。

ここからはひたすら素材回収→検討→回収→検討を繰り返して、
95%の状態まで持っていきます。

6 細かい部分を調整して完成

あとは動画同士の組み合わせ、ブラックアウトする瞬間がないか、
ノイズが出ていないかなどを確認して、完成です。

動画を見ている側を撮影し、自己優越感に浸る

動画を作り終えると、力尽きるのが常なのですが、
どの動画をみんなで見ている様子を見て優越感に浸ります。

自分がその場に立ち会えない場合は、
誰かに依頼してもらい、ターゲットに対してピンポイントで撮影してもらうのと、会場全体を撮影してもらいます。

動画を見ている時にどんな反応をするのか、
大体はポジティブな反応ですが、この瞬間がなんとも言えないですw


振り返りをする

ポジティブな反応をもらった後でも、必ず振り返りをします。
動画を作ってる時間は、脳が興奮状態になっているので客観的になることができません。

なので、最低でも3日は開けて
「もう少しこうできたな」とか、
「次にこうしてみよう」とか、
「前回使えなかったアイデアを使う機会ありそうかな」などを振り返って、
次回に活かします。


まとめ

前提を揃えて、大枠を決めて、詳細を詰めて、反省する。

なんとなく書いてみて思ったのは、
仕事の手順でも同じだなということでした。

普遍的な考え方を動画を作るにあたって落とし込んでいるだけだったなというのが率直な感想です。

ただ、動画作成・編集自体が、
自己表現であったり、何かしらと求められてるスキルであったり、
重宝されることになりつつあるので、

動画作る際の参考になれば幸いです。


はなも(ん)






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