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世界大会に出たよって話~前編~

最初にお伝えしておきます。これは自慢です。

僕は当日20歳の時
ラテアート世界選手権っという大会に
出場しました。
たしか、場所はアメリカのシカゴ
#たしかって言った方がカッコいい
#本当はハッキリ覚えてる

ここだけを聞くととんとん拍子で
上手く行った要領のいい奴ってなっちゃいますが世界大会に出場するまでには沢山の
悔しい思いや地獄を経験してきました。


そもそもなぜラテアートの世界選手権を
目指してたかというとそれは高校3年生の秋に
僕は結構重い病気で入院してたのです。
毎日死にそうなくらい辛くて辛くてたまらない。そんな時に夜テレビをつけたら
そこには世界体操で4回転ジャンプで有名な白井健三選手が世界を相手に圧倒的力で結果を出した姿を見て衝撃が走ったのです。僕と白井選手は同じ歳。なぜ彼は世界で戦えて今僕は病院のベットにいるのか。。。それが悔しくて悔しくてたまらなかった。でも、同時にワクワクもした。毎日とりあえず治したいとしか考えてなかった僕が退院後は世界に挑戦したいと思えたのは彼のおかげです。光が見えた。

リハビリだって頑張った、歩く事スピード何か亀の様なスピード。2秒の男が聞いて呆れるような日々。それでも、家族やお医者さん、看護師さん達のおかげで無事退院出来て本当に感謝しかありません。
#本当あの頃は辛かった
#思い出したくもない

退院したものの「世界に挑戦」ってアバウトな
目標しかなかった僕はそもそも何に挑戦したら
いいかわからなかった。

とりあえず時期的に高校3年の秋なので進路も本格的に決めなきゃいけない。
そんな時に友達から借りたある専門学校のパンフレットを見た。そこには学生ながらプロ相手にラテアート日本選手権3位と受賞された1人の女性のバリスタ記事を目にして、「これだ!!!」となった。

コーヒーは元々好きだったし、その学校の環境で練習すれば世界に挑戦出来る!っと謎の自信が湧いてきて2秒で体験入学を申し込んだ。

実際に体験入学行ったらその先輩は卒業してて福岡のカフェで働いてた会えなかった。
#ちゃんとパンフレット読もうね

学校の環境はとにかく良くて
最新の機材や大会で使用される物がきちんと用意されててここに入学したいと思い入学した。
#急に入学しやがった
#話飛んだよ
#ついてきてね

実際にラテアートをするのと見るのとでは
全然違い、めちゃくちゃ難しかった。
なんなら、クラス40人いたが僕は1番下手なのでは?と思うくらいウンコだった。
こんなんで世界大会出るなんて言ってるから
もっと笑い者だ。僕は世界を見る前に自分のクラスと先輩達をごぼう抜きする事を考え毎日練習した。友達との遊びも全て断り女の子との遊びは頻度を下げた。
#少しくらいなら 。。。
#若いから仕方ない

寝てる時間以外はずっとラテアートの事しか
考えてないくらい本気だった。
とりあえずは学校で1番上手いくらいにはなれた。当然だ。誰よりも練習したし、誰よりもラテアートを楽しんでたからだ。
#センスはなかったと本気で思う
#とにかく気合と根性

そういえば
世界レベルの大会が大阪で行われると先生に教えてもらい当日18歳の僕はお金に余裕なかったから夜行バスで大阪に向かった。
#これくらいの年から行動力の鬼化する

そこで目にした選手全員本当にハンパなくて
驚いた。今後この人らをクオリティでタコ殴りしなきゃいけないのに返り討ちにあうのが目に見えたくらい僕とプロとでは差が凄かった。
#ボコボコにされた気分だった


それから帰って練習して数週間後に控える
初の僕の公式戦がある。
皆さんも一度は経験した事があると思うが
本番って練習の7割出せたら良い方っていうが
僕はその公式戦で1割も出せなかった。
本当に情けなかった。
緊張して手が震え、足が震え
本番ラテアートを描いた記憶がいまだにない。
気付いたら負けてて先生や友達に慰められてた。

世界に挑戦。本当に俺に出来るのか?

そんな時に会場である大物と出会う。
#続きは明日

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