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時間は誰にでも等しく流れる

大学の後輩が亡くなったことを知った。
「30過ぎると周りの人間の訃報に触れるようになる」みたいな話は聞くし、それを聞いた頃に20代だった自分は「ほーん」としか思いようがなかったけど(事故による突然死を除けば身近な訃報はほとんどなかった)、こうして実際30を超えて自分より年下が亡くなると、やり切れない思いになる。

故人とは生前連絡を取り合うほど親しくしていたわけではないが、大学でよく顔を合わせていたし、サークルで連絡係をやってくれていたので色々な窓口をやってくれていたと思う。

今年4月にやらかして酷い目に遭っていたツイートは見ていた。ひどすぎワロタで乗り越えられる話だろうか、あいつのメンタリティだと引きずるだろうな、元気にやってほしいな、と遠目に見ているだけだったのだが。

そもそもライフ(生きる力)があんまり多くない子だろうとは思っていた。だから今まで、本当に頑張って「繋いで」きていたんだろうなと思う。それをとうとう手放したのだろうと思った。今までよくがんばった、という言い方をすると「何様だよ」と全方位から怒られそうだけど、なんで死んじまったんだというよりは、本当に今までがんばってきたんだろうなという気持ちがする。

20歳そこそこの姿で記憶が止まっている知り合いが亡くなるのはつらい。お疲れ。大学ではいろいろ世話になったよ。ありがとう。


後輩の生前のnote
公開当時、普通に「へえ~そうなんだ!」と興味深く読んだ。よかったら読んでみてほしい。

合同誌(公募型)についてノウハウあれこれ
https://note.com/arikawakoba/n/nf0b88c6a3294


なんだか他人の死を利用してるみたいに見えるな。それでもいい。あいつの知見をせめて誰かに繋いでもらいたい。投稿日は去年の11月だ。歳を取ると時間の感覚がどんどんバグってくからさ、全然、ほんのちょっと前のこととしか思えないよ。この前の冬じゃん。

ああ。
悲しいな。

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