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上司の誕生日動画を22時間フルリモートで作成した話。

やほ。
時期が20年8月と、ちょっと前の話になりますが、

個人的な記録のために記載します。

動画の納期22時間のリアル感を感じていただけると幸いです。

上司の誕生日動画を作成しました。

自分自身、20年5-7月末まで、
会社の育成プロジェクトに”仮配属”されていました。

自分含め、大方のメンバーはその後、
育成プロジェクトから離れて、
8,9月は別の場所で勤務していました。
(一部メンバーは育成プロジェクトが続いていました。)

当時の上司(責任者)は、
普段は海外勤務ですが、
この育成プロジェクトのためだけに帰国されていました。

8月に入って、いろんな人と話してて、
上司の誕生日も近いよな〜〜〜とは思っていた矢先でした。

誕生日の前日深夜、1本のLINEからはじまった。

「はなも(ん)、動画作れる?」

自分が動画を作れるかも知らない、
育成プロジェクトに配属されたまま同期から、
夜中の22時にLINEが飛んできました。

翌日、上司の誕生日なのは知っていたけども、
この時間に「それ言うか?」と言う感じでしたね笑

幸運(?)なことに、当時の職場はシフト勤務で、
かつ翌日は平日ですが自分の仕事が休みでした。

上司に対しても思い入れがあるので、
「まじか笑」とメッセージを送りつつ、
時間もないのですぐに動画作成のスイッチを入れました。

待っていたのは、ほぼ前例のない挑戦。

作成の承諾したはいいものの、
かなり道のりは険しいものでした。

・納期が翌日。
これまででも最短1週間、
その状態でもコンセプトをすり合わせるMTGも何回か行いました。

今回、納期は22時間後、
素材からストーリー展開から一切合切自分で任された
(しかも時間的にも壁打ちの時間がない)状態でした。

・フルリモートでの依頼

当時の自分の勤務地は、本社ではなく、
自宅から片道1時間半かかる場所。
流石に撮影のためだけに、足を運ぶにはキツすぎました。

しかも出勤者でも休憩時間がバラバラなので、
全員が撮影できるかどうかもわかりません。
また自分と同じく休日の人もいるので、
その人たちの素材も回収しなければならず、大苦労するのは目に見えてました。

・動画への慣れ具合不明の状態での素材依頼

これまでは学生団体内での動画作成が主で、
ある意味動画があるのが当たり前の世界にいました。

ただ、そもそも動画にしようとなったのが急展開でしたし、
素材を撮影してくれる側の力量もわからず、
かつ理想の素材が来るかどうかもわからない状態。

これまでも、リモート作成をしたことはありましたが、
思っていたものと全く違う素材が届いてしまい、
ストーリーや曲の尺をカットするなど、
めちゃくちゃ苦労した記憶が呼び起こされます。

・選ばれたのは、まさかの曲でした。

とはいえ、着手しないことには始まらないので、
早速、コンセプト作りと曲選定からスタートします。

誕生日、バースデー系の曲はたくさんありますが、
作成スケジュール的に、短めで編集しなくてもいいものを選定しました。

先輩にも、
「これまで、上司の誕生日動画で、ドリカムのHAPPY HAPPY BIRTHDAYって使ってますか?」とヒアリング。

尺も2分ほどでちょうどよかったので、
これで行けるならいきたいと思っていたのですが、

「それ、過去に使ってたし、もはや定番w」
「もっと派手にやっちゃっていいよ」

と、まさかの却下。

それ以外だと、
サザンNEWS湘南乃風が出てきましたが、
尺の編集が必要ですし、いまいちフィットしませんでした。

そんな中、聞いた瞬間に「これだwwww」という曲が出てきました。

レペゼン地球です。

ただ、アラフォーの上司の誕生日動画に使うのと、
アンチも多い中で、使う迷いはありましたが、
すでにこの曲一本で行く頭に切り替わってました。

「先輩やみんなに壁打ちするけど、もはやこれは勢いでいくしかない」

先輩からもみんなからもOKもらいましたが、
正直、最後の発表が不安でしかありませんでした。

ちなみに、ストーリー設計は、
ご飯も食べず、翌朝2時まで続きます。

ストーリー共有と、撮影依頼を確認する朝7時半。

同期だけでなく、
育成プロジェクトで同じチームだった方々を巻き込んでの動画作成になり、
不安は最高潮に達します。

ストーリは決まっているとはいえ、
素材がちゃんと来るのか、
ストーリーの組み替えが必要になるのではないか、
そうなった時のリミット調整はどうするのかなどなど。
依頼したものの、不安しかありません。

朝7時半、
夜中に送ったストーリーと素材依頼の反応を確認して、
異論がなかったので、このまま突っ込むことにします。

素材がどんどん届くが、安定のトラブル発生。

休日だったことや納期まで時間がないことから、
素材が到着次第、どんどん組み合わせていきます。

が、やはり素材に対して尺が足りない、
思ってたものと若干違うなどのトラブルがあり、微調整を行いました。

ある程度素材到着が落ち着いたところで、
ギリギリまで作成できるように、本社の最寄駅のカフェに移動します。

途中、Macbookの読み込みでヒヤヒヤしましたが、
作成も完了し、本社に乗り込みました。

(以降は、業後のお話です)

誕生日ケーキと共に。

本社で引き続き仕事をしている同期と合流し、
ケーキの準備と会議室でのプロジェクターの確認を行い、準備は万端です。

リハーサル時点で1人だけお見せしましたが、
それなりに最後にオチで大爆笑してたので、
「これは行ける」という手応えの中で、ケーキを渡しにいきました。

いざ再生。レペゼンすげえ。

会議室に上司含め、緊急集合させ、動画を再生しました。

尺は3分。
とにかく「誕生日おめでとう」だけを伝える動画にし、
最後に壮大なオチで会場の全員を大爆笑に持っていけました。

やはりレペゼンのインパクトが効きましたし、
個人的にも、22時間のクオリティとは思えないくらいの出来上がりで大満足でした。


これまでにない満足感と、めちゃくちゃな疲労感

フルリモートで作成した動画も何本かありましたが、
動画を見た直の反応を見たことがこれまでありませんでした。
今回、それをちゃんと見れたのが嬉しかったです。

あ、休日ですか?
もちろん潰れましたし、帰宅してからぶっ倒れましたが、
大満足の1日だったのでよしとしましょう。

かなり遅くなりましたが、
ご協力いただきありがとうございました。


はなも(ん)



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