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7月2日:今できることは

おはようございます

暑い日が続きます。TVによると昨日僕の住んでいる町は32度まであがったそうです。
僕の今の仕事は屋外の建屋から建屋へフォークリフトで製品を運ぶというのがメインです。
暑い日差しの中運転するのですが、昨日は暑さで頭がクラクラしてしまいました。今日と明日はさらに気温が上がるのだとか。気をつけないといけませんね。

昨日の夜のこと。

子供のほんのちょっとした乱暴な言葉遣いを注意したところ、部屋に戻り布団の中で泣いてしまいました。

僕はいつもこうなんだ
本心じゃない心に浮かんだことをつぶやいてしまうんだ

そして

だから僕には友達がいないんだ

そういって嗚咽を漏らしていました
胸がギュッと閉まるような感じになり、僕はただ彼のそばに座り込んでいました。

彼には友達がいません。
誰一人同じ中学の人間がいない高校に行くようになり3か月。
やはりいまだに友達の話を聞きません。
毎日まっすぐ帰宅し、休日はずっと部屋にいます。

中学卒業まで友達ができなかった。
それでも保育園から一緒のメンツが何人かいるので、話はせずとも孤独は感じてなかったようだった。

親の痛恨のミスで、彼を全く知人のいない隣町の高校に入れてしまった。
中学担任の言われるがままに高校を決めてしまった。
それは親のミスであり罪だった。
僕も嫁もやはり友達がいなく、他の子がどこを受験するのかを知らなかったのだ。先生は担任する子供が受験失敗するのを恐れ、ランクの低い高校を進める。他の子は先生の言うことを鵜吞みにせず、塾や先輩学生の親の言うことを聞き生きたい高校を受けていた。
学校以外の情報を得ていなかった、交友関係のなかった親の責任だ
彼は毎日1時間かけ誰も知り合いのいない隣町の高校まで行き、誰とも話せずただ電車で往復しているのだ

だから僕には友達ができないんだ

昨日泣きながら彼が漏らした言葉が胸を締め付けます

発達障害については保育園のときにすでに専門機関に指摘され、小学校でも中学校でも普通学級ではなく特別支援学級に入るよう学校から打診された。
中一の夏は毎週教育委員会に通い相談をした。
最終的に本人の意思を尊重し、普通学級で義務教育を終えた。

友達は本当にできなかった。
中三の秋に2回だけ、部活の買出しで同級生と100円均一に出掛けた。
彼が学校以外で誰かと外出したのはその2回きりだ。
それなのに帰ってから大興奮で話をしてくれた。
100円均一に行っただけなのに。
一緒に行った男の子の財布がこうだった、バッグがこうだった、今度の休みに買い替えに行く!とはしゃいでいた。日付まで覚えています。2022年の11月です。よっしゃあ!ここからだ!きっとここから彼は友達と出かけたりするんだ!きっと楽しい毎日になるんだ!僕自身その夜は興奮し、涙まで流してしまいました

でももうそんな日は来なかった。
卒業までずっと〇〇君の靴はこうだったとか、100均で何を買ったとか話すことはあったけど、学校以外の時間に出かけることはなかった
卒業式の後のフリータイムは独りぼっちだった

そんな彼を一人も知り合いのいない環境に入れてしまった
もしかしたら心機一転、切り開いてくれるかもなんて都合の良い期待もした。愚かだった。僕の罪だ。彼はまた今年も家の中で40日間の夏休みを過ごすのだろう。地元で他の高校に行った同級生に顔を合せたくなく、家を出ないのだろう。これまでの土日がそうだった。

悔んでいます。悔しい。毎日苦しいです。

子供は健康だし、きちんと学校に行っている。家では笑うし、まじめです。
それだけで親としては有り難いことです。それはわかっています。

しかし子供への不安や心配は尽きぬもの。
それは親の欲望なのかも知れませんが。

昨日布団の中で泣いていた彼は、まるで小学生のようでした。
普段感情を押し殺していたのかも知れない。
感情をあらわにした彼の様子は、想定よりずっと幼く、保育園の頃発達障害の支援センターで先生に説明してもらった他の子との成長の乖離グラフを思い出しました。

彼を今の高校に行かせなかったら もしかしたら友達ができていたんじゃないだろうか
彼を普通学級に行かせず支援学級に入れていたら、もしかしたら少しでも感情が同年代に近づいていたんじゃないだろうか

思いたくないこと
思っても仕方ないこと

昨日は久しぶりに抑えきれず悲しみがあふれ出て寝付けませんでした。

これ自体が親のエゴなんでしょうね。
親が子供を勝手に不幸な環境と思っているだけなのかも。
本人は毎日動画見て笑っているし、それはただの個性なのかも。

でも考えてしまいます。
あのとき判断を誤っていなかったら・・・

夏が来ます。
とりあえず夏休みは夏季講習に行かせることにします。
それで少なくとも家に閉じこもりっきりになることはない。

それから
僕は今日、仕事の終わりに会社のフットサルの集まりに行ってきます。
サッカーはおろか運動自体まるでダメだし、その集まりに話せる人は一人しかいない。でも、行ってきます。僕自身も社交性を身につけなきゃダメだ。
怖いけど、行ってきます。

もう高校受験まで戻れない。特別支援学級に入れない決断をした13歳の夏までも戻れない。
でもだからといって今できることはきっとまだあるはずです。
昨日は会社終わりにしまむらに寄りジャージ上下を買ってきました。
フットサルかあ・・・ああ、運動神経の悪いオッサンが恥かくんだろうなあ
でも父ちゃんがんばってくるよ

現在7月3日の5:45
さあ今日も子供の弁当作って会社行ってきますね
いやいや本当に暑くなるぞ今日は💦

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