渋の街に咲く、海鮮コスパ担当大臣系酒場 魚蔵居@渋谷
先日のとあるレコーディング現場
帰り際、いつものアレが始まる。
現場に最後まで残ったメンバーはもうすぐ10年の付き合いになる音楽プロデューサーのヤマモトショウさんと、
高校からの友達で今は仕事仲間でもあるレコーディングエンジニアのコレナガタクロウ氏。
いわばいつメンである(ねぇ、これ死語?ねぇ、死語なの?気になって夜も眠れません。ふと目を覚ましたら朝になってます。)
音楽関係者は分かると思う。レコーディングが順調に終わり、そろそろスタジオを出る段となると、みな一斉にソワソワしだすのだ。
そう、誰が飲みの口火を切るかを探っているのである。
次第に、会話の中に「なんとも言えない間」が生まれ始める。
ヤ「お、こんな時間か…」
コ「そうっすねー」
森「お、そろそろですか。さて、と…(チラ)」
場に緊張が走る。誰が言いだすんだ?
いや、そもそもみんな予定があるのかもしれない。ここで提案しても振られるかもしれない。そんな考えが3人に、いや少なくとも僕の脳裏をよぎる。あれ、誰も言わないぞ。もしかして直帰案件?
その時、神の一声が現場に響き渡る。
ヤ「じゃあ、軽くメシでもいきまs」
森「そっすね!」
オグシオもびっくりの反応速度でレスポンスを放つ。このスピード感で日々のタスクもこなしていきたかった2019、晩秋。
この「メシ」っていう言い方もポイントなんだよね。なんでだろ。
「飲み行きますか」ではないんだよ。あくまで「メシ」。この細やかな含み感に日本人のワビサビってものを感じるよね。感じないわ。
タクシーで渋谷へと向かいます。
居酒屋を探すときはいつだって
「肉系にする?魚系にする?それとも…ア・チ・シ?」
という新婚夫婦びっくりのホットな定型文から始めるのは今更言うまでもないことだが、なんとなく魚の気分だということで。
渋谷駅近くで魚を食べたい時にまいど選択肢上位に入ってくる「魚蔵居」さんをチョイス。
盛況!金曜日だけどギリギリ入れました。
まずはビールと適当におつまみを頼む。
えんがわポン酢 もろキュウリ たこわさ
えんがわはあると頼んじゃう一品。
アブラアブラしいジューシーな食感とそれをさっぱりさせてくれるポン酢の爽やかさ、このマリアージュは往年の林家ペーパー子を思い出させると書こうとしたらそれはどっちもコッテリだわ。
たこわさは大根おろしと和えたもの。こういうちょっとしたこだわりアレンジが嬉しい。
二杯目はデュワーズハイボール。この氷彩のグラスでくると酒場に来た感増すよね!
メニューはこんな感じ。豊富にあるのにかなりリーズナブル!いや、画像遠!!!しっかりしろ。
やっぱりブリが美味い。アブラのノリ加減が寒い季節の到来を感じさせてくれます。
ここでみなさんお待ちかね!
メニューから栗焼酎ダバダを見つけたダバダ・タクロウの登場です!
「いや、やっぱ!ダバダっしょ!!やっぱダバダっしょ!!!ダバダ〜!!!違いのわかる男!!!!栗は嫌いだけど。」
13年前と何も変わってません。そろそろ大人になろうな、お互い。(誓)
店内はとっても賑やかで、広くはないですが、活気に満ち満ちている。
その雰囲気に押され、我々の議論も(ターミネーター2)深まり、やはり気の置けない仲間と盃を交わす時間は幸せやな、と心から感じた次第でございます。
魚酒場はどうしてもちょい高いイメージがあるけど、この「魚蔵居」は本当にリーズナブルに満足なクオリティの肴をいただける渋谷のOASIS。
今回はいただきませんでしたが日本酒も豊富。熱燗もGOODですね。
魚が美味しくなるこれからの季節、ぜひ一度訪れてみては。
魚蔵居
03-3464-5832
東京都渋谷区道玄坂2-8-9 市橋ビル 2F
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13014449/
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