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Obsidianのデイリーノートをどう使っているか実際に書き出してみた。

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デイリーノートの使い方をちゃんと書こうと思った。

先だってデイリーノートの使い方についてとっても面白い記事が上がっておりました。

こちらの記事に触発されて下記のような素晴らしい記事も出てきました。

デイリーノートは割りとObsidianの使い方でも特徴的なところと思うので、もっといっぱいみんな紹介してほしいと思い、及ばずながらも自分も書いてみようと思ったらなんか酷いことになったけど頑張って出してみることにしました。

テンプレ紹介していただいて、美味しいネタ役としていじっていただいたし(・ω・)つ旦

デイリーノートの使い方についての前提

デイリーノート(以下「デイリー」)の使い方を具体的に書こうと思いましたが、多分他の人と使い方がかなり異なる部分がありますので、先にそこを簡単に書いておきます。

タスク運用してない

まず、obsidianでタスク管理っぽい高度なことしていません。

  • 「~日にやる作業のノート」のリンクをその日のデイリーに予め書いておく

  • [[Silhouette]] プラグインでその日に忘れがちな予定をチェックリストにしておく

程度です。
もし複数のタスクが必要な場合はその一連のノートに書いておく程度にしています。
コレは個人的理由でタスクで「やってないことチェックリスト」が並ぶようになると多分それ見た瞬間にそのまま電車に飛び込んでしまいそうなので必要最小限のタスク管理しか意図的にしないようにしています。
やりたいことリストでも同様で、基本アイデアリストは作っても「やっておきたいことリスト」は作るとプレッシャーで生命に直結するので作らないようにしています。

なので現状[[Silhouette]] プラグインも曜日に関わるゴミ出しとかの通知などの「本当に忘れがちな」作業に使用しています。

必ずデイリーに書いたら切り分けて別ノートにする

デイリーに書き込んで見出し(タイトル)がつけれそうな段階でノートコンポーサーで切り分けで別ノートにしてしまいます(後述)。
そのため、デイリーにはその日に作ったノートへのリンクだけが有る状態にし、絶対に書きっぱなしにしないようにします。
仮にその日の買い物メモ程度でも必ず「買い物メモ23_10_03」みたいなタイトルのノートに切り分けます。
コレによってデイリーは「目的のノートへのリンクページ」となり、「デイリーにしか必要な情報が書かれていない」ことを防ぐことができます。
なのでそれをやっておけば何か特定の事項を検索する際にデイリーを除外することができます。
逆に「先週なんかやったなぁ」とかいう短期間でのノート作成記憶があれば、そのノートのキーワードを全く覚えていなくてもデイリーをたどることによって探し出すことができます。

デイリーノートは検索のための一つの手がかりであり検索したい情報そのものが書かれていないようにしたいという欲求です。

デイリーノートの使い方

まずその日のデイリーノートを立ち上げる

まずは[[Calendar]]プラグインのカレンダーから日付をクリックしてデイリーノートを立ち上げます。
このとき自動的にデイリーノートのテンプレートに従ってノートが作成されますので、一度テンプレートを作っておけば何も考えずにクリックした日付のデイリーが作成されます。
私が使用しているテンプレートはこちらをご参照していただければ。

クリックした日付に前もってデイリーが作ってあればそのデイリーが開きます。

できたデイリーノートに最初の作業を行う

いつでもいいといえばいいのですが、大概デイリーを作るタイミングは朝一番くらいになりますのでこのときに自動化できなかった作業をやってしまいます。

(簡単な)タスクの入力

[[Silhouette]] プラグインのショートカットで「Ctrl+Shift+S」を登録してありますので「Tasks」見出しの下でショートカットを起動させてタスク用のチェックリストを挿入します。
私の場合は特に忘れがちなくすりやゴミ出し、上旬、中旬、月末の旬末処理を出すくらいです。

自動にするのが難しかったのもありますが、自分でデイリー作成後にショートカットキー押すだけなのでこれで十分です。
で絶対いつかショートカットキーを忘れてしまう日が来るので前もって『「Ctrl+Shift+S」でタスク入力』ってテンプレートに書いておきます(「メメント」方式)

為替、天気

為替は頻繁に見ますし、正確な情報は銀行からもらうので、あくまでここに書くのは「気づいたとき時間の為替」になります。
コレをためておけばまぁまぁ直近の動向がわかりやすいですしグラフビューで表示もできないことはないし、画像で直近一月のグラフを入れておけばわかりやすくて良いです。
リンクにはGoogleでの為替リンク先が貼ってありすぐ見れるようにしています。

リンクを開くとこんな感じ。

ここの数値をプロパティに、グラフを画面キャプチャーで切り出した画像を貼り付けてます。

天気は過去一度たりとも検索したり役に立ったことはないですが、まぁ日記だし書いてて楽しいんであってもいいかなーという感じです。

デイリーはピン差しして開きっぱなしに

基本ObsidianはPC端末で使用するので基本開きっぱなしです。
デイリーも頻繁に書き込むのでピンを付けて閉じないようにします。
これにはObsidianを開いたときに「前日のデイリーもピンを外さない限り自動的に開く」ようになり前日のデイリーを確認することができます。
(見終わったら前日のピンは外す)

実際のデイリーへの書き込み

先に書いた通り、基本デイリーにはノートへのリンクしか残さないようにしています。
例:『「イグの聖なる蛇」という商品に付いての電話を受けた時のノート』

仕事なので
「Contents」見出しの直下に書いていきます。
取り合えず電話の内容をメモしていくことに集中します。
資料があれば別ウィンドウで商品資料を開いて見れるようにもします。
例:

このあと小メモをノートにしようと決めて、このメモに見出しを付けます。
このとき見出しは「##(見出し2)」にします。単純に「#(見出し1)」で書き出そうとするとサジェストが出るプラグインを入れているので面倒くさいからです。
例:

ここまで書いたらこの部分を範囲指定してノートコンポーサーを起動します。

この時同名のノートが有ると候補部分にフォルダ名/ノート名と出ますので、このときはノート名を変えてあげて同一のノートができないようにします。

こうすることでデイリーにリンクがあるこの案件のノートが別途出来上がります。(ノートコンポーサー側で予めテンプレートを作ってあります)

あとはデイリーではなくこのノートに対して色々書いて行くことになります。

ダミーとはいえ書いててつらくなるわ

このノートでの作業が複数日にまたがっても基本的にこのノートを呼び出して書き込んでいきます。
これで、デイリーにリンクされた「その日に作ったノート」が出来上がります。

こうしたあとのデイリーはこんな感じに

ながい

デイリーノートの使用目的の説明

目的1:その日に書くノートを迷わないですむ

コレは心理的には重要と思っています。
運用方法的に必ずデイリーに書き始める(あるいは前に作ったノートのリンクを貼ってからそちらに書き込む)ことが習慣づけば、とりあえずそれこそちょっとした思いつきでもなんでも一旦デイリーに書き込むことが習慣づきます。

更にそれを「特定の」タイトルを付けて切り出すことは、ノートの切り分け(アトミック化?)にもなりますし、何よりObsidianの運用上で大事な「どこにあってもいいけど同じ名前のノートは作らない」の練習になって良いと思います。
あとツェッテルカステン式の「同じノートが作られない」ナンバリングタイトルは

  • 見にくい

  • 長い

  • 意識的にノートタイトルをつけなくなる
    とかの欠点のほうが多い気がします。(個人の感想です)

目的2:検索時のノイズにならない

私の運用だと本質的にデイリーの内容を検索しなくて済むようになっています。
いついつに何をやった記録はノートへのリンクとして残りますが、やったことや書いたことに対するノートはすべて追い出して別ノートに記載されるようにしてあります。

これはデイリーノートというものはそのままでは本質的に「後日運用するアトミックなノートにはなり得ない」という考えからです。

目的3:直近の作業の見返しがしやすい

見出し(ノートタイトル)のつけ方さえしくじらなければ、「最近やったアレなんだっけ?」みたいにキーワードすら思い出せなくても振り返りが可能になります。
せいぜい2週間分くらいしか振り返らないことが多いのですが、「アレ」の検索キーワードが思い出せなくなる昨今では非常に便利です。

目的4:カレンダーに書き込む式の簡単なタスク記録ができる

正直、ずーっと毎日開くノートに「コレやってませんチェックリスト」が乗っていたら多分端末をぶん投げてしまうので、「~日にコレをやろうかな」「~日に誰々と打ち合わせなので資料作ったノートを見る」へのリンクをデイリーに予め貼っておく(コレもドラックアンドドロップかノートコンポーサーで切り出し)事ができてストレスにならない程度の「特定の日への覚書」ができます。

その日にできなかったら?
そのリンクを明日なりいつなりに切り貼りすればいいことだ くらいの思い切りを持って生きていこう。
それでしくじったり怒られたりしてもしゃーない(・ω・)つ旦

最後に

書いてて思ったけど私のObsidianの使い方は現状
「思いついたことを書き連ねる」思考ツール
じゃなくて完全に
「メモ同士にリンクが貼れて画像やPDFも紐付けられる便利なメモツール」
なんだな(・ω・)つ旦

いや思いついたこと書いたりやwebクリップや買った本のノートとかやってるんだけど、基本的な使い方がもうこれなんだ。

うむ、こんな頭悪い使い方でnote書いちゃうのもいいじゃないか我ながら(●・▽・●)♪

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